50歳のマリオネットラインがすぐ消えた！？最新たるみ治療「糸リフト」を徹底解説

自力でコツコツケアはもちろん、美容医療にも頼りたいのがたるみ悩みの本音。そんなたるみ治療の新定番「糸（スレッド）」にクローズアップ。初心者なら押さえておきたい痛みや施術時間、おすすめ頻度などの基本的な疑問から、実際に体験した2人のビフォーアフターまでたっぷりご紹介。予約が込み合う年末までに知っておきたい入門編です。本誌美容医療連載でおなじみのDr．ウサコがナビゲート！

その名の通り皮膚の下に糸を通して持ち上げる治療。また、皮膚内の細胞が活性し、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。

パーティースレッドはしなやかで糸の往復が可能なのが特徴。引きつれ感が起きにくいPDOと、ポニーテールをするとフェイスラインが上がる原理と同様、側頭筋膜上の皮膚を後方に引き上げられるPCLLAの2種類。

ショッピングスレッドは美ST発ウサコ命名です。登場当時は引き上げ効果メインでしたが最近は肌のハリツヤ目的の治療になっているよう。

個人差がありますが、耐えられる程度。局所麻酔のみですが痛みに弱い人には笑気なども。

約30分以内。

直後にすぐ引き上がります。挿入部位は1週間ほど不快に感じる場合も。

最初は多めに10～16本入れたら、半年後、1年後はたるみの程度によりプラスして。

1本3万円前後が相場。

すぐに引き上げたい人、マシンを継続するのが億劫な人向き。

マッサージが好きな人。

糸は脂肪を移動させるので頰が不自然に膨らみ、妙な顔に。「糸顔」と言われています。

カウンセリング時のDr.の見立ては？
「法令線、マリオネットラインは脂肪の下垂が原因なので糸で脂肪の再配置をすべくこめかみから計4本。昨年した顎下脂肪吸引+糸のメンテのため顎下まで5本ずつ入れましょう」

痛みはどう？
「笑気で痛みはクリア、普通は笑気なしみたい。30分ほどでガンと上がった超タイパ糸。『すぐ上げたい、すごく上げたい』時に最適。過去最高の満足度です！」

その後どう？
「過去に4回糸を経験、今までの糸は何だったのかと思うほど簡単に上がってしまいました。こんなにも手軽に簡単にリフトアップできる日が来るなんて！」

PDOの太さは従来の糸と同じなのにしなやかで脂肪が薄い人にも施術可能。フェイスラインに入れると肌の中で往復可能なため糸初心者ドクターにも扱いやすい。透明ポニーテールPCLLAは硬さがあり、こめかみから固定するイメージ。

脂肪の下垂が顕著ではないものの、輪郭が瓢箪のように凸凹なので中顔面が間延びした印象でした。

こめかみに各2本ずつのPCLLA、輪郭はPDOを各3本ずつ、トータル10本で口元のジョールファットと頰のメーラーファットを外側上方に再配置し美しく！

2023年『美ST』12月号掲載
撮影／楠 聖子、清水ちえみ、中林 香　取材／ Dr.ウサコ、兵藤美香　イラスト／別府麻衣　編集／矢實佑理