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今は花粉や大気汚染、そしてウイルスなど心配が絶えないのに、 つい惰性や自己流で行いがちなのが「顔を洗うこと」です。皮膚科の先生、 多くの化粧品ブランドが口を揃えて言うことは、「摩擦」による刺激NG ! 気持ちいいからといってゴシゴシ洗っているとしたら、それ、とっても 危険です。美肌のための第一歩は、正しい洗い方を考え直すことからです。
摩擦を避けるために、たっぷりの泡を使って手のひら全体で包み込むように洗いましょう。肌と手指の間に泡の層を作ってこすらないよう、力を入れずやさしく洗ってください。32~36℃のぬるま湯で泡残りのないように流し、柔らかいタオルで顔をやさしく押さえます。洗顔したらすぐに保湿することも忘れずに。
金沢医科大学卒業後、東京医科大学病院皮膚科学教室入局。自分自身の肌トラブルの経験から皮膚科医を目指し、2011 年に開院。ご主人も皮膚科医。
\化粧品ブランドからのアドバイス/
「指のはらを泡表面に当て泡を小刻みに動かすことで、肌に摩擦を与えず汚れ(花粉など)をしっかりと吸着できる小刻み洗いがお勧めです」(亘理美由貴さん・花王)
「摩擦や力の入れ具合で肌に負担をかけず、やさしく洗うのをお勧めします。洗顔料の正しい量を使用することも大切です」(郡司 薫さん・シスレージャパン)
帰宅時の肌には変質したファンデーションや皮脂、花粉、PM2.5などの大気汚染物質が付いてます。それらは健常な肌ではいたままでも悪さはしませんが、ゆらぎ肌だったりトラブルのある肌では皮膚炎の原因になり、肌の赤みや痒さを引き起こします。また、落とさずそのままにしておくと、部位によっては皮脂を餌として肌に常在するカビ菌の一種が繁殖してしまいます。(竹尾先生)
\化粧品ブランドからのアドバイス/
「肌がゆらいでいる時は、肌に汚れが残ってしまうと、さらに悪化させてしまう恐れがあります。『低刺激だけど汚れはしっかり落とせる』アイテムを選ぶのが大事です」(松浦祐子さん・資生堂ジャパン)
洗顔で一番いけないのは摩擦です。擦ることによって、角質層が傷つき、そこからバリア破壊が起きてしまいます。「肌が乾燥し、化粧水がしみます」と来院する患者さんは、肌に炎症が起きている状態が多いです。そういった場合は肌をいったん休ませることを提案しています。ターンオーバー準備中の肌表面の細胞に摩擦は厳禁です。(竹尾先生)
\化粧品ブランドからのアドバイス/
「シャワーを直接あてて流すと、水圧が刺激になって乾燥などを加速させてしまうため、流水を手ですくってすすぎましょう」(島田久美子さん・オルビス)
「目や口の周りは皮脂の分泌が少ないため乾燥しがちです。他の部位と同様に、こすらないよう注意してください」(木寺佑妃さん・コーセー)
そのような時は、朝の洗顔料使用をいったん控えましょう。メークをしない時や家から出ない日は、夜もお湯洗いだけにして、徐々に戻していくということをお勧めします。コットンでの拭き取りは摩擦が生じるので、肌が敏感な時はNG です。肌は体の外側を覆っている臓器です。胃腸などと同じく、不調な時は肌を休めることが大切なのです。(竹尾先生)
\化粧品ブランドからのアドバイス/
「刺激を与えないように、コットンなどでの拭き取り洗顔は一度ストップしてください」(馬場ひとみさん ・SEVEN BEAUTY)
コロナウイルスは粘膜から感染すると言われているので、大切なのは手を洗う前に目や顔を触らないことです。ウイルスが付いていたとしても、ぬるま湯でやさしく流せばウイルス量は減らせるので、アルコールなどで拭き取らなくても大丈夫です。(竹尾先生)
2021年『美ST』5月号掲載
撮影/向山裕信(vale.)〈人物〉 モデル/蓮見さくら(TEAM美魔女) ヘア・メーク/辻元俊介(LA DONNA) 取材/大佛摩紀 編集/石原晶子
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