FEMTECH
2011年7月号「だから、美ホルモンヌにならなきゃ!」の大特集で、彗星のごとく現われた、謎のキャラ。その名も〝 ホルモンヌちゃん〟。なんと連載化!今日も今日とて、女度アップのために悪戦苦闘中です。
女性ホルモンというのは、何が何でも増やさなければ、と思われがち。しかし、重要なのは量よりもバランス。実際に、生理前はエストロゲンとプロゲステロンの量が緩やかに増加しますが、結果、体全体がむくみ、肌が荒れやすくなってしまいます。また、肌のハリ・ツヤなど女性らしさを作る働きをするエストロゲンも、増えすぎてしまうと、乳がんや子宮体がんのリスクが高まるといわれています。
忙しく仕事をこなしていると、男性並みの闘争心を求められるため、〝男性化〟してしまうというのも誤解。男性ホルモンが多く分泌されたわけではなく、不規則な生活によって、ホルモンバランスが崩れてしまうことが原因です。
分泌量を増やせないからといって、落ち込むことはありません。ホルモン以上に、〝ホルモン的効果〟が得られるのが、大脳を刺激すること。何歳になっても恋する気持ちで、女らしさは生まれるのです。
『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)が40万部超の大ヒット。現役産婦人科医として、診療に従事すると同時に、女性の性について積極的な啓蒙活動を行う。
イラスト/今井久恵
2011年『美ST』8月号掲載 ※連載を再構成したものです。情報は発売当時のものになります。
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