知っておきたい！【蕎麦】を美味しく食べるための作法って？

食べる美容食である蕎麦（そば）は春夏秋冬いつ食べても美味しいもの。でも、蕎麦ってどれだけ種類があるのかや、蕎麦の美味しい食べ方の作法、あなたは知っていますか？知ればもっと美味しく食べられる蕎麦のうんちくを紹介します。

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蕎麦粉100％で打った十割蕎麦、小麦粉2割・蕎麦粉8割の二八、小麦粉1割・蕎麦粉9割なら九一、蕎麦粉の中心部分を挽いたデンプン質主体の更科蕎麦、玄蕎麦（殻のついた蕎麦の実）を挽いた田舎蕎麦、粗く挽き混ぜた粗挽き蕎麦に、大きくは分けられます。蕎麦の実の甘皮や殻ごと食べられる十割蕎麦が一番栄養豊富です。蕎麦粉につなぎ以外の材料を混ぜ込んだ蕎麦を変わり蕎麦といい、茶蕎麦、桜蕎麦、ゆず蕎麦などがあります。

作法は夏目漱石が書いた『吾輩は猫である』まで遡ることができると言われています。蕎麦は日本文化のひとつです。現代にも合った粋な食べ方とは…

①出されたらすぐ食べる
②最初に何もつけず食べる
③蕎麦猪口にはつゆをたっぷり入れず、少しずつ
④わさびは直接つけて
⑤蕎麦はつゆに少しだけつけて
⑥最後はお好きに、喉越しも楽しんで

①蕎麦猪口をもう一個もらう。②そのまま蕎麦湯を飲む。③蕎麦つゆが美味しいと感じたら少しずつ蕎麦湯に混ぜ味見、好きな割合を見つける。④お好みで、余っているわさびやネギなどの薬味を入れる。塩で味付けしてもよし。

Q. 乾麺を茹でた蕎麦湯は飲めるの？
A. パッケージ裏の表示を見て、「塩」が含まれていない蕎麦は蕎麦湯も飲めます。できれば十割蕎麦がおすすめです。

2022年『美ST』9月号掲載
撮影／福本和洋（TAKMI）、結城剛太　取材・編集／金子美智子