美容家・IKKOさんからのメッセージ「人生辛いこともあるけどすべて笑顔でプラスに切り替えて」<前編>

お笑いコンビ、チョコレートプラネットのものまねで再ブレイク。昨年は「@cosme ベストコスメアワード2020年 ビューティパーソンオブザイヤー」も受賞したIKKOさん。最初のブレイクから10年以上。常に第一線を走り続けるIKKOさんに美しさの秘密と運を味方につける方法をうかがいました。
美容家・IKKOさん(59歳)
皇居が見えるホテルの一室で、素敵な音楽に合わせて始まった撮影は、何もかもがすべて一流に囲まれた圧倒的なIKKOさんワールド!クリスチャン・ディオールの新作ブックトートは日本に2個しかないレアものです。

美しさとは、心身ともに浄化されすべてに優しさと凛とした心を持ち得ること。そんな気がします

昨年末、第11回国民的美魔女コンテストの審査員を務めさせていただきました。ご縁をいただけたこと、心から感謝申し上げます。コンテストを拝見して感じたのは、時代とともに審査の主眼を変化させてきているということ。見た目の美しさだけでなく、その方々の日常の暮らし方から生まれる真の美しさに重点を置いていることを、エントリーされているお一人お一人から感じました。そこには品格と美しさのオーラの色の共演があり、まさにこの2点がどの世界でも共通する美しさの極めのような気がいたしました。

太っても劣化しても私は私

50代の私は、独立してからのストレスで20キロくらい太ってしまいました。そんな私に周囲から「美容家なのにそんなに太ってしまって大丈夫?」との声がある中、その形のまま、つまり崩れてしまった私の体型でも絶対に美容家として成功していけることを証明したいと思いました。なぜなら、その人なりの人生の形というのは年代年代でそれぞれ違うものだから。
20代のときの私は、目の前のことだけが中心で、経験も少なく、内面的な美しさより若さで輝いていた時期。30代は実力よりも大きく見せたいという見栄の塊でした。40代は表舞台、テレ ビの世界に出させていただくようになり、自分自身が綺麗になるための努力を24時間、常にそれだけを考え、今も続けている習慣が生まれた時期でした。
私の1日は、1杯の水から始まり、雨の日も雪の日も毎朝5kmのウォーキング。朝食はサラダを中心に、ドリンクは酵素と青汁、おにぎり1個を朝昼兼用で。夕食だけが楽しみで、夕方も5kmのウォーキングをした後、10種以上のヘルシーなおかずを少しずついただきます。炭水化物は週5〜6日は茶碗半分だけで、1〜2日は思いっ切り食べる日を作ります。
あるTVの企画で焼肉ダイエットとウォーキングで私の美ボディの作り方を紹介したこともありました。焼肉ダイエットというのは、最初はサンチュ1枚にカルビ、ナムル、キムチを巻いて食べ、次は2枚、その次は3枚......とサンチュの枚数を増やしながら巻いて食べるというもの。この努力で45歳のときにつかんだのは、神戸コレクションのランウェイでウンガロの大トリを務めるという大役!同時期に海外でのビジネスも始まり、多くの女性誌で連載がスタートしたのも40代のころ。
私にとって40代は、最も自分のために、エゴイスティックに生き抜いた年代だったような気がします。
さらに、美しい身のこなしが無意識にできるようになったのもこのころ。20〜30代で多くの大女優やモデルの方たちの素晴らしい所作やポージングを目の当たりにさせていただき、知らないうちに私の頭の中に焼き付いていたんです。着物でいえば檀ふみさんのどんな着物を着てもモダンで優雅になるあの麗しさ、高橋惠子さんの着物を纏った瞬間、舞台の一場面を見ているかのような柳腰のしなやかさ、山口遊子さんのポージングのマネキンのような完璧な美に目が奪われ、虜になっていったような気がします。そんな審美眼を持った多くの女性たちの美しい所作を真似て、積み重ねていくことで、品格は手に入れられるのでは?と思います。

IKKOさんの美の秘密①

プライベートルーム&バスルームで美肌作りに欠かせない愛用コスメ
今気に入っているのは、リフティング力がすごいIBSA VISCODERM シートマスク、デトックス効果の高いEmur ミネラルバスパウダー、ドゥ・ラ・メールの化粧水と美容液。

IKKOさんの美の秘密②

パリのゲランで作ってもらった世界に1つだけのオリジナル香水
日本では手に入らないゲランの1リットルボトルの香水。ボトルには「IKKO」の刻印を、香りは大好きなドゥーブルヴァニーユにしていただきました。
●Profile
1962年福岡県田川郡に生を受ける。19歳で上京して住み込みで美容室で働き、27歳でヘアメークアップアーティストに。30代でアトリエIKKOを設立。女性誌の表紙をはじめ、テレビ、CMなどで大女優たちのメークを担当。現在は美容家・タレントとして活躍する傍ら、商品開発、執筆、講演、音楽活動など多岐にこなす。韓国観光名誉広報大使も務め、ソウル大賞をはじめ美容書などで多数の賞を受賞。近著では初の料理本『IKKOのやみつきレシピ』(新星出版社)が絶賛発売中!
後編へ続く(5/16公開)


2021年『美ST』4月号掲載
撮影/宮崎貢司 ヘア・メーク/高場佑子 スタイリスト/菊地好美 着付け/森合里恵 取材/安田真里 構成/和田紀子