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女性の体の中にある「卵子」。生まれた瞬間から減り続けているって知っていましたか?現代の女性は20代30代を仕事などで忙しく過ごし、いざ妊活を始めた時には卵子が減ってしまっている…という場合も。将来産むかもしれない娘にも伝えたい、卵子のこと・卵子凍結のことをドクターに教えてもらいました。
「日本は体外受精件数が年間46万件、世界一の不妊治療大国です。一方でその成功率は13%と低水準。その背景には、日本は体外受精平均年齢40歳という妊活年齢の高さがあります。卵子年齢が若ければ、40代でも20代と変わらない出産が可能なので、卵子凍結は未来のために今できる選択肢の一つと言えるでしょう。
不妊治療にはタイミング療法→人工授精→体外受精や顕微授精などがあります。卵子凍結は将来の体外受精を見据えて卵子を受精していない状態で凍結する技術で、自分のライフプランに合わせて妊娠を先送りし、将来の妊娠の可能性を高められます。生理痛がある方の7割が子宮内膜症で、その半分の方が不妊に。若いうちから定期的にチェックし、痛みがあるなら低用量ピルは検討しても良いと思います。不妊治療に来て初めて卵巣系の病気がわかる方もいるので、定期的にエコー検査・子宮頸がん検診・AMH検査をオススメします。
AMH検査は、少量の血液検査により、その方の卵巣の中にある卵子の数の目安を知ることができます。卵子の数の目安は個人差が大きく、1回の生理で減る卵子の数にも幅があります。20代の前半で1回、20代の後半で1回、あと30代に入ってからは、1〜2年ごとに定期的に見ていただけると今のご自身の卵子の在庫数を確認できることになります」(グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長、日本産科婦人科学会専門医・岡田有香先生)
卵子と精子を1つのシャーレの中で混ぜ、自然の力に任せて受精させる体外受精や精子を卵細胞質へ注入する顕微授精で使う顕微鏡。
生まれた頃の卵子の数は平均200万個位と言われていて、以降は新たに作られず思春期までには20〜30万個にまで減少。生理の度に約400〜500個の卵子が消滅します。※グラフ、図:岡田先生提供
採卵数と年齢別出産率(1名換算)
不妊と年齢の関係性を示した表。採卵数(の多さ)と卵子を採取した年齢が若いほど出産率は上がる。*出典:Human Reproduction vol.32 ※表:岡田先生提供
自然妊娠か体外受精かで表の年齢は変わります。将来的に自然妊娠でお子さんを2人欲しいと望まれる場合、27歳までに一人目を考えていただくと90%は自然妊娠で可能。ヨーロッパの大規模なデータで、日本とも相関があると考えられます。※表:岡田先生提供
「子宮頸がんは唯一ワクチンによって予防できます。性交渉によって感染するウイルスなので10代前半の接種が推奨されていますが、性交後でもご自身がすでにかかっている型以外の予防にはなります。子宮頸がんは20代〜40代に多く、まだ子宮頸がんウイルスにかかっていない方なら大人でもウイルス感染への予防効果はあり、45歳まで受けられます」(グレイス杉山クリニックSHIBUYA 院長、日本産科婦人科学会専門医・岡田有香先生)
費用の予測が難しい卵子凍結をパッケージプランとし、凍結保管も定額月払いにした新しいスタイルのクリニック。東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti SHIBUYA 5F ☎03-6427-5670 診療時間 月〜土8:30〜12:30/14:00〜17:00 日曜休診
2022年『美ST』8月号掲載
取材/菊池真理子 編集/佐久間朋子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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