HEALTH
夢を見ている時ってよく眠れていない?ぐっすり眠るために寝酒は有効?そんな巷にあふれる睡眠にまつわるウソ・ホントを睡眠の名医、RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック 理事長の白濱龍太郎先生に教えてもらいました。
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A. NO!
冷えた手足を温めることで寝つきは良くなりますが、足裏を靴下で覆ってしまうと体内の熱がうまく放出されず深睡眠に達しづらくなってしまいます。外部から手足を温めるより、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなど体の内部を温めて血行を良くすることが重要です。
A. YES!
夢を見るのは主に浅い睡眠「レム睡眠」の時。そもそも夢は日中に見聞きした情報を、脳が整理する過程を再生した時に見るもの。あまりに熟睡感が得られず、日中のパフォーマンスに影響がある場合は、「レム睡眠」が分断されて眠りが浅くなっていると言えます。
A. 3時間を過ぎたらNO!
アルコールには脳の活動を低下させ、ストレスを軽減し寝つきを良くする効果がありますが、寝る直前の飲酒はダメ!睡眠中にアルコールが分解されることによって交感神経が優位に立ち、体も脳も休息しづらくなります。またアルコールには利尿作用があるので睡眠を妨げる原因にも。
A. NO!
「羊が1匹、羊が2匹…」と数えると眠くなるといわれますが、根拠といえるものはありません。一説には“sheep”と発音すると腹式呼吸が促され、リラックスして眠りやすくなるといわれていますが、日本語で「羊が…」と発音しても同様な効果は得られません。ただ、寝る前にいろいろ考えて寝付けない人は、羊をひたすら数える単純作業を繰り返すことで眠気をさそう場合もあります。
A. NO!
日中のパフォーマンスを上げるには15~20分程度の短い昼寝を推奨します。またコーヒーを飲んでから昼寝をすると、コーヒーの香りのリラックス効果とカフェインを摂取した覚醒効果が得られ、起きた時に頭がすっきり、家事や仕事の効率がアップ!昼寝の時間帯は13~15時がベスト。
A. YES!
熱帯夜が多い日本の夏は睡眠環境と自分の命を守るためにも、エアコンの設定温度を日中より1度上げた27℃前後でつけっぱなしで寝るのが◎。また冬は20℃前後に設定し、部屋全体ではなく、電気毛布や湯たんぽで布団の中を温めると「寝床内環境」が整って睡眠の質が上がります。
教えてくれたのは……RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック 理事長 白濱龍太郎先生
筑波大学卒業、東京医科歯科大学大学院統合呼吸器学修了(医学博士)。企業での講演、スポーツ選手のサポート、メディアへの出演、執筆業など治療以外でも睡眠医療の普及に尽力している医師のひとり。
2023年『美ST』11月号掲載
イラスト/前田さつき 取材・編集/増野玲奈
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
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