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当初は4月にオープンする予定だった東京ディズニーランドの新エリア、ニューファンタジーランドが9月28日にオープンしました。ディズニー大好きライター西岡がひと足お先に体験してきた様子をリポートします。ニューファンタジーランドは映画『美女と野獣』の世界観を素敵に再現。エリアに足を踏み入れたとたん、流れる空気も変わったみたい。そこは映画に出てくるベルが住む村、そして野獣が棲むお城がある森へと続いていました。村の中心にはガストンの噴水が。ベルを気取ってここで読書でもしたくなるようなシチュエーションです。
東京ディズニーランドではシンデレラ城に続く2つ目のお城。中は美女と野獣のストーリーを体感できるアトラクションになっていました。ベルが勇敢に渡った石橋がアトラクションの入り口。霧もたちのぼりなんだか恐ろしい雰囲気に。
石橋を渡るとお城の中に入っていきますが、アトラクションの乗り場までの待機列が最高に楽しいのです。まずは応接室。暖炉の前にはベルのお父さんや野獣が座っていた大きな背もたれの椅子が。その横には魔法によってフットスツールに変えられてしまった犬のサルタン、人間が入ってきたのを喜んでしっぽをふっていました。なんとも愛くるしい!
次の部屋は朝食部屋です。野獣とベルが一緒に朝食をとったあのお部屋ですね。ポット婦人とチップ、地味キャラのハットラックもいましたよ。チップが時折動くのを見逃さないでくださいね!
ベルがひとりぼっちの晩餐会をした後に、お城の中を探検したいと思い通った鎧の廊下もリアルすぎるくらいに再現されていました。甲冑たちが何かささやいている声が聞こえるのが臨場感をアップさせます。
さらに進むとお城の玄関の広間が現れます。ここでは窓のステンドグラスが動き出して物語のプロローグが始まるという、驚きの演出が。
ついにアトラクションの乗り場にたどり着きます。そこはベルがひとりぼっちの晩餐会をするために料理を用意してくれた、コンロに変わってしまったシェフがいるキッチン。そこから魔法のカップを模した10人乗りのライドに乗りこみます。ライドには感染症防止のためのシールドが貼られていましたよ。こんな対策はパークで初めてですよね。
この魔法のカップ、回ったり揺れたりして色々と繰り広げられるシーンに合わせて動いていくんです。そのカップが向かうのは大きな扉。扉が開くとそこはベルがひとりぼっちの晩餐会をしたダイニングルームでした。ベルの座るテーブルではルミエールの唄声に合わせてスプーンやナプキン、お皿たちが踊ります。音楽と映像を駆使しゲストを映画の世界へいざないます。
魔法のカップはさらに物語に沿って名シーンをたどっていきます。雪に覆われた城の庭ではベルと野獣の気持ちが徐々に近づいていく様子を。ガストンに襲われて傷ついた野獣にベルが愛を告げるシーンは、あの魔法がとける感動の一場面も見られちゃいます。そしてクライマックスの城のボールルームではゲストの乗った魔法のカップも一緒にダンスをしているかのような感覚に。
エンディングでは思わずゲストみんなが拍手をしてしまうくらい、本当に映画の世界に入り込んだ気持ちになれるアトラクションでした。約8分間という長いアトラクション、すっかり映画の世界に入りこめる今までにない素敵な時間を過ごすことができて久しぶりに心の美容液をたっぷりと味わえました。
取材・文/西岡直美 ⓒDisney
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