PEOPLE

親子時間

秋の行事

お月様とススキ、秋の夕暮れのコントラストに色っぽさを感じる「バレエ愛美魔女」こと中川絵里菜です。
我が家は一年に一回、家族で温泉に行きます。一番の目的は親子の会話を楽しむためです。平日〜土曜日までいつもバレエ教室にいるので子どもたちと過ごす時間がなかなかとれません。そんな私にとっても心から楽しみな時間です。
おやつを買って、電車に揺られて、敢えて遠回りをしながらお散歩して旅館に向かいます。もう長男も長女も中学生なので立派に大人料金。そんなこと一つにも成長を感じます。

小さな頃からのお楽しみ

家族みんなで過ごせる時間ってあとどのくらいあるんだろう。毎年こちらの旅館へ伺うたびに思います。
忙しい毎日に充実感もありますが、ふといつもの場所を離れゆっくりした時間を過ごすと心にも表情にも余裕ができますよね。
シングルマザー時代は旅行へ行くなんて贅沢はできませんでしたが、お弁当を作って近くの公園へ毎週のようにピクニックへ行っていました。

忙しい母ですが、たまに親子時間を作って一緒に過ごすこと。愛情たっぷりのごはんを毎日作って食べさせることで二人の子どもたちには愛情がしっかり伝わっているように感じます。シングルマザーは親子の絆が強くなるとよく言われますか、きっとそれはお父さん役もお母さん役も担って踏ん張っている背中を見て育つからだと思います。
ステップファミリーになってからも私自身の姿勢は変わりません。そんな私を見て家族が率先して家事をお手伝いしてくれます。労わられて大切にされている感がすごく伝わってくるのでほっこり幸せな気持ちになります。

笑顔は家族のおかげ

だから私はいつもニコニコ生きられる。
ダラダラと長く居ればいいってもんじゃない。少しの時間しか一緒にいれなくても親子時間の質をあげることで愛情は伝わるものですね。私は家族だからこそ「ありがとう」を言葉に出して伝えることを大切にしています。当たり前のことは何一つなく、子どもたちと一緒にいれる幸せ、お手伝いしてくれる喜び、いつも全てに「ありがとう」
60歳になる頃には孫が産まれているのかな。孫たちと一緒に、またいつもの旅館に伺いたいなと思います。そんな夢をたくさん抱きながら今日の夕飯を仕込みました。

最後までご一読ありがとうございました。

中川絵里菜

中川絵里菜

クラシックバレエ教師/教室経営 中川絵里菜

バレエ教室を経営しながら講師としても教えています。教室の可愛い生徒、ステップファミリーの思春期を迎えた息子と娘、朗らかな夫に幸せをもらう毎日に「ありがとう」を伝える気持ちを大切にしています。美ST誌面で自由に輝く40、50代の女性たちに心を奪われ、私も人の笑顔を引き出す存在になりたくて応募しました。

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親子時間

2025年1月号

2024年11月15日発売

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