MAKE UP
ルナソルのスキンモデリングアイズ、コスメデコルテのアイジェムetc.。今持ってるもので鮮度復活!トレンドやシーンに拘わらず使いやすいブラウンシャドウ。とはいえ、ずっと同じ塗り方だと古見えします。そこで、ファッション撮影で鉄板のブラウンシャドウを常に巧みにアップデートしている森ユキオさんに聞きました。
ポイントは塗っています感ではなく、〝立体感〞と〝ヌーディ感〞を出すこと。上まぶたの両端を先に塗って、縦のグラデを作るのが正解です。
✖これはNG✖
今までの塗り方は、指にアイシャドウを取り、まぶたの中央を始点にして左右に伸ばすスワイプ塗り。色はしっかりつくけど、メーク感が強すぎるかも。
(上から)指でひと塗りするだけで、濡れたような艶をまとう、フィンガーコスメの名品。一番人気は、繊細なパールがきらめく、深みのある赤茶のBR381。リッチな印象を叶える、アプリコットブラウンはBR384。やわらかい印象のレディッシュベージュはBE387。各¥2,700(すべてコスメデコルテ)
アイシャドウをのせるときは、上まぶたの両端を先につけて、上まぶたの中央は最後に。ツヤツヤした質感が出やすいので塗りすぎ注意。仕上げにこげ茶のリキッドのアイラインを黒目の上から目尻までにON。これですっぴん風だけど立体感のある目元に。
アイシャドウ2色だけで作る囲み目は、目ヂカラはしっかりと出つつ、今年らしい抜け感が。肌のアラを隠しすぎないのもお洒落に決まるコツ。
✖これはNG✖
まぶたがくぼんできたりクマが出やすくなったりとプチトラブルがあるので、二重幅いっぱいにブラウングラデをしっかりと入れると老け込んだ印象に。
1人1個は当たり前状態の、ブラウンベースのパレット。まぶたにすっと馴染みながら、元から彫りが深いかのような目元を演出します。発色、光沢感、透明度などが緻密に作られているので、1色ずつ重ねるほどに陰影が際立ちます。ただ、今年は2~3色で完成させるくらいのラフさがちょうどいい。¥5,000(カネボウ化粧品)
アイホール全体にアイシャドウパレットの左上のパール感の強いベージュをのせます(①)。次に右下の濃いブラウンを上まぶたのキワにアイラインを引くようにON。下まぶたのキワ、目頭から目尻にものせて(②)。まつ毛とまつ毛を埋めるように引くのがポイント。
濃いブラウンが太めに入るようなグラデーションは時代遅れ感が。濃い茶はあくまで脇役に、肌馴染みのいいテクスチャー違いの淡いベージュを主役にして。
✖これはNG✖
パレット全色を重ねるときちんと見える反面、隙のない堅い印象に。どこかに〝抜け感〞を出すのが令和流のアイメーク。信頼のブラウンパレットアイシャドウは全色塗りしてしまうと、強すぎるので使い方に工夫を!
アイホール全体にパレット左下の淡いベージュを(①)。次に左上のパール感の強いベージュを下まぶたの目頭と目尻に(②)。下まぶたの中央はほんのりつけるくらいにして。最後に上まぶたのキワの黒目の外側から目尻までに、右下の濃い茶をライン状に(③)。
さまざまな女性誌から引っ張りだこの人気ヘア・メークアップアーティスト。確かな技術に加え、トレンド、いい女っぽさをMIX させたヘア・メークは多くのモデルや女優たちをも魅了し、指名はあとを絶たない。
2020年『美ST』1月号掲載
撮影/ISAC〈SIGNO〉(人物)、河野 望(静物) モデル/神戸蘭子 ヘア・メーク/森ユキオ〈ROI〉 スタイリスト/鳥山悦代 取材/棚田トモコ 編集/中台麻理恵
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2024年12月16日(月)23:59まで
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