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エイジングケアに一刻の猶予もない美ST世代だからこそ自分の肌により効くコスメを選び取りたいもの。コスメ選びの1stステップは美容成分を知ること!長年用いられている王道成分から、先端研究で生まれた新成分まで今、知っておきたい成分を徹底解説します。
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浸透、保水、定着力も向上。肌の各層にくまなく作用
体内にもともと存在する保水成分で約50%が肌に集結。分子のナノ化、3D構造化などの進化を経て浸透率が向上した次世代ヒアルロン酸が続々登場。分子の大きさ調整や定着性の向上など、技術進化も相まって美肌の根幹成分として進化を遂げている。
		1.分子を小さくしたヒアルロン酸を夜に浸透させ、朝に元の大きさに戻す驚きの技術。ビオパフォーマンス スキンフィラー 朝・夜用美容液各30ml¥ 35,200(SHISEIDO)2.分子量の異なる5種ヒアルロン酸「5H.A.コンプレックス」配合。リプラスティ プロフィラー コンセントレイト 50ml¥ 60,500(ヘレナ ルビンスタイン)3.表皮内で通常の3倍の寿命を維持する高分子ヒアルロン酸、肌深部まで浸透する中分子ヒアルロン酸の2種を融合。カプチュール トータル ヒアルショット 15ml¥ 12,980(パルファン・クリスチャン・ディオール)
		図のようにアプローチ箇所が異なる。もともと分子量が大きいのでいかに浸透させるかが開発の鍵になる。※イメージ図
人肌との親和性も高い潤い膜で肌をガード
人工臓器の表面処理剤として開発された生体適合性の高いポリマー素材。抜群な保湿力を持ち、肌に潤い膜を作って表皮からの水分蒸散を抑えるほか、外的ストレスから皮膚を保護する効果も。肌への浸透もよく効果が長時間持続する。
		1:角層の表層部分に潤いを閉じ込めて肌水分の蒸散を抑制。CHエッセンスMDa[医薬部外品]35ml¥15,950(シーボン)2:ホスホリルオリゴ糖Caとリピジュア®が水分を蓄えて逃がしにくい肌に。アルティモイストローション 120ml¥4,290(エトヴォス)3:美白有効成分や高保湿フィット成分が肌の潤い環境を整えて紫外線ダメージを溜めずに肌の再生を促進。アクアレーベルシミ対策美容液[医薬部外品] 45ml¥2,310〈編集部調べ〉(資生堂)
		保湿しながらガードするのがリピジュア®の特徴。肌表面にポリマー膜を作ることで乾燥や紫外線、外的刺激などのストレスから肌を守る。
どんな肌とも相性がいい。肌力をボトムアップする極小サイズたんぱく質
複数のアミノ酸が結合した化合成分でコラーゲンやエラスチンの生成をサポート。働きや効果の違うペプチドを組み合わせることで保湿効果から抗酸化・抗糖化作用、肌の修復・再生までさまざまな効果を発揮。エイジング悩みへのマルチな対応が期待される成分。
		1:表皮から基底層までのコラーゲン生成を助ける厳選4種ペプチドを配合。メディプローラー ラディアンスリフトローション 120ml¥11,000(メディオン・リサーチ・ラボラトリーズ)2:高速でハリを生み出す設計の高機能ペプチド「OSK9」配合。アンフィネス アップサージ ソリューション BN 40ml¥11,000(アルビオン)3:低分子9種のペプチドが肌の潤いや弾力をサポート。プロティニ ポリペプチド クリーム 50ml¥9,570(ドランク エレファント)
		タンパク質が分解されてアミノ酸に至る途中過程がペプチド。タンパク質より分子が小さいため吸収されやすく結合次第で種類や働きも多様。
私たちが化粧品の成分を意識したのは「美白」コスメから。1988年医薬部外品(以下同)承認のコウジ酸、1989年承認のアルブチン、2002年承認のトラネキサム酸、2003年承認の4MSK(資生堂)などが周知の成分となりました。1995年には「フォースC」(ヘレナルビンスタイン)登場でピュアビタミンCブームが起こり、2 001年に「オバジC」(ロート製薬)も発売され、ビタミンC誘導体も含め、マルチ成分として今も人気が継続しています。
2017年にはシワ改善ムーブメントが起きました。契機は2016年承認のポーラの独自成分ニールワン、2017年承認の資生堂の純粋レチノール、そしてブレイクしたのがナイアシンアミドです。1990年代後半に〈肌あれ、あれ症〉の承認、2007年に〈美白有効成分〉、2017年〈しわを改善する〉効能効果の承認を得て、多くの製品にひっぱりだこ。また、レチノールはシワ改善から顔全体のターンオーバーを促す成分としても普及、その流れでピーリングが一般化し、美容医療だけでなく「酸」を配合したコスメでホームケアが盛んに。AHA、BHAなどに加え、肌に優しく抗酸化効果があるPHAも2023年に登場しました。
新成分だけでなく、秀でた既存成分は今も進化が継続中。例えばヒアルロン酸は1934年に発見された成分ですが、いかに肌の中に浸透させ長く留まらせるかを各メーカーが研究し続け、さまざまな新世代ヒアルロン酸が誕生しています。そしてコロナ生活を経て必要性が高まったのは、肌荒れや敏感肌をケアする成分。前述のナイアシンアミド、2019年「ジェニフィックアドバンスト N」(ランコム)から広まった〈皮膚常在菌〉プレ/プロバイオティクス、韓国コスメ発・ツボクサ由来のCICA(シカ)、ヘパリン類似物質、カンゾウ由来のグリチルリチン酸ジカリウムとグリチルレチン酸ステアリルに注目が集まっています。
2024年『美ST』4月号掲載
撮影/河野 望 取材/森島千鶴子 イラスト/まるはま 編集/石原晶子
						
					
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2025年11月16日(日)23:59まで
					
				
2024年11月16日(土)23:59まで
					
				
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