2016/3/29 （2023/10/3 更新） HEALTH

行ってきました！出雲の「やせる」漢方クリニック

芸能界やマスコミ関係者の間で拡散する「出雲に必ずやせる漢方茶がある」との噂。東京から日帰りで行く人も多いというその効果、自分の目とお腹で確かめてきました。

土曜日の患者さんはなんと240人！

体験したのは？
大山真理子・38歳ライター
美STライターになり１年半。昼夜逆転の不規則な生活が続き、気づけば8kgの大増量。ファスティングに成功した経験から、本気になればやせられるという根拠のない自信あり。

満員のクリニックはぽちゃ子への優しさで満たされていました

ある取材で〝出雲のやせるお茶〞の存在を偶然知りました。「半年で10㎏やせた」「無理な食事制限も運動もせずにスルッとやせる」という口コミで、マスコミ関係者が続々と訪れているとか。それなら私にもできるかもしれない。「取材なんてできなくていい、ただ私はやせたいの」、気づいたときにはクリニックの予約を入れていました。出発の日はまさかの大嵐。予定していた便に乗り遅れたうえ、次の飛行機はキャンセル待ち。しかも嵐で離陸できない。「神様まで私のダイエットの敵なのね」と落ち込むどころか、闘志に火がつきます。ようやく出雲市斐川町にあるクリニックに到着したのは診察終了間際。外観はごく普通の病院ですが、中は高い天井と広く明るい待合室が広がり、そこにある約80席がほぼ満席の大混雑。ようやく一通りの検診を終えると、院長の診察です。

ひとりひとりの要望に合わせた漢方茶をオーダーメイド

開口一番「君なら10㎏やせられるよ」という先生の言葉に気をよくし、目標体重も高めに設定。その後、先に答えていた問診票と照らし合わせながら、静かに処方を決める先生。ダイエットには代謝促進と排出を促す漢方を中心に、美肌のハトムギ、消化を助ける山芋など10種類以上のブレンド漢方が処方されているそう。さらに私には、冷えや肩こりなどの悩みに効くものも追加。こうやって患者さんひとりひとりの要望を聞いて、オーダーメイドで処方されます。続いて生活指導へ。「俺自身が面倒なことや難しいことが苦手でできないから、患者さんにもできないことはやらせたくないの」と軽妙な口調で語るパワフルな先生から指示されたことは主に２つ。漢方茶を食前と空腹時に飲むことと、炭水化物やお菓子、お酒など一部の食事を控えること。炭水化物などのエネルギー源を控えても、代謝を維持できるように漢方が補うという説明を受けました。さらにこのお茶を飲むと食欲が少し抑えられる効果もあるみたい。ただ制限といっても、「ご飯やパン、うどんはダメだけど、パスタや蕎麦はいいよ。」とか、「果物は、特に糖分が高い柿以外はＯＫ」「ビールやワインの代わりに蒸留酒にして」とけっこう気楽。しかもとんかつでも唐揚げでも、おかずは目一杯食べてよし。また、この制限は一時的なもので、様子を見てだんだん食べていいものが増えると聞き、さらに安心。「ただ、やっぱりご飯とお菓子が大好きなんですよね〜」とまだゴネる私に、「まずは１カ月やって文句はその後。ちゃんとやれば３㎏はやせるから」という説得を受けたら、もう返す言葉はありません。といっても、毎日お茶を煮出すこと自体が面倒なんだけど……。お支払いは診察費と薬代で約７千円でした。

7日間で2.5kgの減量に成功しました

せっかく出雲まで行ったからと、数日やってみました。朝起きて、漢方茶を煮出すこと40分。水筒に入れて一日中持ち歩きます。漢方特有の香りが立ち込めるお茶を飲むと、不思議と空腹感がおさまります。そして、翌日、体重計に乗ってみると、マイナス１㎏！　７日間で2.5㎏の減量に成功。結果が出ると俄然やる気が出るもの。もうお茶を煮出すことも苦になりません。もちろん食事制限も簡単だし問題なし。たくさん食べた翌日ほど意外に体重が減るという事実にも気づきました。そうやって徐々に食への考え方が変わり、自然とリバウンドしづらい体になるらしい。それに、最近やたらと編集部で「肌が明るくなったね」って言われるんです。ちなみにクリニックは出雲空港と出雲大社のちょうど中間に位置し、帰りにお参りもできました。

＼出雲の漢方茶の秘密が書籍になりました！／