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抗酸化、抗糖化だけじゃない。最新の美容キーワードは「抗炎症」。加齢とともに私たちの肌や体のあちこちで微細な炎症が起きてきます。きっちりスキンケアしているのにどうも効果が出ない、そんなあなたは「隠れ炎症」かも。
そもそも炎症とは刺激から身を守るための防御反応。虫に刺されると腫れるように、PM2・5や花粉など肌刺激への防御反応がずっと続くと赤みや色ムラといった不調に。炎症が繰り返されると老化を早めます。
一見、血色がいい肌にも見えますが、頰の下部に毛細血管が浮きでたような赤みが。
40代になって肌乾燥からキメの乱れが。夏場にかけては毛穴開きとなって現れます。
目の下あたりがくすみがち。ストレスや寝不足のとき、生理のときなどに出やすい。
忙しくなるとストレスのせいか、スキンケアが雑になるせいか、色ムラが出やすい肌質。
炎症は肌だけではなく体のあちこちで起きています。炎症を引き起こすのは免疫細胞。細菌など外敵と戦うために免疫細胞が反応します。微細な刺激が起こり免疫細胞がつねに戦っていると炎症が続き、これが老化やトラブルを引き起こします。
肌の場合はPM2・5などの大気汚染や紫外線、乾燥、花粉などが刺激となり、免疫細胞が反応。戦う仲間をたくさん集めるために合図を出します。
免疫細胞には合図を認識する手のような物があります。その一つ「LFA–1」は老化因子。合図と結合すると炎症がさらに強くなり、老化が進行。
肌を外的刺激から守るにはバリア機能を強化することも対策の一つ。そして、慢性的な炎症を体の中から改善するには加齢とともに増える「LFA-1」を抑えこむことが大事。これにはアミノ酸から合成されるポリアミンが有効です。
ポリアミンはもともと体の細胞の中で合成される成分。でも、年齢とともに合成機能が低下するので食べ物などで外から積極的に取り込んで。
外から取ったポリアミンはすぐに吸収されます。ポリアミンを多く含んだ白血球からは炎症を悪化させるLFA–1が減少することがわかっています
お話を伺ったのは……
津田クリニック副院長 津田攝子先生
皮膚科専門医。臨床スキンケア開発医。臨床経験と皮膚科学の知識を生かした治療やアドバイスには定評あり。
自治医科大学附属さいたま医療センター 循環器病臨床医学研究所教授 早田邦康先生
医学博士。専門分野は消化器一般外科、侵襲と免疫やがん免疫など。ポリアミンに関する研究論文多数。
撮影/小林愛香(人物) ヘア・メーク/Sai イラスト/まるはま 取材/竹下順子、菊池真理子
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2024年12月16日(月)23:59まで
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで