HEALTH
美のカリスマIKKOさんがオール私物で見せてくれたのは、外見も内面も美しくハッピーになれる美容やライフスタイル。色々我慢をしたり、思うように活動できない今、私たち40代が自分らしく、前向きになれるアドバイスをたっぷりと教えてくれました。
亀の房、輪など縁起の良い絵柄が織り込まれた着物に、鳳凰が描かれた帯、桐の花の帯留めを合わせ、新年に相応しい宝尽くしのコーディネートで登場したIKKOさん。苦しい時も宝に変えて笑っていると運は寄ってくる!というパワフルなメッセージを着物から表現してくださいました。
自分の感性を表現できる着物は、着物、帯、長襦袢、帯締め、帯留め、草履、ヘア&メークに至るまで正にアートの真髄。中でも、装飾性の高い帯留めは、着物コーディネートの総仕上げの美、「画竜点睛」。着物時のIKKO流メークは、半衿の白に合わせて、首をワントーン明るく。仕上げにパープルのパウダー で透明感をプラスするのがポイントだそう。
“色はパッションを与えてくれる大事な存在”と語るIKKOさん。40代の苦しくてどうしようもないときに、脳内から女の幸せを象徴するピンクが抜けた経験もあり、それ以来ショッキングピンクはIKKOさんに元気を注入してくれるカラーなんだとか。明るく美しい環境に身を置くことが運気上昇の第一歩。
STEP❶:丁寧な洗顔と乳酸菌入りの化粧水で常在菌の補給『サイムダン プレミアム リファイ HASUO ステム クレンジング』で洗顔後、赤カシュウ幹細胞入り『サイムダン プレミアム パワーリフト 美容液化粧水』と、乳酸菌由来の保湿成分が配合された『ヤクルト ラクトデュウ S.E.ローション』で肌の常在菌を調整し、美肌菌の状態を整えます。
STEP❷:抗酸化成分入りの美容液はゴミ箱的役割『ランコム ジェニフィック アドバンスト N』は皮膚のバリア機能を高め、ハリ・弾力肌に導く美容液。また、『ドゥ・ラ・メール ザ・コンセントレート』は肌の揺らぎが気になるときに。
STEP❸:幹細胞ケアで肌を根本から強化 ローズの有効成分がエイジングサインにアプローチする『ランコム アプソリュ ソフトクリーム』でふっくらしなやか肌へ。
CASE❶:お疲れ肌に栄養補給するならシワへのアプローチは『ドゥ・ラ・メール ザ・RG セラム』。シルクのようなテクスチャーの『ゲラン オーキデ アンぺリアル ザ オイル』でエイジングケア。
CASE❷:しぼんだ肌を蘇らせるなら 徹夜肌には毛穴を引き締め、ハリ肌へ修復してくれる『シスレー スプレミヤ』を。肌の活力をアゲてくれるジェリー状美容液『アスタリフト ジェリー アクアリスタ』は乾燥が酷いときに。IKKOさんプロデュース『サイムダン プレミアム パワーリフト イデベノン美容液』は、美容成分コエンザイムQ誘導体のイデベノンが美肌をサポート。
CASE❸:お肌がくすんできた時、美白有効成分と保湿成分がバランスよく配合された新商品の『アスタリフト ジェリー アクアリスタ』が◎。
毛穴の凹凸を埋めるプライマー(人工被膜)入りクリームファンデをM・A・Cの筆に取り、頰に対して45度の角度で円を描くように動かします。空筆で肌を磨きあげれば、リフト効果もある毛穴レス肌が完成。頰のたるみはチークで解決!『クラランス ジョリ ブラッシュ』や『エレガンス エモーショナル フェイス』のチークからオレンジ、ピンク、サーモンの色を皿の上で筆に馴染ませ、頰の高い位置より少し上から、こめかみに向かって上へ上へと入れれば幸福フェイス。
お気に入りは『クリスチャン ルブタン ベルベットマット ルージュ ルブタン 001M』。つける前から気分が高揚するジュエリーのような華やかなパッケージ、セミマットな質感は落ち着いた品格をアピール。唇をマットにしたら、頰骨あたりにツヤを仕込むことも忘れずに。
目元は仕上げに成功を掴む色、ゴールドを重ねるのがポイント。ベースは、ブラウン系のグラデーション。『M・A・C アート ライブラリー』の中から、薄めブラウンを平筆に取り、とんとんと置いたら空筆でぼかし、徐々に濃いめブラウンを重ね、影をつくることで目の縦幅を強調。目尻には数量限定『ディオール サンク クルール クチュール〈ゴールデン ナイツ〉089』の右下を使用。
記憶に残る、自分だけの香りをまとうことこそ、いい女の証しだというIKKOさんは、自身で心地いい香りをブレンド。『クリスチャン ルブタン ルビワールド フレグランス コレクション』の中から、バニラの“ルビルージュ”と官能的なパチュリが効いた“ルビクラウン”をワンプッシュ。そこに『ゲラン ドゥーブル ヴァニーユ』で甘みのあるエレガントな香りをプラス。生産終了を聞いて世界中で買い占めた『JOOP!』を重ね、時間によって変化する香りを楽しむそう。
20代、30代のようなシュッとした顎のVラインをキープするには、美顔器やトルマリンを使ったローラーなどでのまめなケアが大事。最近はマスクをしているので、表情筋のたるみも気になるところ。IKKOさんプロデュースの『MEラボン』は、EMSで肌を引き締め、ラジオ波が角質層まで温め、仕上げの冷却で毛穴を引き締めるなど、エステで重要なケアが一台で叶う美顔器なので要チェック!
女の美しさを際立たせるのは髪のボリュームとツヤ。着物を着たときも、ヘアスタイル次第で着姿が左右されてしまうほど大事なポイントです。おすすめは『サイムダン プレミアム パワーリペア シャンプー&トリートメント』。韓方(はんばん)成分、100年根赤カシュウ幹細胞培養水がハリ、ツヤ、コシを与え頭皮を健やかに整えます。髪は額縁と心得て、きちんとケアすることを毎日の日課にしましょう。
IKKOさんにとってのパワーチャージは、2匹の愛犬、ロングコートチワワのドゥースとペコと過ごす時間。仕事が忙しくても、嫌なことがあっても、2匹を抱きしめればたちまち元気がチャージされるそう。寝る時は、IKKOさんのお腹と頭の上にピッタリと寄り添い、騎士のように守ってくれるんだとか。
フルーツ、チーズ、サラミ、サーモン、野菜スティックなど、カラフルな食材をひとつのボードにのせたおもてなしの前菜、チーズボー ド。米国のファッション誌を読んでいたときに、カラフルな彩りに魅せられて早速トライ。ポイントは見た目から元気になる彩り。気になった料理はすぐ試して、おいしく、元気に食べることは美容にとってとても大切なこと!
IKKOさんが「書」で表現する心の格言は、苦しいとき、悲しいときに読むと前向きになれるメッセージが多く、魔を断ち切る力があるので美ST読者のみなさんに、書をしたためていただきました!この「独座観念」は、一期一会で相手をもてなした後、“今日はどのように感じてくれたかなぁ…”と、相手の感じ方を思う気持ちを表しています。今回のページを通して読者のみなさんは喜んでくれたかなぁ、元気になってくれたかなぁ…と相手の感じ方を思い、次のあり方を考えるメッセージは、IKKOさんらしい愛溢れるもの。
荒んだ気持ちを穏やかに整えるには、居心地のよい環境をつくるのが必要。50歳のとき、浅間山のふもとに建てた650坪の別荘は、素晴らしい景色、凛とした空気感、音もない静かな場所。仕事が多忙を極めたとき、この静かな別荘を訪れ、風の音に耳を傾け無になる。そうすることで、自分を取り戻し、心身の力みがほぐれていくのを感じるそうです。(撮影/宮崎貢司)
Withコロナで生活環境が目まぐるしく変わり、美に対する価値観もシンプルになったと話すIKKOさん。「ステイホーム中は、愛犬や元気が出る小物に囲まれて、自身のメークを見直し、自分の好きな女優さんの衣装や立ち居振舞いをYouTubeで見返すなど、審美眼に磨きをかけました。そこで見えたのは、美しい女性はメークで作られた上辺の美しさではなく、肌、爪、髪などパーツや内面からの美しさがあるということ」。この先が見えにくい世の中になってしまった今こそ、ピンチはチャンスだと捉えることが大事。「自分を魅力的に見せるパーツを効率的に磨いて、苦しいときこそ大丈夫、大丈夫、と案じて笑顔でいれば、この先も美は衰えず素敵な女性でいられますよ!」。愛をこめて。by IKKO
《Profile》
IKKO(いっこう)
1962年福岡県出身。高級美容室「髪結処サワイイ」で修業後、ヘアメークアップアーティストとして独立。数々の雑誌・広告・舞台のヘアメークを通してIKKO流「女優メーク」を確立。現在は美容家として、商品開発、講演会、執筆など活躍の場を国内外に広げている。また、この1年最も美しく輝いた人に贈られる、[@cosmeベストコスメアワード2020年ビューティーパーソン オブ ザ イヤー]を受賞。昨年12月に開催された「第11回国民的美魔女コンテスト」の審査員も務めた。
2021年『美ST』2月号掲載
撮影/富田眞光(vale.) ヘア/佐竹智一郎 メーク/山縣亮介 スタイリスト/西村眞澄 着付け/森合里恵 取材/増野玲奈 編集/長谷川千尋
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2024年12月16日(月)23:59まで
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