HEALTH
健康診断、ちゃんと受けていますか? 医療機関を受診するほどではないけど、なんとなく不調がある……。そんなときのセルフ診断法をメディアで話題の森田 豊先生が40代女性向けにレクチャー。自宅で手軽にできて、すぐに結果がわかります。さあ、あなたもトライしてみて。
病気には明らかな症状が出ないものがあります。また、めまいや頭痛、目のかすみなど、忙しさの中で見逃してしまうサインも。40代はさまざまな病気のリスクが上がり始める時期。医療機関の健康診断を受けるのはもちろんですが、自宅でできる健康チェックを活用して早期発見を心がけましょう。今回紹介するチェックテストは実際に医療の現場で使われているものや、医学的なデータをベースに簡略化したものが中心です。どれも自宅で試すことができるので、ぜひトライしてみてください。日頃から自分の健康状態を把握しておくことで大きな病気のリスクを回避できます。
教えてくれたのは……医師・医療ジャーナリスト 森田 豊先生
東京大学大学院を卒業、米国ハーバード大学医学部専任講師を歴任。現役医師として医業の傍ら、テレビ、ラジオ、雑誌はじめ各メディアで活躍中。
ホルモンやストレスが原因? 症状は軽くても深刻なことも
この病とは…
自然に治ることもあれば、更年期障害、メニエール病、そして脳出血のような怖い病気が隠れているケースもあり。
このテストで何がわかる?
まだ本格的なめまいを感じたことがなくても、今後、めまいを起こしやすい体質かどうかチェックできます。
両手を肩の高さまで上げ目を閉じ、50回足踏みをします。その後目を開けて元の位置からのズレを確認。
進行方向に向かって中心から左右45度の中に自分の両足が入っていれば問題なし。
進行方向左右45度〜90度の位置への移動の場合、めまい予備軍なので要注意。
開始地点より反対側へ移動していたらすでにめまいの可能性があるので病院へ。
\しっかり目を閉じることが大切!/
ひどい肩こりは要注意!肩が固くなっているかも
この病とは…
正式名称は肩関節周囲炎。肩に激痛が生じるが原因が指摘できないことが特徴で、老化によって起こるとされる。
このテストで何がわかる?
急な痛みで気づく四十肩も、一連の動作を試すことで早期発見が可能。痛みが1つでも出たら要注意。3つ以上は赤信号。
①両腕をまっすぐ伸ばし、孔雀の羽のように横に広げ肩の高さまで持ち上げます。
②ひじの関節を支点に腕を上向きに90度曲げ、手のひらを前方へ向けます。
③ひじの関節を支点にゆっくり手のひらを下ろしていき、手の甲が正面へ向く真下の位置で止めます。
①両方の上腕をしっかりと体に沿わせ、ひじの関節を90度に曲げます。手のひらは上に向けて。
②上腕を体から離さないように意識しながら、そのままゆっくりと左右へ大きく開きます。
両腕を腰の後ろで組む。手のひらがしっかりと密着していなくても、指が組めたら問題なし。
両手を首の後ろで組みます。ひじが頭を抱えるように閉じていても開いていても問題なし。
両腕を伸ばしたまま、前から真上に上げます。腕が耳の後ろまでくるようにピンと伸ばして。
両腕を伸ばし、体に沿わせた状態から、手のひらを上に向けてまっすぐ真上まで上げましょう。
意外に難しい片足立ち。運動不足を見直して
この病とは…
筋力の低下が進行すると、ひいては寝たきりや要介護を引き起こすリスクが高い運動器症候群という状態に。
このテストで何がわかる?
脚の筋力がわかります。片足で立てないなら黄、両足で無理なら赤信号。かつ肥満ならサルコペニア肥満の可能性も。
①高さ40㎝程度のイスに浅く腰掛けます。背筋は意識してピンと張り、両腕を胸の前で組んでください。
②左足を床から浮かせるよう、軽く持ち上げます。背中と腕は①の状態を意識することが大切。
③反動をつけずに右足を軸にゆっくり立ち上がります。両方の足で試し、どちらか一方がNGなら両足でもチェックして。
◆あわせてチェック!
撮影/山辺恵美子 ヘア・メーク/伊藤佳奈(Bliss) 取材/竹下順子、屋宜加奈子
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2024年12月16日(月)23:59まで
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで