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アイドル・俳優・演出家として、誰よりも果敢に挑戦しながら信念を貫き、ストイックにトップを走り続ける松本潤さん。鋭い眼光とピュアな笑顔を併せ持ち、40代になった今もその輝きは増すばかり。キャリア30年目を迎え、大きな人生の変化に誠実に向き合いながら、目の前の大切にするべきものは決してブレない。その真摯な胸のうちに迫りました。現在主演を務めるドラマの役作りや最近の“変化”についても語っていただきました。
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《Profile》
’83年東京都生まれ。’99年嵐のメンバーとしてCDデビュー。嵐のコンサート演出などプロデューサーとしても才能を発揮。’23年「どうする家康」でNHK大河ドラマ初出演初主演。主な出演作にドラマ「花より男子」シリーズ、「99.9-刑事専門弁護士」シリーズ、舞台『正三角関係』など。
今夏、僕が主演を務めている日曜劇場「19番目のカルテ」では初めての医師役で、しかも新しいジャンルの総合診療医を演じます。手術など技術的なことよりも問診によって患者に寄り添う医師。スタッフから〝ぽわぽわした人柄〞と聞いていましたが、実は柔らかさは意図的で、診療をするうえで相手の心を開き、人と向き合っているのかなと。そんなイメージで僕も外見内面ともに役作りに臨みました。食生活は超シンプルに、以前より減量したり、ヘアカットもして、徳重の外見を作っていきました。
最近の変化と言えば、30代までは一切気にかけてなかった、いい睡眠をとるための準備をするようになったこと。先輩方が口を揃えたように「年をとると全然眠れなくなる」とおっしゃるので意識が変わり、寝る数時間前からスマホを見ない、適切な時間にお風呂に入る、お風呂から上がったらちゃんとパジャマに着替えるなど、ルーティンほどではないけれど、心掛けています。この寝るための準備って、すごい贅沢だなと実感しています。
そもそも以前は、仕事のため、生きるために、眠くなったら寝ればいいくらいにしか思っていなくて、翌日の撮影が早朝でも気にせず過ごしてきました。グループ活動で一番忙しかったときは本当に眠る時間がなくてこれからも寝れないだろう、って思い込んでいたけれど、‘20年に休止に入ったタイミングで、ちょっとゆっくりしたら死ぬほど寝れたんですよ。「俺、まだこんなに眠れるんだ。寝るのって楽しい」って。思えば人生の3分の1が睡眠時間。大事にしないと。今の理想は8時間睡眠ですね。
「自分が白衣を着るとはまったく思っていなかったので、とても新鮮な思いです」。
柔らかな表情から、ときには物事の本質を見据えるような鋭い眼差しまで。撮影現場での佇まいも、すでに〝人を診る〟徳重晃役そのものでした。
「観てくださった方の心が温まったり、医療に対する感覚が少し変化したら僕にとっては本望です」。
TBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(第6話)
8月24日(日) 21:00〜放送
■あらすじ
患者は、肺がんステージ4と診断された半田辰(石橋蓮司)。
その頃、魚虎総合病院の院長室に一人の訪問者が。
《衣装クレジット》
[写真1,3枚目]シャツ¥220,000パンツ¥286,000 [写真2枚目]シャツ¥231,000(すべてGIORGIO ARMANI)その他すべてスタイリスト私物
2025年『美ST』9月号増刊掲載
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア・メイク/木内真奈美(Otie) スタイリスト/丸本達彦 取材/安田真里
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