HEALTH
お正月、家族や親戚、友人と楽しい時間を過ごしていると、ついつい気が緩んで、食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいますよね。一年間頑張ってキープしていたスタイルが、正月太りで水の泡になってしまうのは悲しいものです。美ボディをキープするために正月太りの解消法を詳しくご紹介します。
一年のなかでも、特にお正月は太りやすいと感じている方も多いのではないでしょうか。以下は正月太りの主な原因です。
暴飲暴食で摂取カロリーが過剰になると、正月太りにつながります。お正月は、親戚や友人との集まりなどで食事をする機会が多く、カロリーオーバーしてしまいがち。特におせち料理は、保存が効くように糖分や塩分が多く含まれており、少量でも意外と高カロリーだといわれています。また、味付けが濃くて美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまうので注意が必要です。また、お正月は自宅で過ごす時間が長く、ダラダラと間食をして太ってしまうパターンも考えられます。
屋内にこもりがちになり、運動不足になってしまうことも、正月太りの原因のひとつです。年末年始に高カロリーな食事を食べているにもかかわらず、家の中でダラダラと過ごしていては、当然ながらカロリーが消費されずに太ってしまいます。
寒さによって体の中心まで冷えてしまうと、血液やリンパの流れが悪くなり、体がむくんで体重増加につながります。また、冬の時期は、寒さに対応するために体が脂肪を蓄えやすくなっているんです。
美ボディをキープするためには、早めの対策が効果的です。今のうちから次のような予防法を実践しておくといいでしょう。
正月休みが終わったときに、自分の姿がどのようになっているかをイメージしてみましょう。顔もお腹もパンパンで初出勤するのと、美しいスタイルをキープしたまま初出勤するのでは、仕事へのモチベーションも、周囲に与える印象も大きく変わってきます。全身が映る鏡などで自分の姿をチェックして、理想の体型から離れていないか確認する習慣を身につけるといいでしょう。自分の体の変化に早めに気づくことができれば、その分早く対処できます。
今のうちに、次のような食習慣を身につけておくと、食べ過ぎ・飲み過ぎを防ぐことができます。
まずは食べる順番に気をつけてみましょう。汁物(味噌汁、スープなど)→食物繊維(野菜、果物、きのこ、海藻など)→タンパク質(肉、魚、卵、大豆など)→炭水化物(ご飯、パン、麺類など)の順番に食べるのがおすすめです。炭水化物を最後に食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えられたり、炭水化物の食べ過ぎを防ぐことができます。
早食いをすると、満腹感を得る前に、必要以上に食べてしまう恐れがあります。ゆっくりよく噛んで食べることで、満腹感が得られて食べ過ぎを防ぐことができるのです。
忙しい現代人は、テレビ視聴やスマホ操作など、何かをしながら食事を摂ってしまいがちです。このような「ながら食い」では、五感を使って食事を味わうことができず、満腹感が得られにくかったり、無意識に食べ過ぎたりしてしまいます。ながら食いを避けて、しっかりと味わいながら食事を楽しむ習慣を身につけましょう。
食べたものをメモや写真で記録しておくと、食べ過ぎや飲み過ぎ、栄養の偏りにいち早く気づくことができます。最近では食べたものを記録したり、カロリー計算が簡単にできる食事管理アプリもあるので、それらを活用すると良いでしょう。
正月太りの予防には、次のような生活習慣を身につけて、体調を整えておくことも大切です。
日頃から防寒対策をしたり、湯船にゆっくりと浸かったりして、体を冷やさないように気をつけましょう。
年末年始は予定が立て込みがちですが、できるかぎり生活リズムを崩さないようにスケジューリングしておくと、食べ過ぎ・飲み過ぎの防止につながります。本当に必要なイベントにだけ参加したり、起床時間や就寝時間を決めておくなどして、規則正しい生活を心がけましょう。
お祝いの席では、気をつけていてもつい食べ過ぎてしまうことがありますよね。実は、正月太りのような数日間の暴飲暴食による体重増加は、体内に水分や便が一時的に溜まっているだけのことが多いようです。以下の方法で「これ以上余分な水分や食事を摂らないこと」「余分な水分や便を早めに排泄すること」を心がけて、正月太りを早めに解消しましょう。
暴飲暴食が続くと、胃や腸が疲弊して働きが悪くなり、腸内環境が悪化します。それによって消化吸収がスムーズに行われず、余った栄養素が脂肪として蓄積されたり、腸の動きが低下して便秘に陥りやすくなったりします。暴飲暴食をした翌日は、次のような方法で胃腸を休ませるのがおすすめです。
また、飲酒を控えて休肝日をつくることも大切です。
食事を摂るときは、炭水化物や脂質を少なめにして、野菜や果物、きのこなどの食物繊維が豊富な食材を積極的に取り入れましょう。食物繊維には、次のような働きがあるといわれています。
食物繊維は、現代の日本人に不足しがちな栄養素のひとつです。ぜひ意識して摂るようにしましょう。
正月太りの解消には、適度な運動も欠かせません。散歩に出かけたり、子どもと遊んだり、家の中でもこまめに動くなどして、積極的に体を動かすことで、摂り過ぎたカロリーを消費しましょう。
テレビを長時間観たり、ダラダラと過ごしたりして就寝時間が遅くなってしまうと、食べている時間も長くなりがちです。規則正しい生活を心がけて、生活リズムを崩さないようにしましょう。
食事や運動の改善に継続的に取り組むことが難しい方は、漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか。正月太りの原因として、「おせちやご馳走の食べ過ぎ」「ストレスや疲労、睡眠不足などで自律神経が乱れることによる過食」「寒さや運動不足による代謝の低下」などが考えられます。
これらの原因を解消するには、「脂肪の吸収を抑える」「脂肪の燃焼をサポートする」「余分な脂肪を便と一緒に排出する」「自律神経を整えてストレス過食を改善する」「血行を改善して基礎代謝を上げる」「水分の循環をよくしてむくみを改善する」といった作用のある漢方薬を選ぶといいでしょう。
漢方薬は根本からの改善を得意としており、太りにくく痩せやすい体質を手に入れることも可能です。
食欲旺盛で便秘気味の方におすすめ。体の余分な熱を取り除き、肝の働きを良くして、脂質代謝を改善します。高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛にも用いられます。
疲れやすく、冷えが気になる方におすすめ。血(けつ)の巡りを整え、水分代謝を促すことでむくみを改善します。月経不順や月経痛、貧血、更年期症状などにも用いられます。
汗かきで疲れやすい方におすすめ。水分代謝を促し余分な水を排泄させることで、水太りの肥満症を改善します。むくみや関節痛にも用いられます。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合っているかを見極めることが重要です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。そのため、服用前には漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
正月太りの予防法・解消法をご紹介しました。正月太りを防ぐためには、お正月明けの自分の姿をイメージしたり、食習慣や生活習慣を整えておくことが大切です。また、万が一正月太りをしてしまっても、すぐに胃腸を休ませるなどして早めに対処すれば、美ボディを取り戻すことが可能です。美ボディを保ちながら、楽しく美しく新年を迎えましょう!
「あんしん漢方」(オンラインAI漢方)の薬剤師。お薬最適化薬剤師。認定運動支援薬剤師。就実大学薬学部卒業。病院薬剤師として約7年間勤務後、漢方薬局で2年間勤務。「生涯健康で楽しく」をスローガンに病気を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。また、「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーにお薬の選び方を広める活動や、ファスティングマイスターとして100名以上のファスティングをサポート、TiktokやInstagramでファスティング・美腸の普及活動も行っている。Medicalhealthチャンネルに出演中。
[参考URL]
一般財団法人 茨城県メディカルセンター「健康まめ知識」
https://imc.or.jp/archives/mamechishiki/
中標津町役場「年末年始太りを防ぐコツ」
https://www.nakashibetsu.jp/kouhou/kenko/kenkou_20/
トリム ミズラボ「正月太りをリセットしよう!短期解消法と予防策について」
https://www.nihon-trim.co.jp/media/30921/
日本健康医療専門学校「ストップ冬太り!中医美容発、冬のダイエット法を伝授」
https://www.niken.jp/column/920/
編集/安岡祐太朗
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
HAIR
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
HAIR
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
MAKE UP
PR
HAIR
PR
HAIR
PR
2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2025年11月16日(日)23:59まで
2025年11月7日(金)23:59
2025年10月16日(木)23:59まで