MAKE UP
大人のブラウンのパウダーをガッツリ塗って小顔メークしていたのはひと昔前の時代。40代の新・小顔メークはたるみ方で変わります。タイプ別のバランス立体小顔メーク術を紹介します。
40代のたるみ2大タイプは「むくみだるみ」タイプと「コケだるみ」タイプの2つ。今回はむくみだるみタイプの人向け小顔メークをレクチャー。下のチェックリストに当てはまる人はむくみだるみタイプです。
\こんな人は「むくみだるみ」タイプ/
☑輪郭は丸顔または四角
☑中肉中背以上で顔にお肉がつきやすい
☑目尻が下がっている、目尻の小ジワが気になる
☑ほうれい線はあるがそれほど深くない
☑二重顎になりやすい
むくんで、重力に負けがちな、肉だるみタイプは、顔の外側に向かってたるんでいきます。まず、フェイスラインにシェードをしっかり入れ、顔を引き締めコンパクトに。チークも斜め上に勾玉型に入れて引き上がって見えるようにします。まぶたはシャドウを目頭重心に、眉は眉頭下に影をつけます。ハイライトも中心(Tゾーン)に入れます。ポイントをすべて中央に置くことで、広がって見えがちなパーツを中高に。
\使うのはこれ/
ファンデーションを塗った後、赤みを感じるブラウンのシェーディングスティックをあご先からこめかみに塗り、スポンジで叩き込みます。横に広がって見えがちな輪郭を引き締めます。
スティックハイライトを指に取り、額と鼻筋のTゾーン、あご先に塗って、叩き込みます。ポイントで入れたいので、広げすぎないように。顔の中央に光を集め、視線を輪郭からそらします。
チークは黒目下から斜め上に向かって入れ、シェーディングと合流。より引き締め印象を強めます。色は、血色をよく見せつつ、シェーディング効果もあるコーラル系をチョイス。
目元を寄せて見せることでたるみがちな目尻から視線をそらします。ルナソルの左上のグレージュを目頭が一番幅広くなるようにアイホールに入れ、右下のグレーを二重幅に重ねます。
眉は、太め・平行な形に描いた後、眉頭下にシェーディングを入れることで眉頭を強調し、求心顔に見せます。この時、ブラウンにオレンジなど暖色を混ぜるとヌケ感が出ます。
頰のボリュームが落ち、曖昧になっていたフェイスラインがキュッと上がった印象。目元もパッチリとし、確実に顔の余白が減少。
2020年『美ST』10月号掲載
撮影/柴田フミコ(人物)、 大槻誠一(静物) ヘア・メーク/佐藤エイコ 〈ilumini.〉 スタイリスト/鳥山悦代 (One 8 tokyo) 取材/吉田瑞穂 編集/長谷川千尋
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