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まわりが静かになると耳鳴りが気になって気が散ったりしませんか? 耳鳴りは自分にしかわからないため、周囲に理解してもらいにくいのもつらいところ…。実は、更年期に症状が出て、悩む女性は多いんです。そのほとんどは自律神経の乱れなどによる一時的なものであり、心配いらないことが多いのですが、病気の可能性もあるため注意が必要になります。そこで今回は、耳鳴りの原因や受診の目安、対処法について詳しくご紹介します。
耳鳴りは自律神経の乱れや、加齢、病気などによって起こるといわれています。以下が具体的な原因です。
ストレスや疲労が蓄積したり、睡眠不足で生活リズムが崩れたりすると、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなって耳鳴りが起きることがあります。
更年期は女性ホルモンの分泌が低下し、自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れていると、ストレスや疲労、睡眠不足などの生活習慣が引き金となって耳鳴りなどの症状が起こりやすくなるのです。
体が冷えると、血管が収縮して耳の血流が悪くなり、耳鳴りが起きることがあります。更年期に女性ホルモンの分泌低下によって自律神経が乱れると、体温調節がうまくいかなくなって体が冷えやすくなるため要注意です。
加齢によって聴力が低下することによって、耳鳴りが起きることも。このような症状は50歳前後から生じることが多く、歳を重ねるにつれて頻度が高くなります。
下記のような病気が原因で耳鳴りが生じることもあります。耳鳴りがひどい場合、病気の可能性がないか耳鼻咽喉科で診てもらうといいでしょう。
上記でご紹介したように、耳鳴りはメニエール病や難聴などの病気によって生じることがあります。次のような症状が見られる場合は、重症化する前に早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
耳鳴りの多くは一時的なもので、すぐに治まります。しかし、キーンといった耳鳴りが長時間続いたり、何度も繰り返したりする場合は病気の可能性が考えられるでしょう。
めまいやふらつきを伴う場合は、メニエール病や突発性難聴などの可能性があります。
耳鳴りに加えて、音の聞こえにくさを感じたり、耳の中が詰まったりするように感じるときは早めに受診しましょう。
耳鳴りを改善するには、次のような習慣を取り入れ、自律神経を整えて血流をよくすることが大切です。
休息や睡眠をしっかりとることで耳鳴りが改善することも多いです。今一度生活習慣を見直して休息や睡眠を十分にとり、疲労や睡眠不足を解消しましょう。
ストレスは自律神経の乱れを引き起こします。次のような方法でストレスを解消して、症状を改善しましょう。
適度な運動や入浴でストレスを解消すれば、良質な睡眠が。また、耳鳴りを気にしすぎると、それ自体がストレスになることがあります。気晴らしをするなどして、耳鳴りを気にしすぎないようにしましょう。
入浴時はシャワーだけでなく湯船に浸かる、蒸しタオルで耳を温めるなどして、血流をよくするセルフケアを行いましょう。
耳鳴りの改善や予防に効果的なイソフラボンやビタミンB12などの栄養素を摂ることもおすすめです。
イソフラボンには、血流を改善する働きがあるといわれています。
〈イソフラボンが多く含まれる食品〉
大豆、枝豆、豆腐、納豆、豆乳、きな粉など
また、ビタミンB12には、末梢神経の代謝を改善し、神経の安定を保つ働きがあるといわれています。
〈ビタミンB12が多く含まれる食品〉
豚肉、レバー、アサリ、シジミ、サンマなど
漢方薬のなかには「耳鳴り」に効果が認められているものがあり、実際に耳鼻科でも処方されています。
上記の作用がある生薬を含む漢方薬を選ぶとよいでしょう。また、漢方薬は自然由来の治療薬として、耳鳴りの症状の改善だけでなく、心と体全体のバランスを整えて体質を根本から改善することも得意としています。
冷え性で疲れやすく、貧血症状が気になる方に。体の水分代謝を整えて、余分な水分を尿として排出することで耳鳴りの他に冷えやむくみも改善します。
体が虚弱傾向にある方に。血(けつ *栄養と潤い)を補って熱を抑えることで高血圧に伴う耳鳴り、肩こり、頭重を改善します。
漢方薬を選ぶときには、その人の状態や体質に合っているかを見極めることが重要です。うまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。そのため、漢方薬を選ぶときには漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するといいでしょう。
耳鳴りは不快感や苦痛をもたらすつらい症状です。体からのSOSのサインでもあるため、今一度生活習慣を振り返って、十分な休息や睡眠をとったり、ストレスを解消したりしましょう。症状がなかなか治らない、めまいやふらつきを伴うなどの場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。耳鳴りを解消して快適な毎日を取り戻しましょう!
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。健康・美容情報を発信する「Medical Health -メディヘルス-youtubeチャンネル」では、お薬最適化薬剤師として「無駄な服薬はお財布と体の敵!」をモットーに薬の最適な選び方を解説する動画を公開中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
編集/安岡祐太朗
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