HEALTH
ショボつき・痛み・モヤモヤ感…40代の約80%が感じているという“目の不調”について、専門医の先生が正しい対策をわかりやすく解説します!
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私たちの生活の中で、もはやパソコンやスマホは切り離せないものに。便利になった一方、思う以上に目を酷使しています。そして40代に入ると、老眼が進み、遠くにピントが合っている状態で近くが見えづらくなります。また、涙の量や質が低下しドライアイ症状が出やすく、疲れやすさを感じるように。目の老化を遅らせるには、日常のケアと生活習慣の見直しがカギ。紫外線から目を守り、質の良い睡眠が不可欠。ビタミンA・C・Eやルテイン、オメガ3脂肪酸を多く含む食材を意識しましょう。
日中にパソコンやスマホで目を使い続けた後、夕方になってくると目がかすみ、ショボショボするといった症状が出ることがあります。目を酷使し「まばたきの減少」や、年齢による「涙の質の低下」などが関係します。目の乾きなどの症状を感じたときは、早めに眼科で検査・受診をしましょう。目の疲れを蓄積してしまい、眼精疲労へ悪化させないことが重要です。
40代は若い頃に比べて、長時間の装用、乾燥しやすい環境では角膜が水分不足や酸素不足に陥りやすくなり、「ヒリヒリする」「ゴロゴロする」といった痛みがより出やすくなります。また、レンズの表面に付着した汚れや微細な傷は、装用中まばたきのたびに角膜や結膜と擦れ合い、摩擦を生じるため、違和感や痛みの原因に。
カレーには様々なスパイスが使われますが、そのひとつである“ターメリック(ウコン)”の成分であるクルクミンには抗酸化作用があり、加齢による目のダメージを和らげる効果が期待できます。もちろん偏らず多様な栄養素を摂ることが大切です。
ドライアイや眼精疲労には“温める”のが効果的。睫毛の付け根にあるマイボーム腺の詰まりが改善され、涙が脂でコーティングされて乾きにくくなり、涙の質が良くなります。目の充血やむくみ、かゆみなど炎症がある時は“冷やす”ことで血管を収縮させ、症状が和らぎます。
\教えてくれたのは/
CS眼科クリニック 院長・宇井牧子先生
日本眼科学会認定眼科専門医。大学病院とクリニックを通じて豊富な臨床・研究・眼科手術の経験を得る。小さな不調にも、患者の症状に最善の解決策を考え適切にサポート。
2025年『美ST』7月号掲載
撮影/嶌原佑矢(UM) ヘア・メイク/川村友子 モデル/吉村ミキ 取材/半田典子 再構成/Bravoworks,Inc.
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