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実は数年前にエランセは上陸したにもかかわらず、その特性が伝わらずお蔵入り状態に。その理由は「ボリューマライジングにおいてはヒアルロン酸より長持ちするけど溶かせない」とそこばかりが強調されたから。今回は組織反応の強さを利用した、コラーゲン増生力に注目。
リム やっと日本でもスタートしましたね。ヒアルロン酸を入れすぎてパンパンな不自然な顔が日本はあまりに目立ちますが、コラーゲンブースター治療がメジャーになれば改善されるかもしれません。
橋本 ヒアルロン酸との一番の違いは注入後に肌の質感、ハリ感などが確実に変化していく点。また直後からギュッと締まる印象も受けます。コラーゲン注射は壁に塗装工事をしているイメージ、ヒアルロン酸は気を付けないと顔が大きくなる、しかしながらエランセは極めてナチュラルに全体的に若返ります。そのナチュラルな変化は韓国で「ウェディングインジェクション」と呼ばれていますが納得です。
リム 世界的にコラーゲンブースター治療は定着しました。人気の理由は「やった感」がない点ですね。
対談したのは……
\パンにバターを塗るようなスプレッド注入で散らします/
CLIQUE クリニック リム・ティソン院長
現在アジアを代表する若手No.1。東北大学医学部卒業で日本語も堪能。マレーシアでの診療の他、世界中から引く手あまたのスーパードクター。
「ヒアルロン酸注射では、コラーゲンを増やすことも肌を活性化することも難しいです。エランセは、吸収性縫合糸PCL(ポリカプロラクトン)が主成分。コラーゲン産生の促進、肌の引き締まり感、ハリ、艶が直後から期待できます。また徐々にコラーゲンがより産生されるため美肌効果も◎。」
\日本は医師の技術力がこれからの課題なんです/
スキンリファイン クリニック広尾 橋本 聡先生
マシン、注入、オペと何でもこなす美ST誌上初のマルチプレーヤー橋本先生。
「額のシワ、細かい笑いジワ、萎み顔、首、手の甲などが、エランセのコラーゲンブースター効果により簡単に改善できるようになりました。額にボトックスを打つと、どうもうっとうしい、なんてお悩みもなくなるでしょう。自分のコラーゲンでアンチエイジングできる時代の到来!エランセによって美容医療業界に新たな流れができるでしょう。今年は改革の年になりそうですね」
リガメントの補強をしながら持続的なコラーゲン増生の刺激を狙い、エランセを広範囲に少量ずつ注入します。長期的な皮膚の質感の向上、ハリ感、リフトアップ感が期待できるエランセの注入技術は正直、ヒアルロン酸よりも技術力が必要です。弛みにマストなアリアナ・リフト的注入ポイントやこめかみリフトもエランセで。
コラーゲンブースターによる美肌効果って一体何?にお答えします。「ヒアルロン酸を入れても肌質は変化なしですが、エランセはマッサージピールをやった直後のようなピカピカな肌になります。大抵のマシンよりも、再生医療よりも、コラーゲンブースト効果は勝っていますよ」(橋本先生)
体験した西田さんのアフター写真、直後なのにキュッと顔が締まりリフトアップ!ここから更にコラーゲンブースト効果によって、肌は艶々になりハリ感もアップします。ヒアルロン酸による違和感半端ない顔が、最近多く見られますが、エランセならフレッシュなナチュラルルッキングフェイスに。
若々しい皮膚に絶対的に必要不可欠なことは、ハリ感と艶感。つまりいくらヒアルロン酸でボリュームを足しても皮膚がヨレヨレだったら若々しさとは程遠く、違和感すら感じます。コラーゲンブースト治療は肌そのものを若返らせハリを与えてくれます。注入量を増やせばもちろん、ボリュームも出せますが、美ST読者には自己コラーゲンを増やせる最善の治療であることに注目してほしいです。年齢判別バロメーターの首や手の甲だってお任せですよ。今までは「創傷治癒効果によりレーザーでコラーゲンを増やす」なんて治療が浸透していたかと思いますが、エランセのコラーゲンブースト効果はもっともっと手応えを感じるはず。再生医療、PRP、いろいろ試したけれどイマイチだった、そんな方にこそお勧めします。
2018年『美ST』7月号掲載
撮影/清水ちえみ
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2024年12月16日(月)23:59まで
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