hitomiさん(47歳)結婚3度目、4児の母でも「ママ友はいなくていい」と語る理由
ライフスタイル
2023年5月27日
美ST6月号の美bodyルーティンでもしなやかなボディを保つストレッチなどを紹介してくれたhitomiさん。2009年、第1子妊娠中のマタニティヌードや私生活では3度目となる結婚など自然体でオープン、ご自分に正直な生き方でhitomiスタイルを貫いていらっしゃることに多くの女性たちが共感。14歳、8歳、6歳、2歳の4人のお子さんのママでもある彼女の子育てにも注目が集まっています。
自分自身に約束しているのは「〜せねばならない」という決めつけから自由になること
いま私は47歳。ここまで生きてきて一つ分かったことがあります。それは「〜せねばならない」という決めつけがいちばん辛いということ。
自分はこうあらねばならぬとか、お母さんだからしっかりしなきゃいけないとか、その決めつけが自分を辛い気持ちに追い込むんだと思うんです。例えばいくつになってもキレイにしていなきゃ絶対ダメ、とかね。キレイにしているのが好きでそれが自分にとって心地よくて幸せなら、いくらでも頑張っていいと思うんだけれど、精神的に疲れちゃうぐらい「こうあらねば!」みたいな、自分以外の価値観に囚われて生きるのはしんどい。それなら自分を縛り付けている不要な決めつけを、思い切って手放したらいいと思うんです。
そう考えた結果、私には4人子供がいるけれど…ママ友はすごく少ない。いや、大げさじゃなくて、ホントに(笑)。
自分はこうあらねばならぬとか、お母さんだからしっかりしなきゃいけないとか、その決めつけが自分を辛い気持ちに追い込むんだと思うんです。例えばいくつになってもキレイにしていなきゃ絶対ダメ、とかね。キレイにしているのが好きでそれが自分にとって心地よくて幸せなら、いくらでも頑張っていいと思うんだけれど、精神的に疲れちゃうぐらい「こうあらねば!」みたいな、自分以外の価値観に囚われて生きるのはしんどい。それなら自分を縛り付けている不要な決めつけを、思い切って手放したらいいと思うんです。
そう考えた結果、私には4人子供がいるけれど…ママ友はすごく少ない。いや、大げさじゃなくて、ホントに(笑)。
ママ友は少ない。でも無理して作る必要ってあるのかな?
私は何が苦手って、ママ友作りがホントに向いてない。いま4人の子供は14歳、8歳、6歳、2歳。でもママ友は少ないです。
よく「子育てにママ友は必須」「子供の人間関係のためにもママ友の輪を広げたほうがいい」と言われるけれど、私にはすごく苦痛で。それが長女と長男の子育てを通して判明したんです。
この春、次男が幼稚園を卒園しましたが、園で誰かに話しかけることもほとんどなかったし、輪に入っていくのも苦手で。ママたちで作るグループラインも、私は入っていませんでした。年少さんから年長さんまで3年間の園生活で、話せるママは1人くらい。その方とも特に密な関係でもなく、「卒園のお別れ会っていつ?」くらいの話は聞けるけれど、一緒にご飯を食べるほどの関係ではなかったです。
何かわからないことがあったら最終的には先生に聞けばいいし、みたいなスタンスだから、長男が通う小学校ではホントにママ友はゼロです。それでも一時期はすごく悩みました。子供のためにママ友は作るべきなんじゃないか、と。
よく「子育てにママ友は必須」「子供の人間関係のためにもママ友の輪を広げたほうがいい」と言われるけれど、私にはすごく苦痛で。それが長女と長男の子育てを通して判明したんです。
この春、次男が幼稚園を卒園しましたが、園で誰かに話しかけることもほとんどなかったし、輪に入っていくのも苦手で。ママたちで作るグループラインも、私は入っていませんでした。年少さんから年長さんまで3年間の園生活で、話せるママは1人くらい。その方とも特に密な関係でもなく、「卒園のお別れ会っていつ?」くらいの話は聞けるけれど、一緒にご飯を食べるほどの関係ではなかったです。
何かわからないことがあったら最終的には先生に聞けばいいし、みたいなスタンスだから、長男が通う小学校ではホントにママ友はゼロです。それでも一時期はすごく悩みました。子供のためにママ友は作るべきなんじゃないか、と。
「ママ友作り、ちゃんとやりなよ」と夫に言われ、「なぜすべてママだけがやらなきゃいけないの?」と言い合ったことも
演技に取り組んだ30歳、自分を縛り付ける鎧が取れた
自分が不得意分野をサボることもいいよね、と許してあげられるようになったのは30歳ぐらいの時。役者のお仕事も求められた時があって、でも何もできない大根役者だったので、演技学校に通った時期がありました。
その時、演技学校で言われたのが「hitomiというイメージ、hitomiの殻をなくしてください」という言葉。「周りからのイメージではなく、自分の本質を出してありのままの人となって。人間そのものを出してほしい」と言われた時に、ふっと楽になれたんです。それまでは、頑張らなきゃいけない、カッコよくなきゃいけない、ちゃんとしていなきゃいけないという気負いがすごくありましたが、それを機に少しずつ玉ねぎの皮が剥けていくように鎧が外れていきました。
ありのままの自分で勝負するというのはアーティストとしてのこだわりを1回捨てるようで複雑な気持ちもありましたが、今までのこだわりを1回捨てて本当の自分を再構築していくきっかけになりました。
二つ目の変化は、母親になったことです。子供を産んだとたんに、母親はこうじゃなきゃいけないという義務感や固定観念に縛られていくのを感じました。でも、それってやっぱり心地よくない。母になった自分も人間。いきなり「母」になれるわけではないから、「母だから」に縛られすぎないで、自分が苦しいなら無理しなくていいと吹っ切りました。
その時、演技学校で言われたのが「hitomiというイメージ、hitomiの殻をなくしてください」という言葉。「周りからのイメージではなく、自分の本質を出してありのままの人となって。人間そのものを出してほしい」と言われた時に、ふっと楽になれたんです。それまでは、頑張らなきゃいけない、カッコよくなきゃいけない、ちゃんとしていなきゃいけないという気負いがすごくありましたが、それを機に少しずつ玉ねぎの皮が剥けていくように鎧が外れていきました。
ありのままの自分で勝負するというのはアーティストとしてのこだわりを1回捨てるようで複雑な気持ちもありましたが、今までのこだわりを1回捨てて本当の自分を再構築していくきっかけになりました。
二つ目の変化は、母親になったことです。子供を産んだとたんに、母親はこうじゃなきゃいけないという義務感や固定観念に縛られていくのを感じました。でも、それってやっぱり心地よくない。母になった自分も人間。いきなり「母」になれるわけではないから、「母だから」に縛られすぎないで、自分が苦しいなら無理しなくていいと吹っ切りました。
結婚3度目でパートナーとの接し方もかなり学習しました
末っ子が高校生になる頃、私は還暦。反抗期を迎えていたら太刀打ちできるのかな、と思うことも
とはいえ生活は子供が中心なので、夫と妻としての関わり合いというより子育ての同志的な感覚のほうが強いかな。「明日公園遊びがあるけど、仕事が入っちゃって、ごめん。よろしくお願いします!」みたいな、業務連絡が飛び交う感じです。
今2歳の末っ子が高校生になる頃には、私は還暦を迎えているわけですよね?高校生なんて思春期の真っ只中で、もしかすると絶賛反抗期かもしれない。そうなったら太刀打ちできるのかな、と今から不安に思わないこともないです。その頃には長女や長男が大人になっているから、もし困ったことがあったら助けてくれるかな…。今から長女・長男をしっかり味方につけて、いざという時には還暦ママの助けになってもらいたいな、と密かに思っています(笑)。
今2歳の末っ子が高校生になる頃には、私は還暦を迎えているわけですよね?高校生なんて思春期の真っ只中で、もしかすると絶賛反抗期かもしれない。そうなったら太刀打ちできるのかな、と今から不安に思わないこともないです。その頃には長女や長男が大人になっているから、もし困ったことがあったら助けてくれるかな…。今から長女・長男をしっかり味方につけて、いざという時には還暦ママの助けになってもらいたいな、と密かに思っています(笑)。
撮影/樽木優美子(TRON) ヘア・メーク/松田美穂(アルール) 取材/柏崎恵理 編集/永見 理
PICK UP
注目記事
PROMOTION
2023年5月19日
PROMOTION
2023年5月17日
PROMOTION
2023年5月17日
PROMOTION
2023年5月17日
PROMOTION
2023年5月17日
PROMOTION
2023年5月17日
PROMOTION
2023年4月7日