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手指の痛みやしびれも【女性ホルモンの減少】が関係してるってホント⁉|ホルモンヌちゃんと学ぼう!

40代以降の女性の心身には様々な変化があらわれやすくなりますが、手指の痛みやしびれを感じ出した方もいるのではないでしょうか。この症状、年齢を重ねることで起こる、女性ホルモンの一つ・エストロゲンの減少が関係しているかもしれません。今回はそんな症状の原因や対処法などを美STの名物キャラクター・ホルモンヌちゃんと一緒に学んでいきましょう。

前回のホルモンヌちゃんは……

前回のホルモンヌちゃんは、女性にとって大切な役割をもつエストロゲンの減少が体型の変化にも関わりがあることを学びました。エストロゲンに似た働きをするエクオールは糖や脂質代謝の改善に役立ち、体調管理につながる存在だと改めて実感!

最近、なんだか
不調の多いホルモンヌちゃん。
女性ホルモンの減少
が関係していた⁉

年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、特に閉経前後(個人差はあるが45歳~55歳頃)には、エストロゲンの分泌が急激に減少することで、ホルモンのバランスが崩れ、心身に様々な不調があらわれやすくなります。エストロゲンの減少によって起こる不調の代表的なものとしてよく挙げられるのは、ほてりやのぼせ、発汗などの症状が出るホットフラッシュ。また、毎日なんとなく体がだるかったり、疲れがとれにくい、イライラや不安を感じる、肩こり・腰痛、骨密度の低下なども広く知られています。これらの他に、手のこわばりや指の関節の痛みなど、一見すると「手の使いすぎや年のせい?」と思ってしまうような不調も、実はエストロゲンの減少が関係しているということがわかってきました。

 
ホルモンヌ格言①

エストロゲンの減少は体のいたるところに影響している!

40代・50代女性から出始める
女性ホルモンの低下による
手指の不調は
こんなにもあるんです!

 

症状が出ている
箇所によって
いろんな呼び名と原因が

 

女性ホルモンの低下の影響でよく見られる手指の不調として、「腱鞘炎」と「変形性関節症」が挙げられます。「腱鞘炎」は指の手のひら側にある屈筋腱と呼ばれる腱(骨に筋肉を付着させる繊維性のひも状の組織)と、腱をトンネルのように取り囲んでいる腱鞘(腱が滑らかに動くよう支える滑車のような働きをする組織)に炎症が起きる疾患。腱が腫れ腱鞘も厚くなるため、腱が腱鞘の中をスムーズに通過できなくなり、痛みやこわばりが生じます。これが進行すると、指の曲げ伸ばしの際にカクン、カクンと引っかかったり、途中から曲げられなくなる「ばね指」と呼ばれる状態になることもあります。

腱と腱鞘との摩擦が大きくなってくると、関節が引っ張られて強い負担がかかることになり、この状態が長く続くと関節の軟骨がすり減り、やがて「変形性関節症」につながってしまいます。朝起きると手指のこわばりを感じたり、フライパンが持てない、ペットボトルの蓋を開けられないといった、日常生活に支障が出るほどの痛みが生じることもあります。

エストロゲンは腱などの
腫れを抑制するという働きも。
手指には関節が多いから
その影響を受けやすいんです!

女性らしい体を作ったり自律神経のバランスを保ったりと、女性にとって大切な役割をもつエストロゲン。全身の健康に関わる様々な働きをもっていて、「腱などの腫れを抑制する」というのもその一つです。しかし、閉経が近づいてエストロゲンの分泌量が急激に低下していくと、それが上手く機能しなくなってきます。40歳以降の女性に多い手指の痛みやしびれ、関節の変形といった症状は手指の使いすぎや加齢が原因だと長らく考えられてきましたが、実はエストロゲンの減少が深く関わっている可能性があることがわかってきました。

では、エストロゲンの減少が手指の痛みに影響するのはなぜでしょうか? そもそもエストロゲンは、細胞内の「エストロゲン受容体」と合体することで健康効果を発揮するもの。エストロゲンが減少すると関節や腱にあるエストロゲン受容体にも十分な量が入らなくなり、効果が低下して関節や腱が腫れてしまいます。このエストロゲン受容体は関節軟骨、軟骨下骨、靭帯および滑膜を含む全ての関節組織に存在するため、関節の多い手指には自然とエストロゲンの影響が出やすいのです。

手指の痛み・しびれは、
リウマチと間違いやすいので
要注意!

変形性関節症とリウマチは、指の関節の腫れやこわばり、痛みといった自覚症状や40代以降の女性が患いやすいなど共通する点が多く、特に初期の段階では専門医でないと判別が難しいのです。リウマチの場合には、朝の手足のこわばりが1時間以上続き、痛み・腫れ・変形といった関節症状が第一関節には起こらないのが特徴です。これに対し変形性関節症は、朝のこわばりが1時間以内であり、第一関節・第二関節にその症状が発症するものの、第三関節に発症するのは稀であるという違いがあります。
いずれにせよ手指に強い違和感が生じた場合には、むやみに自己判断をせずに整形外科やリウマチ科へ早めの受診をし、より専門性の高い治療が必要と診断されたら、手外科の専門医を受診するようにしましょう。

 
ホルモンヌ格言②

たかが手指、されど手指! 違和感があったら病院へ!

では、手指の痛み・しびれは
どうセルフケアすればいい?

腱などの腫れを抑制する働きをもつエストロゲンは、年齢を重ねるごとに減少して手指に不調をきたす一つの要因になります。そこでまず重要なのが、生活習慣の見直し。「適度な運動・質の良い睡眠・栄養バランスを考えた食生活」、この3つを整えることが大切です。そして、生活の中で以下を心がけると良いでしょう。

・使いすぎない(それだけが原因ではないが、原因の一つ)

・負担をかけないために、テーピングやサポーターなどを利用

・急性期は、アイシングで炎症・疲労を落ち着かせる

・日頃から血行を良くする(手を使う前にぬるま湯につける、シャワーだけではなく入浴を心がける)

注目されているのが「エクオール」という成分。エクオールは、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが腸内細菌によって代謝されて産生され、エストロゲンによく似た働きをする特長があります。腸内でエクオールを作れるのは日本人の約半分だと言われているため、腸内で産生できない場合は、サプリメントでエクオールそのものを摂取することをおすすめします。実際に手指の不調を抱える人が毎日エクオール10㎎を摂取したところ、3カ月後には約6割近くの方に痛みの改善が見られたという報告も。

出典:平瀬雄一,日本女性医学学会雑誌 ,25(2),307-311,2018 改変
提供:四谷メディカルキューブ手の外科・マイクロサージャリーセンター

腸内でエクオールを作れるのは日本人の約半分だと言われているため、腸内で作れない人はもちろん、作れる人でも、大豆食品を食べない日や、その日の体調によっては作れなくなることもあるので、サプリメントでエクオールそのものを手軽に直接摂取するのも手です。
40歳以降の手指の症状に対して、これまで手指の使いすぎや年齢のせいだと治療を諦めていた方は、専門医に相談のうえサプリメントなどでエクオールを取り入れてみるのもよいでしょう。

ホルモンヌ格言③

手指の違和感にはエクオールも一つの手

お問合わせ先/大製薬 女性の健康推進プロジェクト
https://krs.bz/otsuka/m/womanpj

イラスト/今井久恵 図/大製薬提供 取材・文/本荘衣理佳

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手指の痛みやしびれも【女性ホルモンの減少】が関係してるってホント⁉|ホルモンヌちゃんと学ぼう!

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