PEOPLE
年齢差は14歳。新山千春さんがマッチングアプリで知り合った男性と交際しているというニュースが話題になりました。正直に交際を認めた新山さんに美STが独占インタビュー。マッチングアプリを始めたきっかけや彼との出会い、シングルマザーとしての苦悩から今の心境に至るまで…たくさんの想いを赤裸々に語ってくださいました。コロナ禍で人との出会いが減った今、新山さんのような芸能人が一人の女性として一歩を踏み出したエピソードは、頑張る大人の背中を押してくれるはずです。
 
					
《プロフィール》
1981年生まれ。青森県出身。タレント、女優。気さくなキャラで数々のバラエティ番組を中心に活躍。2014年に離婚、シングルマザーに。自身のYouTubeチャンネル「CHIHAROOM」にて、日常や自身の考えを発信。インスタグラムは @chiharu_niiyama
真剣交際している彼は14歳年下ですが、年齢差を全く感じさせない人。新山家に新しい風を吹き込んでくれて、日々メンタル的に支えてくれる人がいるってこんなに自然体で生きていけるんだ…と、今本当に幸せですね。
彼と出会う前の私は、何としても娘を守る覚悟で鎧を纏って生きていました。娘が8歳の時に離婚してシングルマザーになったとき、「彼氏なんて今はいらない、男らしく隙を見せずに生きていくぞ」と髭を生やす覚悟で、父親としてもやっていくことを決意。まず住んでいたマンションから築30年の家にお引っ越し。娘にも「今までの生活は出来なくてごめんね」と説明。娘は私の気持ちを受け入れてくれました。
その後は、例えば南の島に旅行しても、以前はオーシャンビューのホテルを選んでいましたが…海まで10分、低予算のホテルに宿泊。2人で「めっちゃ狭いね」と言いつつ、荷物を持って海まで歩き、「母娘で島に来れただけで幸せだね」と、二人三脚で明るく生活していました。
何があっても病気になれないという気持ちも強くて、じゃあ体にいいものをと食生活に気をつけたり、もし私に何かあったときに娘を助けてもらう人が1人でも多くいた方がいいと思って、友達をたくさん作りました。娘にお金や人脈を残すことばかり考えて、今よりも先を見据えての生き方に猪突猛進していました。気が張っていたんでしょうね。「今を楽しむ」なんて余裕もないし、そんなことは許されないと思い込んでいました。将来のお金のことばかり考えて自分と向き合うこともできず…娘が寝て1人になると、ふと寂しい気持ちがこみ上げてきて、缶酎ハイを飲みながら泣く夜もしょっちゅうありました。
 
					
そんな生活から数年が経ち、娘も中学生になった頃、親友が再婚したり、友達に恋人ができたり。ある友人の「恋人に焼き鳥を食べながら悩み事を聞いてもらって元気が出た話」などを聞いて、「何で私は毎日1人でお酒を飲んでいるんだろう? 女性としても幸せになりたい…」という気持ちが芽生えるように。
それ以来、友人からいわゆる「高スペックな男性」を紹介してもらう機会もあったのですが、友達にはなるけれど、好きになるような人とは出会えずにいました。その上、その相手が「新山千春とご飯食べてるんだよね」と周囲に話している、という情報がどこからともなく聞こえてきたりもして…「やっぱり芸能人として見られているんだ。それはちょっと違うかも。もっと私の本質を知りたいと思ってくれる人にいつか出会えたらいいな…」という思いが強くなりました。芸能人の新山千春、という先入観のない人に出会いたかったんですね。
そんなときに、恋人ができた友人が使っていたというマッチングアプリを教えてもらったんです。それは海外のアプリで、日本人の登録者が少ないものでした。友人から「英語の勉強もできるし、うまくいったら恋人ができるかもよ!」と勧められました。そもそも私は海外に行くことが大好きで、英会話教室に通って自主的に英語の勉強も頑張っていたし、異文化の方々との交流が好きだったので…それはちょうどいいかも!と思い、挑戦してみることにしたのです。
 
					
登録は実年齢にし、旅行・音楽・現代アートが趣味と英語で明記。本当の職業は書きませんでした。写真は壁が印象的なLAのスポット前で、サングラスをかけて撮ったカットと後ろ姿を投稿。スクショして拡散されても私とは分からないギリギリの写真を使いました(笑)。
このアプリはマッチした後、女性から連絡しないと連絡が取れないシステムで、興味が合う人がいると連絡してみるのですが、そこでのトークは100%英語。言いたいことはGoogle翻訳を使って、調べながら会話。その何回目かに、今の彼と出会いました。
彼は海外在住の日本人で、トークラリーは英語だったので日系人だと想像。アカウントの外見は結構タイプでしたが、この写真とは全然違うおじさんかもしれないし、「絶対こんな素敵じゃないでしょ」という気持ちでいました(笑)。
初めてのやり取りは自己紹介をして他愛のない会話をしましたが、思いのほかトークが弾みました。気づくと毎日トークをするようになり、英語でのトークは続きました。
ある日、オススメの映画を教えてもらって観たんです。感想を送ると、「作品を観終わると、自分がどんな感情になったか、何を伝えたい映画かを日記にしてPCに保存している」と言います。私も映画鑑賞が大好きなのですが、こうやって一つ一つの作品を丁寧に、自分の中に作品を落とし込む姿勢に共感し、彼のことが気になり始めました。
次のステップで、TV電話に挑戦。出会って一か月くらい経った頃です。TV電話まで進行した男性は初めてでした。外見も写真通りの素敵な人で、日本人だということが判明。そこからは日本語で会話するように。
時差があるので彼の仕事が終わる20時頃が日本の昼頃。それからは毎日TV電話をするようになり、楽しみになりました。彼は14歳年下でも落ち着いていて、話していると安心感と大らかさを与えてくれる人。そしてNYやサンフランシスコなどを跨いで仕事をして、私からは想像もできない経験を積んでいて…そして私のことを知りませんでした。日を追うごとに好きになっていきました。
TV電話を始めてから一か月が経った頃、私は自分が母親であることを打ち明けました。まだ27歳の彼にとってこの事実はヘビーだろうし、きっと軽くて楽しい付き合いがいいに決まっているわけで。そう思い、去られるのを覚悟の上で話したのです。ところが彼は「頑張ってきたんだね。僕の前ではもう頑張らなくていいからね」と言ってくれて…思わず泣いてしまいました。覚悟を持って交際を続けてくれるのだと思い、このとき私たちは気持ちが通じ合っているのだと実感しました。
 
					
娘には、アプリに登録した段階から逐一報告していました。もちろん、彼の写真も見せていましたが、「本当にこの人なの?絶対彼女いるから、ママ気を付けた方がいいよ」って(笑)。今の時代、アプリは注意すべき点もあることを理解しながら臆することなく付き合っていくツールのようです。
私自身もマッチングアプリについて思うことは嗅覚がある方だったので、「文章的に下心があるな」と感じたら即ブロック。彼と出会うまでにTV電話をした人はいなかったけれど、例えば「会おう」と誘ってくる人で、その時間帯が夜の人も私は警戒し、ランチかお茶の明るい時間を提案しても大丈夫な人は安心、と自分の中では線引きをしていました。
もちろん仕事や休日などスケジュールによって夜になる場合もあるでしょうし、それを否定しているわけではありません。私はアプリを使って会うのが初めてだったので慎重でしたが、今はそれでよかったと思っています。最初はトークのみで連絡をし、その後TV電話で会話。そこで気が合うなと思ったら実際に会ってみる…というのが、あまり失敗はないように思いました。
当時彼はサンフランシスコに住んでいたのですが、私が友人の結婚式でLAに行くことになった時「会えたりするかな?」と誘ったら、多忙にも関わらず当日のフライトでLAまで来てくれて。明るい時間に会いました。私はものすごく緊張してしまって(笑)、海で遊んだ後だったのでほぼすっぴんだったのですが…彼と会う直前になると、慌ててトイレに行ってリップを塗ったり、髪をブラッシングして香水をつけたり…何年も忘れていた感情を取り戻したような感覚でした。会えた時の感動は言葉で言い尽くせないくらい。本当に嬉しかったです。TV電話で話していた彼と変わることなく誠実で思いやりに溢れた人でした。
1ヵ月後、今度は彼が日本に来ることになり、娘と一緒に会いました。このときは3人で湘南に海を見に行ったり、家でBBQをして楽しく過ごしました。もうお互いなくてはならない存在となり、彼も頻繁に日本に来るようになりました。彼は日本に来るとき、私にだけでなく娘や母にもお土産を買ってきてくれて、新山家をまるごと見てくれている感じ。そう思うと本当に嬉しかったし、有難かったですね。その後も、彼の思いやりに感動することが続きました。彼は私を、素直に気持ちを言葉にして伝えるところや、芸能人なのに誰に対しても態度を変えないところに惹かれると言ってくれます。「芸能人の新山千春」でなく、一人の女性として見てくれると思うと嬉しかったですね。
 
					
別れの危機は1度だけあります。40代でシングルマザーでもある私は、彼に相応しいのか悩むようになりました。もちろん別れたくはなかったけれど、それが彼にとっては最善なんだと思い込み、別れを決意。最初は、はっきり理由を言わず、「仕事との両立が難しいから」と告げました。すると「きちんと向き合いたいと思っているのに」と、彼は娘に連絡。「千春と別れたくない。ママを説得したいと思っている」と2人でやり取りをしていたんです。結局、自分が思っていることや本当の気持ちを伝えたのですが、彼の誠意と、私と向き合おうとする姿勢によって危機を乗り越えることができました。
その後も毎日連絡を取り合い、頻繁に会っています。一時期、娘と高校の志望校について意見が合わず悩んだときも、彼が間に入って取り持ってくれました。今までに会ったことのない人間性に感動しつつも、「天然記念ビト」だなと心から思います。
最初は友人からも「貢いでないよね?」「騙されてない?」と心配されたのですが(笑)、彼を紹介すると「すごくいい人!絶対放さないで!」と言ってくれて。実は、元夫にも交際のことは報告してあり「頑張れよ」と応援してくれています。
今回、彼との交際について語ってもいいと思ったのは…寂しくて泣いたことも、コンプレックスを乗り越えてきたことも、自分をさらけ出すことで、頑張っている同年代の方に気持ちが届いて「明日から頑張ってみようかな」と前向きになってもらえたら、と思ったのがきっかけ。
今の時代、誰もが活躍できる社会になりつつあって、人との出会いもさまざま。人の目を気にする必要もないし、その人らしく幸せであれば関係ないと思っています。自分が変わりたい、理想があってそこに近づきたいと思ったら、勇気を持って前進するべき! 「ちょっとした一歩」を踏み出すことがHAPPYに繋がるんです。そうやって私もチャレンジしていたら、気付けば缶酎ハイを泣きながら飲んでいた頃の自分と比べて、前に進んでいましたから。今は、「今の人生を楽しむ」ことができていると思います。
 
					
今、自宅に3人でいるとき、私がトイレで席を立っても娘と彼が楽しそうに会話をしていて。2人でたくさん笑っていたり、2人にしか分からない「千春の被害者の会」トークとかしているんですよ(笑)。そういうのを聞いていると、なんだか嬉しい。結婚ですか?もちろん考えています。この関係が長く長く続いてほしい、心からそう思います。
●問い合わせ先
株式会社サザビーリーグエーアンドエスカンパニー 0800-300-3314
株式会社ストックマン 03-3796-6851
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005
撮影/古水 良 ヘアメイク/Chisa スタイリスト/津野真吾 取材/安田真里 編集/千田真弓
						 
					
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