HEALTH

睡眠に満足していない人は7割以上!?「睡眠のプロに聞いた快眠のコツ」

加齢とともに睡眠の質は低下し、満足できていない人が増加中。キレイのためにも重要な眠り。快眠の重要性を睡眠のプロに解説していただきました!

多忙な生活や更年期にエイジング...まずは睡眠の理解を深めましょう

教えてくれたのは... 中村真樹先生/青山・表参道 睡眠ストレスクリニック 院長

「日本睡眠学会総合専門医・指導医、日本睡眠学会評議員。東北大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。東北大学病院精神科で助教、外来医長を務めた後「睡眠総合ケアクリニック代々木」院長を経て、’17年開院。’14年に全米ナルコレプシーネットワーク最優秀研究者賞を受賞。著書に『仕事が冴える眠活法』(三笠書房)他。」

30代~50代女性は、家事・育児・仕事の両立で多忙なため、寝不足や不規則な生活、それに伴う悩み・不安からのストレス性の不眠に。また更年期の症状としての睡眠時無呼吸症候群等の発症も、この世代の睡眠の悩みに繋がります。眠りを維持するのも「脳」の機能であるため、加齢とともに中途覚醒・早朝覚醒しやすくなり、さらに必要とする睡眠時間も短縮傾向にあることが指摘されています。

睡眠の目的は心身の疲労回復。運動負荷が減ること、基礎代謝が下がることが一因とも。睡眠負債が続くと、高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病のリスクも高まります。また、寝不足により脳の老廃物の排泄や精神疲労の回復が不十分になり疾病のリスクも上がるとされていますので、美と健康のためにも日々睡眠改善を目標に健やかな眠りを。

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睡眠に最適な環境は?

まずは歳を取ると「眠りの質が悪くなる」「早く目覚める」「昼間に眠くなる」ものだと理解を。質の良い睡眠を得るためには、睡眠環境を整えることも大切。室温16℃(冬場)〜26℃(夏場)、湿度50〜60%の静かな環境が最適といわれています。また一朝一夕には解決しないので今一度、日頃の生活習慣を見直してみましょう。

2025年『美ST』4月号掲載
取材/大佛摩紀 イラスト/ノグチユミコ デザイン/スズキのデザイン 編集/小澤博子 再構成/Bravoworks,Inc.

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一生元気に!自愛ビューティ

睡眠に満足していない人は7割以上!?「睡眠のプロに聞いた快眠のコツ」

2025年5月号

2025年3月17日発売

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