MAKE UP
何もしなければただのオバさん、ちゃんとメークすれば〝若作り〟呼ばわり。そんなジレンマに陥りがちな40代の迷える子羊たちを、小田切ヒロさんが「若く見えるのに頑張って見えない」理想のメークへ導いてくれます。
リップやチークは色にこだわるよりも、つけ方や質感を見直すことが先決。1本でラインが取れて発色もきれいなマットなペンシルリップや程よいツヤ感のあるクリームチークで血色をプラスするのが自然。
NG:過剰なツヤは上品さを損ねる
ふっくらとした口元にしたいからといって、フレームのぼけた40 代の唇では品がなくなるだけ。グロスでどんどんツヤを足すのも油ものを食べたみたいな印象に。
正解:エッジの利いたマットな口元が正解
年齢を重ねると唇の輪郭が曖昧になるので、しっかりとフレームをつけることがポイント。縁取ったあと中を塗りつぶすことにも使えるマットなリップペンシルがおすすめ。
❶赤茶系のリップペンシルで唇にエッジをつけながら、内側を塗りつぶします。唇が色づき輪郭が取れるリップペンシルは便利。
❷唇の山の部分にルミナイザーを指でのせます。上唇の山にハイライトをのせると、グロスをのせなくても唇がふっくらと見えます。
\ブリックカラーのペンシルがおすすめ!/
左、ベルベットのような質感で唇を美しく演出。アディクション リップクレヨン008 Saffron ¥2,300(アディクション ビューティー)中、ヴェロア エクストリームマット リップスティックフィアス ¥2,800(ローラメルシエ ジャパン) 右、しっかりとラインが取れてマットな質感が魅力。NARS ベルベットマットリップペンシル 2459N ¥3,200(NARS JAPAN)
NG:丸く浮き上がったピンクチーク
昔の教え通り頰骨の高い位置に丸くピンクのチークを入れている人がいますが、これが似合うのは若いコの特権。悪い意味の「可愛さ」が頰の真ん中で主張しすぎてしまいます。
正解:ブロンズカラーの血色UPチーク
チークの存在感はさりげなく、骨格を生かした立体感と血色をプラスすればOK! 色はブロンズ系でツヤ感を重視して。ピンクやオレンジは肌の色をくすませる原因に。
❶ブロンズ系のクリームチークを耳の横を始点として、薬指と中指で頰骨に沿って内側に向けてのばします。ほんのり色づく程度に。
❷チークのフレームをスポンジで広げて自然の血色を作ります。内側から発色したようなナチュラルな頰に仕上がります。
\ブロンズの“練り”を選んで!/
上から、肌馴染みのいい色でツヤのある立体感が実現します。クリーム ブラッシュ BE350 ¥3,500(コスメデコルテ)程よいツヤ感が出る上品なクリームカラー。rms beautyリップチーク スペル¥4,800(アルファネット)
短くて太い眉、グラデーションのあるシャドウ、黒で入れたアイラインは抜け感がなくやりすぎ感満載です。今やアイメークは脇役。毛流れを生かした眉と自分の目元を生かしたメークなら自然でかえって若く見えます。
NG:太くて短いぺったりな眉、グラデシャドウに、目のまわりは上下黒ライン。
正解:少し長めでなだらかなアーチのある毛流れを生かしたナチュラル眉が正解。さらに眉間は狭くするのが若見えには大切。シャドウは単色で自然のグラデーションを生かし、アイラインは抜け感を出すために赤茶色のジェルライナーで引くのがおすすめです。
クリームシャドウを指でアイホールよりやや広めにワイパー塗り。透け感のある自然な立体感のあるまぶたに。目元に自然なツヤと立体感を作るミディアムカラーのアイカラー。アイグロウジェム PK881 ¥2,700(コスメデコルテ)
上まぶたのフレームに沿ってラインを。まつ毛1本分外にのばすのがポイント。綿棒でぼかすとさらに自然に。
極細のジェルライナーでラインが自在。ケイト レアフィットジェルペンシル BR-1 ¥1,100〈編集部調べ〉(カネボウ化粧品)
❶アイブロウパウダーで眉の形を作っていきます。目尻の先まで自然でアーチのある長めの眉を作ります。3色のパウダーで思い通りのふんわりとした眉が実現。インディケイト アイブロウパウダー 01 ¥ 3,500(セルヴォーク)
❷ペンシルで毛の隙間を1本1本埋めるように描き足します。眉下のラインは丁寧に描くのが大切です。汗や水に強い崩れにくいアイブロウペンシル。ブロウ マスタースカルプティング ペンシル コーヒー ¥3,200[6/6 発売](ベアミネラル)
❸アイブロウマスカラで毛流れをふわっと出すと立体感のある眉に。眉頭は立たせるようにブラシをのせます。ツヤとボリュームを与えるアイブロウマスカラ。インディケイトアイブロウマスカラパール ¥2,800(セルヴォーク)
シミやシワを無理に隠蔽する肌は透明感が失われ、頑張って作った若作り肌に見えてしまいます。若く見える肌とは、内側から発光するような透明感のある肌。ハイライトとローライトを仕込んでおけば、立体感のあるフレッシュな肌が完成します。
シミやくすみを完全に消し去った肌は透明感が失われてしまいます。多少のシミやくすみといった大人の影はあってもOK。むしろ薄く透けた影が透明感を演出してくれます。光と影を上手に操り立体感のある肌に。
\使うのはコレ!/
❶下地
保湿成分で肌がうるおい乾燥から守る下地。ファンデーションプライマー ハイドレーティング 50㎖ ¥4,000(ローラ メルシエ ジャパン)
❷ハイライト
内側からの輝きを導き出す化粧下地です。ラクチュールブライトニング ベース SPF20/PA++30g ¥3,500(コスメデコルテ)
❸ファンデ
ナチュラルで自然な肌に。NARS ナチュラルラディアントロングウェアファンデーション 全18色¥6,100(NARS JAPAN)
❹練りハイライト
鼻筋、まぶたの中央など透明感のある輝きを投入できるハイライター。rms beauty ルミナイザー ¥4,900(アルファネット)
❺ローライト
シアーな発色でナチュラルな陰影を作るシェードカラー。ルナソル コントゥアリングスティック 01¥3,000(カネボウ化粧品)
アイマスク型にハイライトを入れた後、ファンデーションを指でやさしく内側から発光するようにスタンプ塗り。
鼻根と目頭の凹んだところに、ハイライトを入れて、メリハリのある顔立ちに。指を使って点でつけるのがポイントです。
耳の下からフェイスラインに沿って3本線のローライトを入れます。シェイディングを入れることですっきりとした印象に。
フェイスラインにのばしたローライトをさらに、ブラシを使って首筋にのばします。フェイスラインと首筋が引き締まります。
2018年『美ST』7月号掲載
撮影/向山裕信(Vale.) ヘア・メーク/小田切ヒロ(LA DONNA) モデル/吉村ミキ スタイリスト/桑代 愛 取材/大佛摩紀、中井川桂子
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