HEALTH
女性ホルモンは心や体の健康、美容にも多く関わっています。「人生100年時代」と言われる今、女性ホルモンの正しい知識を得て上手に付き合っていくことが、人生の後半戦を生き生きと生きていくために大切です。
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薬膳とは漢方の考え方を毎日の食事に置き換えたもの。スーパーで手に入る材料で、体質に合った必要な食べ物を取り入れて更年期の諸症状を緩和させましょう。
\体を温めて、巡らせる食材で作ったカレーで冷えを解消/
【材料4人分】
・海老…100g
・玉葱…1/2個
・ニラ…1/2束
・オリーブオイル…大1
・カレー粉…大1
・ニンニクと生姜のすりおろし…各小2
・山芋…50g程度
・塩・胡椒…各少々
・醤油…大1
・味噌…大1.5
・みりん…大1
・水…200ml
・片栗粉…小1
【作り方】
❶海老の殻と背ワタを取りきれいに洗っておく。
❷玉葱は薄切りに、山芋は皮をむき2cm角ぐらいに切り、ニラは1cm程に刻んでおく。
❸フライパンにオリーブオイルと玉葱のスライスを入れて5分ほど透明になるまで炒めたら、塩・胡椒とカレー粉、ニンニクと生姜のすりおろしを入れて香りが立つまで加熱。
❹③に海老と山芋を入れてざっくり混ぜ合わせたら、水と調味料を入れて中火で加熱し5分程煮込む。
❺塩・胡椒で味を調えたら水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、最後にニラを刻んだものを入れてざっくり混ぜたら完成。
*ごはんはアンチエイジングにもよい黒胡麻と黒豆入りの雑穀米を添えました。
\Point/
ニラは1cmの小口切りにして、最後にサッと入れることで、風味と食感を楽しみます。
更年期の冷えは腎機能の低下が大きな原因です。腎はエネルギーの源なので体を温める機能も備えていますが、老化とともにそのエネルギーが弱まります。腎機能に良い食材で熱量を増やし、さらに血を巡らせることが大切。それには山芋やニラとカレーのスパイス類がお勧め。また汗を出しすぎないよう、ニンニクや辛すぎは控えてマイルドなカレーに。
「東洋医学的にホルモンバランスが崩れるというのは、腎機能の低下によるものと言われています。また、女性は7の倍数の年齢時に体に変化があると言われていて、49歳で閉経を迎えるとされています。
閉経することで、気・血・水のバランスが崩れ、特に気(気とは全身に流れるエネルギーのこと)や血の巡りに様々な弊害が出てきます。
そして、7の倍数に関係すると言われている臓器が腎臓で、腎が弱くなると水の代謝も悪くなり、むくみやすく、目眩や下半身が冷えるようになります。また今まで気・血や水を作り上げてきたものが低下して︑体の中から生み出す力が衰えてしまう状態を東洋医学では陰虚と言います。
陰虚になると、熱はないけどほてりが出たり、寝汗をかくようになったり、陰陽のバランスが崩れ上半身が急に熱くなり普段から汗をかきやすくなったりします。それらの改善に気・血・水のバランスを整える食材を取り入れた簡単に作れる薬膳で更年期症状を緩和しましょう」
\教えてくれたのは/
谷口ももよ先生
薬膳料理研究家。一般社団法人東洋美食薬膳協会代表理事。自身の体調不良から、国際中医師まで資格を取得。日本における薬膳料理研究の第一人者として、TV、女性誌等で活躍中。
2024年『美ST』10月号掲載
撮影/渡邉明日香、大槻誠一(ともにA-1) 取材/大佛摩紀、菊池真理子 食材写真/ピクスタ 再構成/Bravoworks,Inc.
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2024年12月16日(月)23:59まで
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