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元女子アナ・前田有紀さん伝授【花のある暮らし】の楽しみ方

おうち時間が増えたここ最近は、自宅に花を飾っている人が増えています。花のある生活は、心まで豊かになり、美にもつながる効果があるようです。元女子アナウンサーで現在はフラワーアーティストとして活躍する前田有紀さんに、おうちで楽しむ花の飾り方や基本のお手入れを教えてもらいました!

花のある生活は、季節の移り変わりを感じられ、心にゆとりが持てます

花を飾りたいと思っても、選び方や飾り方が分からない、という方も多いと思います。でもあまり難しく考えず、お花屋さんに行って、インスピレーションで選んでいいと思います。忙しい毎日だと四季を感じることができず、あっという間に1年が過ぎていく感覚になりますが…花と接していると、季節の流れを感じられ、心にゆとりが持てるんです。私自身、花の魅力を実感する毎日です。おうち時間が増えた今こそ、花のある生活を始めてみましょう。

飾り方やお手入れの基本を教えてもらいました!

【飾り方】

▶︎▶︎花をオシャレに見せるバランスがあります

まずは同系色の花を3本選ぶと飾りやすい

どんな花を選べばいいのか分からないという方は、まずは好きな色と同系色の花を、3本選んでみて。ちぐはぐにならずに、センス良くまとまります。

一輪挿しの場合は、花瓶と花の長さのバランスが大切

一輪挿しの場合は、花瓶の長さに対して、花を2~2.5倍にするとバランスよく収まります。花束の場合はもう少し花が低くてOK。花瓶は花と似た色か、クリアな質感を選ぶと間違いなしです。

花束に1本だけ長いものや、ユニークな形の花を入れるとセンスアップ

花束のアレンジでは、1本だけ垂れ下がるような変わった花や、実のような花など、ユニークな形の花を1本だけ入れてみるのもあり。個性が光る花束になります。

【花器の選び方】

▶︎▶︎花の美しさを引き立てる花器は使い勝手も大事です

花を飾っていないときも、置きたいデザイン

花が枯れて、次の花を飾るまでのブランクタイムにも、そのままインテリアとして飾っておきたいデザイン性のある花器をセレクト。

口が大きく手で洗いやすいもの

花を飾っていると花器がヌルヌルしたり汚れがついてしまうので、中まで手で洗える口の大きいものが便利。口の狭い花器は細いコップ用ブラシで洗って。

色つきガラスは個性が光ります

ガラスの花器といえば透明のイメージですが、カラーのガラスに飾ると、花の色との組み合わせで、グッと洗練されたオシャレな表情になります。

【お手入れ方法】

▶︎▶︎花をできるだけ長持ちさせるには置き場所と毎日の水替えが大事

直射日光の当たらない涼しいところに

夏は一番花が長持ちしない季節。直射日光のあたる窓際などは避けて、涼しいところに置きましょう。ひまわりなどは暑さに強いですが、涼しいほうが長持ちします。

毎日水を替えて茎を斜めにカットして

水は常に新鮮な状態に保ちましょう。また、茎は腐りやすく、腐るとすぐ枯れてしまうので、水を替えるついでに、茎も少しカットするのが重要。

枯れる前にドライフラワーにするのもあり

夏はすぐ枯れてしまうので、枯れる前にドライフワラーにするのもおすすめ。風通しのよいところで、茎を紐で結び、逆さに吊るすだけで完成。

旬の花が一番長持ちします

季節の旬の花は生命力に溢れ、長く咲きます。最近は、自分用に花を選ぶ人が増え、落ち着いたくすみ色や、まろやかなミルキー色の花も人気です。

【セラピー効果も!】美容効果が高いのはピンクのバラ!

花で人の心を癒すフラワーセラピーは、イギリスを中心に広まったものです。花の色や形から受ける印象が、人の心に作用し、さまざまな効果を与えます。美ST世代に一番おすすめの花は、ピンクのバラです。バラはクレオパトラが好きだったことでも有名ですが、美容効果が絶大。そして、ピンク色は女性ホルモンに作用するアンチエイジングの色です。バラに限らず、生花は悪い気を吸い取って、いい気を出すとも言われています。1輪でいいので、枯れたものをいつまでも飾らずに、フレッシュなものに取り替えながら飾ることが大事です。また、季節の旬の花は、生命力に溢れていて、セラピー効果が高いですね。初夏には、やる気がアップするひまわりや、イライラを解消するトルコキキョウがおすすめです。

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2022年『美ST』9月号掲載
撮影/小林愛香 取材・文/伊藤恵美 編集/佐久間朋子

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