SKINCARE

顔だけ白くするなかれ。コレが正しいBODY美白

顔の美白は1年中できている美ST世代。けれど、顔と同様紫外線を1年中浴びているボディのケアがおろそかな人、とっても多いんです。ボディは顔よりもターンオーバーが遅いので、しっかりケアしてあげないと顔だけ浮いちゃいますよ。

 

 

 

美白のキーポイントは、「刺激しないターンオーバーの促進」。顔と体では、部位により差はありますが、ターンオーバーの速度は体のほうが遅い傾向にあります。体のほうが、角質層が厚いことと、血行が悪いためです。ターンオーバーを促進するには、①紫外線を受けて厚くなった角質をマイルドにケアすること②十分な水分保湿③血行促進④代謝アップと抗酸化の4つ。①と②は外からのスキンケア、③と④は食事、睡眠、運動やサプリメント摂取などのインナーケアを重視して。

 

お話を伺ったのは……青山研美会クリニック院長 阿部圭子先生
美容皮膚科医。幅広い知識を持ち、あらゆるお肌の悩みや疑問に答えてくれる名医。先生ご自身が美しいので納得の説得力。

 

 

 

1.首・デコルテ・手の甲・足の甲は意外とデリケート。顔と同じ美白を

 

<首>

 

首まわりはデリケートな部分。年齢が出やすいので、日頃からのお手入れが必要です。顔の延長と考えて、同様のスキンケアをしっかりしましょう。保湿をたっぷりして、美白剤もマイルドなものを選びましょう。

 

首は顔の延長と考えてスキンケアを。リンパを流すようにすると代謝アップにもなるので美白への近道に。

 

 

 


 

 

<デコルテ>

 

デコルテも顔や首と同様デリケートなパーツ。そして顔のレフ板ともいわれている部分なので、顔と同様に美白は積極的に。角質ケアはマイルドにして、保湿をしっかり。美白剤も刺激の少ないものを選んで。

 

デコルテはしっかり保湿をして、透明感が出るように。油分というよりは、水分を与える保湿が重要。

 

 

 


 

 

<手>

 

手の甲は、年齢が顕著に表れる場所。それは、外からの刺激をとても受けやすく、血行や代謝不良が皮膚に影響しやすい部位だから。人の目につきやすい場所でもあるので、顔と同様にマイルドなケア、保湿、美白剤が必要です。

 

手には尿素を配合したクリームやローションを。尿素は角質柔軟成分で硬くなった皮膚を滑らかにします。 

 

 

 


 

 

<足>

 

足の甲も手の甲同様、慢性の刺激を受けやすい部分。しかも色素沈着が真皮にまで及びやすいからサンダル焼けのケアは必須。血行不良、代謝不良が肌に出やすく、ターンオーバーも遅れがち。刺激を避け、代謝UPに努めましょう。

 

 足にも尿素配合の角質柔軟剤を。血行不良がターンオーバーを遅らせるので先端までマッサージしながら。

 

手足の皮膚は薄いのに代謝が悪い。寝る前にラップを巻いて、塗ったものの吸収を高めるひと手間がおすすめ。

 

 

 

 

 

2.肩・腕は、マイルドなピーリングで遅い肌代謝を促進

 

<肩>

 

肩は、顔に比べると角質層が厚い部分で、ターンオーバーも遅い傾向に。強くこすらない角質ケアをしましょう。その後保湿、美白を。化粧品の吸収率も顔に比べると低いので、角質ケアと共にインナーケアも必要です。

 

出した途端に焼けやすい肩。顔にも使えるピーリング剤を使ってこすらないよう優しく角質ケアをし、その後、しっかりと保湿しましょう。

 

 

 


 

 

<腕>

 

腕の外側は、日焼けしやすい部分。顔に比べると、角質層や表皮は厚いので、少し積極的な角質ケアをするとよいです。ただし強くこする刺激はNG。角質ケアをした後は十分な保湿をすること。美白剤も必要です。 

 

夏の間、ほとんど日光に晒されているのが腕。くすみも出やすいので、十分な角質ケアを。ただし強くこすらないこと。保湿も完璧に。

 

 

 

撮影/岡本卓大、清水ちえみ ヘア・メーク/伊藤佳奈(Bliss) 取材/小島千恵子

 

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