MAKE UP
近年の日焼け止めの進化はすごいですよね。
日焼け止めは、「紫外線(UV-B)」から肌を守ることからスタートして、「UV-A」「近赤外線」からも防御することが当たり前になり、今年、肌に良い効果をもたらす「赤色光」を選択して取り入れる製品まで登場しました。そこには健康や美容だけでなく、地球温暖化による気候変動が避けられないなかで、もっと私たちが快適に生活できるといいのに、という視点があります。
今回は、コロナ前に発表会があった日焼け止めの紹介です。暑くなったら書こうとずっと思っていた製品なんです。
日焼けも困るけど、外を歩いていてジリジリと焼けつく暑さをなんとかしよう、というのが、今回紹介する花王の【ビオレ UV】の日焼け止め。
直射日光が当たると5分程度で肌表面温度5~6℃上がり、外気温が28℃を超えると表面温度は40℃以上にもなるそうです。ひえー……。そして肌表面温度が42℃になると痛覚を刺激してジリジリヒリヒリしてくるとか。私は日光アレルギーとともに、最近話題の汗かぶれもあるので、肌表面が熱をもつのは本当に困ります。
その肌表面の温度を上げるのは「近赤外線」でした。赤外線の一部は皮膚面で反射され、残りは皮膚の中に吸収され熱となって加温すると言われています。近赤外線を散乱してカットするのに日焼け止めに利用されているのは、「酸化チタン」という素材。でも、今まで肌温度の上昇を抑えるという視点では作られていませんでした。今回、花王は、薄膜状酸化チタンの膜の厚さをコントロールすることで、近赤外線を選択的にカットすることに成功したんです。
この写真は1月21日の発表会での実験です(コート着てる……)。
右手に紫外線のみブロックされた日焼け止め、左手に紫外線&近赤外線をWブロックした日焼け止めを塗っています。
上にあるのは手の甲の温度表示、左手のほうが温度が低いことが一目瞭然です。Wブロックだと肌温度上昇は平均-1℃、最大で-1.6℃低いそうです。熱さ、ジリジリ感の感覚スコアが低いという研究結果もあります。
この技術を取り入れたのが「ビオレUV アスリズム サンバーン プロテクトミルク」。実際に日差しの強い日に塗って、会社に行ってみたら確かにジリジリ感少ない! 肌表面温度が低くなるからジワる汗もいつもより気になりませんでした。もともと、この製品は高温多湿環境(40℃、湿度75%)での落ちにくさに優れています。
今はスキンケアの最後にポーラ「B.A ライト セレクター」(私としてはB.Aはスキンケア領域)を塗り、その上にこの製品を塗っていますが、薄く均一に付くので前後に響きません。
香りも爽やか。肌トーンが明るく仕上がるので、下地としてもOKです。
SPF50+/PA++++という高いUVカット効果があるので、顔はもちろん、首の後ろや車中での腕、素足でサンダルの時の甲にも忘れずに塗りたい。擦れにくい「タフブーストTech」なので、マスク対策にも良し。私の場合、日焼け止めの中にはつけて痒くなるものもあるのですが、これは大丈夫でした。
もう一つ、楽ちんなのがスプレータイプの日焼け止め。キメまでムラなく塗れる「密着ベール」で、濡れた肌にもそのまま使え、逆さにしてもスプレーでき(大事)、メーク下地にもメークの上からもOKの「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトスプレー」SPF50+/PA++++。高温多湿環境に耐え、「タフブーストTech」も搭載し、顔にも身体にも使えます。
使うことがマストの日焼け止めなら、便利で効果も高い製品を使えば、暑い夏(しかもwithマスク)を少しでも快適に過ごすことができますね。もはや、環境とは切り離せないコスメになった日焼け止めは、これからもますます進化していきます。最新版をチェックすることをお勧めします。
〈Information〉
「ビオレUV アスリズム」ブランドサイト https://www.kao.co.jp/bioreuv/athlizm/
撮影・文/編集I
編集I/ビューティ編集歴29年。愛ある視線で厳しく化粧品を選ぶ。美ST本誌で連載「新・名品コスメの殿堂」が2020年1月号から再開されました。アジアエンタメ、「NODA MAP」、「大人計画」関連好き。糖質コントロールで9キロ減量、引きこもり生活中1キロ増えました。Netflixの韓国ドラマ「賢い医師生活」があまりに好きすぎて、3巡目に入ろうとしています。それから、現在韓国放映と同日配信の「サイコだけど大丈夫」がすごく面白いです。このドラマに松尾スズキさん的視点を感じるのは私だけでしょうか。
SKINCARE
PR
HEALTH
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
HEALTH
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
SKINCARE
PR
HEALTH
PR
HAIR
PR
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで