【還暦ビキニ】藤あや子さん(60歳)|お風呂で孫にお腹をつままれてから体作りに目覚めました

演歌歌手の藤あや子さんが発売した写真集「FUJI AYAKO」がすごい! 10年前に声をキープするために始めた毎日のボディメークルーティーンで作り上げた還暦ボディは、女性らしいけれど引き締まった筋肉のラインがため息ものの美しさ。写真集を出すきっかけと年齢を超越した体づくりの秘訣を教えていただきました。
藤あや子さん(60歳)歌手

もともとエッセイのつもりが…… 「ここまでやっちゃったか」と思うほどの写真集ができました

もともとデビュー35周年の記念のフォトエッセイのお話を戴いて、カメラマンの浅井佳代子さんに撮っていただいた写真があまりにも美しくて、写真集になっちゃいました。
まさか還暦でビキニを着るなんて思っていなかったから、正直驚きましたね。でもこんなご縁もなかなかないので、えぃっと飛び込んでみました。もともと10年ほど前から歌手としての声をキープするために体幹トレーニングを始めていたのですが、仕上がった写真を見て自分の背中の筋肉に「えー私こんなに背中に筋肉ついているの!」と驚きました。
自分では見えなかった背中にびっくり!

毎日のトレーニングのおかげで現在のウエストサイズも年齢と同じ数字に

50歳になったときに、素敵な自分でいたいなと思ってヨガに通いはじめました。2年後にキックボクシングもスタート。ただ、なかなかお腹周りのお肉は落ちなくって。

20歳で娘が生まれて、ちゃんと育てなきゃ、お父さん役もしなきゃと厳しく育てたのですが、今年13歳になる孫はただただ可愛い存在で、いいいなりです(笑)。そんな孫がまだ小さい時に一緒にお風呂に入った時、「何これ?」と下腹をつかまれ大ショック。思えば、体型管理をちゃんとしないと、と思ったのはそのことがきっかけでした。

ジェニファー・ロペスさんの体型ってカッコいいですよね。彼女のボディケア方法を調べると「お酒はNG」と書いてあって。大好きなお酒はやめられない!と思っていましたが、3年前にお酒をやめたら、やっぱり見違えるほどボディラインに違いが出ました。今は週に4回オンラインでヨガを。キックボクシングにも通っています。おかげでウエストサイズは年齢と一緒の60㎝をキープしています。

毎日60回の斜め腕立て伏せと100回のシャドウボクシングが日課なのですが、毎日のトレーニングは時間をかけて少しずつ増やしてきたのでそんなに負担感が無いんですよ。年齢による縛りやメンタルブロックを外して、やり始めちゃえばいくつになっても絶対変われます。まだまだやれます。毎日のルーティンは決まっているので、ちゃちゃっとすませてのんびりしたり、楽しんでトレーニングしています。

最初は驚いていた夫でしたが「艶カッコいい」と言ってくれました

夫に見せるのが、やっぱり一番ドキドキしましたね。最初は「え⁉︎ 写真集!」と驚いていましたが、出来上がった写真集を見てしばらく考えた後、「この写真集は艶カッコいいってキャッチフレーズはどう?」と。どうやら気に入ってくれたようで、嬉しかったです。親友の坂本冬美ちゃんも「めちゃキレイ!」と言ってくれてすごく自信になりましたね。

夫婦円満の秘訣は「言葉にすること」「自分から聞くこと」

コロナ禍で夫との時間も増えましたね。夫ともそうですが、私がコミュニケーションをとる際に心がけているのは自分の気持ちや考えていることをなんでも言葉にすること。ちゃんと話すことです。夫にイライラしているとき、「言われなくても察してよ!」とは思いますが、やっぱり難しいんです。だから、お腹のなかに溜め込まないで、全部言葉にして伝えるようにしています。ご飯作っても夫がムスッと無言で食べていたら、側にいって「美味しかった?」と可愛く聞けばいいんです。最近は夫の趣味のお笑い番組を一緒に見たり、2人の共通の趣味を増やすようにもしています。

11年前の病気がきっかけで造顔マッサージが習慣に

11年前に突発性難聴を患った際に、表情筋を上手く動かせなくなってしまったんです。その際に造顔マッサージで有名な田中宥久子先生のお弟子さんがやられているフェイシャルマッサージのB・STUDIOでのマッサージに救われて。それ以来、サロンに長く通っています。そこでマッサージ方法を習って、欠かさず自宅でも蒸しタオルをした後、マッサージクリームで顔や首、デコルテもしっかり流すのを習慣にしています。顔ってね、すごく凝っていて、固いんです。表情筋のコリが溜まる前に圧をかけて流すことが大事なんですよね。固いおもちを柔らかくするように。フェイスラインのたるみや首周りのもたつきにもすごく効果がありますよ。ボディはお風呂で塩もみとかっさもしています。

朝のヨーグルトは孫が驚くほどスーパーフードの詰め合わせ

私、食事にはこだわりがあるんです。朝、起きたらプロテインとアミノ酸をぬるま湯で溶いたものをヨガの前に。その後は、自分で20年育てているカスピ海ヨーグルトにマカパウダーやインカベリー、ブラジルナッツ、インカナッツ、ピーカンナッツ、アサイーパウダーなど20種類くらいの山盛りのスーパーフードを入れて食べます。すごい色なので孫にはうわっと言われてしまうほどだけど、意外と美味しいの。あきたこまちなどお米もしっかり食べますが、胚芽米にするようにしています。

人に甘えられる性格のおかげで更年期は“なかった”と思えるほど

歌手仲間と更年期の話はよくするのですが、ありがたいことに更年期らしい更年期は感じずに済んでいます。不調を感じたら我慢せず自分を甘やかしたのが良かったのかな。辛いと思ったら言葉にして発信するって大事だと思うんです。「ごめん今日は1時間だけ休ませて」とかまわりの人に上手に甘えていました。夫にも「辛いから家事お願いできる?」とか。不安定な時期は小さな不調のときに休んで、大事になる前にケアするのが重要なのかなと。日本人は我慢しすぎなんですよ。緩める部分を持つことも大事ですよね。そして完璧主義を手放して、いい加減で過ごすことを大切にしています。飴と鞭、均等ではなく飴の中にちょーっと鞭があるくらいでいいのかなと思っています。

コロナ禍になって気がつきました。 「自分らしさ」って家の中で発見できるものなんです

デビュー以来、ずーっとコンサートのために新幹線で長時間移動して、リハーサルしてレッスンしてとあまり自宅にいない生活を30年以上続けてきました。コロナ禍のステイホームがきっかけで、家でも意外に楽しめることに気が付きました。絵を描いたり、オンラインのトレーニングやギターのレッスンを始めてみると、できなかったことが少しずつできていく学びの喜びも感じられるように。今まで外にばかり目が向いていたのですが、はじめて私ってどんな人間なんだろうと自分を見つめるきっかけになったと思っています。また、保護猫のマルちゃんオレオちゃんとの生活をSNSで発信したり、バラエティで自分らしく振舞うようになって、演歌歌手・藤あや子ではなく、人間・藤あや子を見て下さる方も増えたような気がします。
この写真集は、ぜひ女性に見て欲しいなと思って作りました。還暦の記念というよりは、年齢を気にせずいろんなことにトライしてみて! という女性へのエールを送るつもりで作りました。まだまだ私たち、やること・やれることいっぱいありますよね。ぜひお手に取って楽しんでいただけたら嬉しいです。

藤あや子写真集『FUJI AYAKO』(講談社・4月15日発売) 撮影/浅井佳代子

藤あや子さん
秋田県仙北郡角館生まれ。民謡歌手を経て1987年演歌歌手デビュー1992年「こころ酒」が大ヒットしNHK紅白歌合戦にも多数出演する日本を代表する演歌歌手に。近年はロック歌手とのコラボやギターのレッスンも。さらに無類の猫好きとして知られ、2匹の保護猫マルとオレオとのYouTubeチャンネル「マルオレチャンネル」やInstagramも好評。

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取材/佐藤理保子 編集/長谷川 智