MAKE UP

水野未和子さん「今までのメークが似合わなくなってきたと思ったときに試してほしい3つのこと」

今までのメークが似合わなくなってきたと思ったことありませんか? それ、もしかしたらメーク更年期かも。たとえば、ちょっと大胆かなと思う色をつけてみる。悩んでいるときだからこそ、まず必要なのは難しいテクニックより一歩を踏み出す勇気です。

 

 

教えてくれたのは……メークアップ・アーティスト 水野未和子さん
バランス感覚が抜群で、数々の女優・モデルをたちまち〝旬の顔〟に変えてしまう水野さん。美ST読者と同世代なので、肌やメークの悩みに寄り添うテクニックはさすがの一言。

 

 

ヒント1
不釣り合いだと思っていたものだって似合う年頃になっているはず

思い切って女らしさを投入

 

 

大人の女の代名詞・赤リップ。鮮烈な赤が肌をぐっと白く見せ、視線を唇に奪うから肌のアラが目立たない。圧倒的な華やかさでゆるんだ輪郭すらセクシーに見せるパワーがある。何か物足りない……そう感じたときが、赤リップの適齢期です。

 

 

中央のみ重ね塗りしたグラデリップで瞬間グラマラス!

 

 

チップで唇の輪郭どおりに塗ります。その後、唇の中央のみに重ね塗りして濃く発色させて。自然なグラデーションがついて、立体的かつヌケ感ある、こなれたリップが完成。赤リップは、深い発色、程よいツヤのあるものを厳選して。

 

 

 

 

【左】鮮烈な赤に軽やかさを加えるクリーミィな光沢がまさに今の気分。※モデル使用色 ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ ヴィニルクリーム401 ¥4,100(イヴ・サンローラン・ボーテ) 【右】シルキーな質感。ベルベットリップグライド2718 ¥3,300(NARS JAPAN)

 

 

 

  

 

ヒント2
隠すことばかりに気を取られてはいけません

思い切ってチークで肌を主役にしてみたら?

 

 

隠そうとするから厚塗りになるし血色も悪くなってしまう。ピンクのチークを効かせた頰は幸福感やイキイキした表情を引き出して自慢のパーツに変わるはずです。

 

 

輝くチークを扇形に入れるとリフトアップ効果もある!

 

 

ニコッと笑って「頰の一番高くなる部分の少し上」を起点にし、そこから扇形になるように上左、上、上右と広げます。頰の上辺に色をのせる感じ。最後は、両頰と鼻の上をつなげても可愛い。

 

 

 

 

【左】チークを入れるポイントをしっかり狙える最適なサイズ。#130 ショート デュオ ファイバーブラシ¥6,500(M・A・C)【右】 ゴールドの輝きが、シミやシワを目立たせず、ハリ感すら感じさせます。ブラッシュ4013N ¥3,000(NARS JAPAN)

 

 

 

 

 

ヒント3
前に前に、ではなく扇のように放射状に

丁寧なまつ毛は年相応の上品さの武器になる

 

 

他人と接するとき、人はまず相手の目を見ます。そこで印象に残るのはシャドウの色? ライン?いいえ、意外と印象的なのは、目の額縁たるまつ毛です。丁寧に作ればあなたを優雅に演出します。

 

 

放射状に整え目尻の毛は指で挟んで面にする

 

 

扇状に広がるようにマスカラを塗ったら、目尻の毛のみ指で挟んで横に流れる面を作ると、横から見たときアイラインのように。

 

 

 

 

【左】先細りの美しいまつ毛を作る。ボリューム エクスプレス ハイパーカール スパイキーコーム ウォータープルーフ01 ¥1, 200(メイベリン ニューヨーク) 【右】ベースに。ラッシュ クイーン クリーンボリューム ブラック ¥4,800(ヘレナ ルビンスタイン)

 

 

 

撮影/三宮幹史(人物) 〈DUST FREE PRODUCTION〉、久々江 満(静物) メーク/水野未和子(3rd) ヘア/TAKESH(I SEPT) スタイリスト/森川 彩 モデル/前田ゆか、松田樹里、西村真弓 取材/吉田瑞穂(muse)

 

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水野未和子さん「今までのメークが似合わなくなってきたと思ったときに試してほしい3つのこと」

2025年1月号

2024年11月15日発売

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