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MEGUMIさん「20代後半で付けられたあだ名にショックを受けて…」

ドラマや映画でのたしかな演技力、バラエティー番組でのキレ味抜群なコメントや振り切った存在感、そして何より、お見かけするたびに「あれ?こんなにキレイな人だっけ?」と二度見してしまうのが今回登場してくださったMEGUMIさん。9月で41歳になる彼女。美容マニアとして、自分で調べて試した様々な美容情報を惜しげもなくシェアしてくれる懐の深さも同性人気が急上昇している要因のひとつ。今回はそんな“メンタルハンサム”な美容伝道師・MEGUMIさんに、ハマっている最新美容法や家族のお話、自分軸で生きる大切さ、そして美ST世代、日本女性へのアツい想いについて伺いました。

第1回はMEGUMI流・美容道についてです。

20代後半「ほうれい」と呼ばれて。一足先に老けたのがショックで美容道を模索

最近は美容のお話でいろんな媒体に呼んでいただいて嬉しい限りです。自分で言うのもなんですが、10年以上の気合いと継続力の賜物でしょうか(笑)。美容に開眼したのは20代後半。気づくと肌はごわごわ、クッキリほうれい線ができていて、どうやら私の知らないところでスタッフに「ほうれい」というあだ名までつけられていたんです!テレビに出ると「老けた」「劣化した」なんて書かれているのも目にしました。まわりのコより一足先に老けたのがすごくショックで悲しくて、ありとあらゆる美容情報をネットで探し、化粧品に詳しい美容家さんやヘアメークさん、化粧品を作っている人などに聞きまくり、いいと言われるものは全部試してきました。お肌どん底状態から始めたので、やめるなんて選択肢はありませんでしたね。やり始めたら手をかけた分、肌は必ず変わってくれるので、どんどん楽しくなりました。

やってみていいと思うものだけを発信。自分自身がエビデンスです

十数年模索し続けてきた中で、一番のオススメは朝晩5分ずつ顔に貼りつけるシートパック。毎日2枚消費するので高価なものじゃなくて、ドラッグストアで売っているプチプラなものです。実感としては一番効果がありましたね。8~9年ぐらいで、ほうれい線がだんだん薄くなってきて「あ、ほんとに消えるんだ!」って感動しました。

この習慣は10年以上、毎日欠かしたことはありません。私自身が身をもって証明しているので、自信を持ってお勧めします!自分自身がエビデンスです(笑)。自分がいいと思ったものは秘密にはしたくないタチなんです。美容は個人差があるので合う合わないは人によって違うと思いますが、自分がいいと思ったものは多くの人と共有したいし、私の情報が少しでも誰かのキレイスイッチを押せたらいいなといつも思っています。これからも、努力も情報もケチらずに(笑)、たくさん試して検証して生き残ったものは公開していきたいです。

いま力を入れているのがインナービューティ。食べる前には大根おろし!酵素の力で消化が“新幹線”並みに

最近は外側からの美容はもちろん、内側から整えていくインナービューティに注目しています。まずはネロリハーブのオリジナルハーブティー。カウンセリングで自分に合ったハーブを調合して、オリジナルを作っていただいています。デトックス効果があるので、肌も体も調子がいい。調子がいいと、やっぱり表情も明るくなるし気分も上がります。

MEGUMIさんオリジナルブレンドのハーブティー。カウンセリングをもとに30種類以上のハーブを調合して作られるオリジナルティー(現在カウンセリングの新規受付は紹介制のみ)。既存の「ウーマンズブレンド」「インナービューティーブレンド」も人気。¥1,430~(ネロリハーブ)

ビジュアルも効果もインパクト大。ヤシ殻活性炭と伊那赤松炭のWパワーで腸内環境を整えてくれます。¥7,020(エステプロ・ラボ)

食事前の酵素も欠かせません。酵素はやはりサプリや飲料よりも生の野菜から摂るのがベスト。私は大根おろしを強く推しています。酵素に関しては酵素学の本も読んで本格的に勉強しました。それによると…最初にお肉を食べると、鈍行列車に乗ったようなスピードで消化器官に運ばれる。でも最初に酵素を摂取しておくと新幹線レベル(!)でスピーディに運ばれるらしいんです。それを読んでからは可能な限り大根おろしを食べてから食事に入るようになりました。

とは言っても、お酒を飲む時もありますし、食べすぎ飲みすぎがたたっちゃって、もうやっちゃったな~って時も(笑)。そんな時は翌日の昼ご飯をちょっと軽くしたり、サウナに行ったりします。
やっちゃったときも、他の日でバランスを取って調整すれば大丈夫。畑と一緒で、ベースを耕してちゃんと作っておけば、たまに雨がわしゃーっと降っても何とかなるんです。

20コ試して自分に合うのは1コ程度。外れたものは2軍にして手やお尻、おっぱいケアへ

基本は、いいと聞けば片っ端から試すので絶えずトライ&エラーの繰り返しです。とはいえ、「これ、めっちゃいい!」っていうものにはそうそう出合えません。20コ試して1コ生き残ればいいほうかな。3日くらい使ってみて「違うな」と思ったら2軍におろして、お尻やおっぱい、手のケアに使います。手から老けるって言いますからね。寝る前にさっとつけられるようにベッドサイドに置いて忘れないように塗っています。

原動力は時間管理。タスクを詰め込み、スケジュールを可視化

寝る前のハンドケアもそうなんですが、ちょっとした時間をムダにしたくない、有効利用したいというのが私の元気のもとですね。一日のスケジュールはめちゃくちゃ緻密に組んでいます。7時までには起きて、8時からジムかピラティス。そのために通うところを全部近所に集中させているんです(笑)。そこから帰ってきて洗濯して、その間に英語を勉強して、台本を覚えて仕事へ行く。その時間も全部スマホのスケジュールに入れて管理しています。昼寝の時間までスケジュールに組み込んでいます(笑)。

スケジュールを組まないでいると、食事もなんとなく携帯を見てだらだら食べちゃう。そういう日ももちろんあるんですけど、スケジュールにして可視化すると、タスクを達成していく気持ちよさみたいなのが出てきます。スケジュールに追われるようでストレスを感じる方もいるかもしれませんが、私にはこの方法が合っていたようです。

それもやはり肌の谷底と同じ。30歳ぐらいの時にすごくいろんなことが同時多発的に起こって悩んで試行錯誤した結果、今があるという気がしています。

《MEGUMIさんプロフィール》
1981年9月25日生まれ、岡山県倉敷市出身。映画「台風家族」、「ひとよ」にて第62回ブルーリボン賞助演女優賞受賞(2019年度)。近年では女優業の他にプロデュース業にも力を注いでおり、YouTubeドラマ「GOSSIP BOX」(2022年)、filmbum「LAYERS」(2022年)ではプロデューサーを担当した。また石川県金沢市にて「cafeたもん」、ジャンル・キャリアを超えて自由にコラボレートする「+collaborate」というサイトも運営するなど多角的に活動中。

役者として、バラエティーに欠かせないタレントとして、カフェオーナーとして、WEBメディアのプロデューサーとして、そして家族の一員として…多忙かつクリエイティブな日々を過ごすMEGUMIさん。次回は30歳前後で経験した「モヤモヤ期」があったからこそ、今の道が探せたという彼女の“自分軸”について語っていただきます。

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撮影/向山裕信(vale.) ヘア・メーク/エノモトマサノリ スタイリング&着付け:斉藤房江(きもの円居) 取材/柏崎恵理 編集/永見 理

【衣装クレジット】
浴衣・下駄:着物レンタル 円居
帯:帯屋捨松

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一生元気に!自愛ビューティ

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2024年6月号

2024年4月17日発売

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