HEALTH
現代人に不足しているといわれる、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含むフルーツは、美肌、美腸のほかにも女性にうれしい作用がいっぱい。スーパーフルーターの中野瑞樹さんが、その魅力をナビゲート!
ほとんどのフルーツは、83~90%が水分であり、糖分(果糖、ブドウ糖、ショ糖)は多くありません。例えば、板チョコ1枚のカロリーは、みかんなら約10個分、りんごなら約1.5個分に相当します。なんと、もやしといちごが同じカロリーです。つまり、フルーツは低カロリーで太りにくい食品なのです。
国が推奨するフルーツの摂取量は1日200g以上ですが、日本人はその半分も食べておらず、先進国で最下位。中国、韓国、北朝鮮より少ないんです。また、フルーツをよく食べているのは高齢者なんです。世界では、フルーツは嗜好品ではなく必須食品であり、健康のために毎日しっかりフルーツを食べることは世界の常識です。
フルーツの生産現場では農薬について厳しい指導が行われ、農家は散布履歴書がないと出荷できません。農協や卸売市場では残留農薬試験が抜き打ちで実施されていますが、残留農薬が検出されること自体少なく、国が定める基準値を超えることなどまずありません。だから洗って食べれば全く問題なし。輸入柑橘は、長期輸送のため防カビ剤を使用することが多いので、よく洗い、皮をむいて食べましょう。
朝のフルーツは金、昼は銀、夜は銅などといわれますが、空腹時ならいつフルーツを食べても速やかに代謝されるため問題ありません。食後2.5時間以上たっていれば寝る前のフルーツもOK。適度な水分補給ができ、睡眠中の代謝に必要なビタミン・ミネラルも摂取でき、食物繊維が翌朝の便通をサポートしてくれます。
教えてくれたのは……スーパーフルーター 中野瑞樹さん
京都大学農学部卒、農学修士。元東京大学教員。国際フルーツ協会代表。2009年9月から、実験としてフルーツを中心とした果実だけの「フルーター」生活を続け、身をもってフルーツの真価を検証。フルーツの伝道師として活躍中。
朝一番には、水分の多いフルーツを食べ、睡眠中に失った水分を補給し、喉の渇きを癒しつつカロリー&栄養補給を。今の時季なら柑橘類やいちごが旬です。スーパーなどの特売コーナーに旬のフルーツが並ぶのでおすすめ。
食事の最初に食べる先フル、できれば10~20分前に食べる前フルが◎。食後では糖質やカリー加算になります。前フルなら、フルーツのビタミン・ミネラルが代謝に役立ち、食物繊維が血糖値の上昇を防ぎ、食べすぎも予防できます。
ジュースやお菓子など加工食品に入っている糖質と、フルーツの糖質は別物。前者は肥満などの予防のため、国連では1日25g以下の摂取が推奨されていますが(一般的な清涼飲料水では、1本で推奨量を超える)フルーツに制限はありません。
自分の体に合ったフルーツ=キラーフルーツなら、わかりやすい体感が得られます。美肌、便秘や生理にまつわるトラブルの解消、ダイエットなど。体の声に耳を傾けながら、1年を通して旬のフルーツをあれこれ試してみて。
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