MAKE UP
名品が、時代を超えて愛され続けるのは、美容を愛するひとりひとりの物語があるから。美容賢者の肌も心も摑んで離さない逸品をご紹介します。今回は美容ジャーナリスト・鵜飼恭子さんです。
素敵な先輩が教えてくれた宝石箱のようなパウダーは所作までも美しく変えてくれました
それは社会人1年目のこと。母世代の、何から何まで美しいマダムのような先輩が、私の誕生日にメテオリット ビーユをプレゼントしてくださったんです。
そのときが初めての出合い。あまりに美しいパッケージの装飾に、なんだこれは?とパカッと開けると6色の玉が現れて、最初お菓子かなと思ったんです。香りもグルマン系で。
それがゲランのフィニッシングパウダーだと知ったときの感動たるや! 母のドレッサーで見て存在は知っていましたが、まだ使うのは先のことだと思っていた憧れのブランドだったから。
つけてみると、ブラシだとツヤが出て、付属のパフだとマットになる機能性にも感心。ブラシをくるくる回して色をブレンドして塗ると、くすんでいても赤みがあっても、不思議とベストな肌に仕上げてくれるんです。
当時は洗面所でメイクをしていましたが、この宝石箱のようなメテオリットはドレッサーに置きたい、と即ドレッサーを購入。
以来、ドレッサーに飾り、それを眺めては幸せな気分に浸る20代でした。しかも全て手作りで、今やフランスにいる4人の職人さんの手でしか作れないと知ってさらに感動。
以来長年、一大プロジェクトのご褒美や子供を授かったときなどの節目節目に購入しては、人生に寄り添ってくれる存在になっていました。
ところが2人目を出産してから、生活自体が子供ファーストになって、メテオリットを楽しむ優雅な時間は一切なくなり、スキンケアはオールインワン、日焼け止めとリップをONする程度に。ドレッサーにしまいこんで存在自体忘れていました。
数年後、久しぶりに目に留まってふとつけてみたら、いつもと違う私の顔に子供達が喜ぶんです。それがきっかけで再び私のドレッサー前に戻ってきました。
年齢を経て、メイクテクニックも上達した今は、大きいフェイスブラシとアイメイク用のブラシを使い分けて、メテオリット効果を最大限発揮できるように日々使っています。使いながら、今もそのマダムを思い出します。
その方が、メテオリットは仕上がりだけじゃなく、使う所作やそこに至るプロセスまで美しくするのよ、っておっしゃって。
今、私もその年齢になって、そんなマダムに少しでも近づけていれば本望です。
1987年に誕生して以来、ブランドのシンボルであると同時に、ラグジュアリーなフェイスパウダーの代表的存在として愛され続ける名品。マットとパールのカラーボールのブレンドが、品のある輝きを実現。特に、絶妙なパステルカラーで肌色を補整する02は人気No.1カラー。ゲラン メテオリット ビーユ 02 ¥9,790(ゲラン)
教えてくれたのは……美容ジャーナリスト 鵜飼恭子さん
美容誌の編集者を経て美容ジャーナリスト、香り分析(嗅覚反応分析士)。子ども向けのイベント「TBZティーンビューティゼミ」主催。プラントベース「&kitto」編集長。日本フェムテックマイスター協会評議員。思春期の女の子ふたりのママ。
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