2019/4/13 SKINCARE

顔も体も！全身洗える「固形石鹸」がバズりぎみ！

昭和っぽいイメージの「赤箱」がSNSでバズり、パーツ別の進化系も続々と登場するなど最近、固形石鹸の人気が再燃しています。毎日使うものだから、洗い心地だけでなく後肌の感触や香りにもこだわって選びたいもの。美容のプロに愛用する石鹸を教えてもらいました。

＃赤箱女子は石鹸で顔も体もおっさん洗い

カウブランド赤箱を洗顔に使う女性が増えだしたのが5年ほど前。洗顔専用石鹸ではないものの、しっとり洗いあがると敏感肌や乾燥肌の人に口コミで広がり、2014年度からの4年間で年間出荷個数が約1,400万個から2,100万個へ、1.5倍に。

上から、さわやかなジャスミン調の香り。カウブランド青箱85g ￥80、スクワラン配合で洗顔にも。やさしいローズ調の香り。カウブランド赤箱100g ￥100（ともに牛乳石鹼共進社）

ロングセラー石鹸が若いコにリバイバル人気

お母さんやおばあちゃんが昔使っていたという人も多い資生堂ホネケーキ。SNSで「宝石みたい！」「レトロで可愛い」と話題です。気になる名前の由来は、石鹸の成分である蜂蜜（honey＝ホネ）で「ホネケーキ」だそう。

フゼアと呼ばれる上品で落ち着いた香りは3品共通。左から、マイルドな使い心地の「エメラルド」100g ￥500、一番さっぱりした使い心地の「ルビーレッド」100g ￥400、普通肌〜乾性肌の方はしっとりとみずみずしいホネケーキ「クリスタルパープル」110g ￥700（すべて資生堂）

顔の汚れをよく落とすには泡でなくぬるぬるで

①ぬるま湯で手を濡らし、両手で石鹸を包み込むように手の中で何度もこすり、ぬるぬるとした石鹸成分が出てきたら石鹸を置きます。

②毛穴の黒ずみや皮膚上に残った化粧品などをしっかりと洗い流したい場合は、泡ではなくぬるぬるとした石鹸成分そのものでマッサージ。

③１の手順で出した石鹸成分を、ぬるま湯で少し濡らしたネットで泡立てます。ネットに直接石鹸をこすりつけると減りが早くなってしまいます。

「固形石鹸は肌にやさしい」と見直されている理由

最近固形石鹸がブームなのは自然志向の方が増え、液体の洗浄剤に比べてお肌にやさしい植物性油脂などで作られた石鹸が選ばれているからでしょう。基本的に洗顔は泡ではなく、ぬるぬるとした石鹸成分で洗うものです。よく「泡でやさしく洗わないと肌を傷つける」と言いますが、クリームでは肌は傷つきませんよね？　泡は石鹸の特性上たまたま出るもので、石鹸成分をマッサージをするようにお肌によく馴染ませてこそ、しっかりと油脂汚れを落とすことができるのです。