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篠原涼子さん(50歳)話題になった紅白の裏側を語る「20日間で7キロ絞りました」

昨年秋、人気テレビドラマ「silent」で母親役を好演、その時に増量した体重を年末の紅白歌合戦に向けて7kg減量したという俳優の篠原涼子さん。短期間で体型を戻した秘訣は、大先輩・吉永小百合さんからのあるアドバイスにあったそうです。

「silent」のふっくら姿から−7kg! 40代最後に始めた水泳で心も体も軽やかに

お話を伺ったのは……俳優 篠原涼子さん(50歳)

《Profile》
1973年群馬県出身。’90年東京パフォーマンスドールに加入。’94年シングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒット。代表作はドラマ「ハケンの品格」「アンフェア」、映画『北の桜守』『人魚の眠る家』など多数。『篠原涼子 Birthday Premium Billboard Live 2023』8/20(大阪)8/26(横浜)を開催。

40代を振り返ると、体が変わる時だったなと身に染みて感じています。以前と同じことだけでは脂肪が蓄積されちゃうので、今までの運動に何か追加してやっと変われるのかなって。昨秋はドラマ「silent」の母親役の役作りで体重を増やしている最中に紅白歌合戦出場が決定。嬉しいやら焦るやらで、12月初旬に撮影が終わるや否や、ジムと食生活に新たに水泳を加えてダイエットを始めました。

実は44歳の時に映画で共演した吉永小百合さんがあまりにも美しいので美の秘訣を伺うと、「私はアスリート」と仰るほどのスポーツウーマン。40歳から始められた水泳を長年続けていらして、「やったらいいわよ」と勧めてくださったのに挑戦できないままでした。

短期間で減量したいこの時、ようやくジムのプールで初挑戦。水着になる恥ずかしさも、水の中では見えないと覚悟!パツパツのMサイズの競泳用水着だけど、泳ぐと気持ちよくてずっと水の中にいられます。朝晩1日2回、平泳ぎか背泳ぎで200mを11往復。疲れたら手を動かしながら大股で歩きました。すると、負荷をかけるからか即効性があって。さらに肌も毛穴が目立たなくなり、絶好調に。いつもより保湿を心がけ、大容量の化粧水をトイレに行くたびにパシャパシャつけ、スキンケアとシートパックをこまめにしました。

水中は体が癒されますね。人は水の中から生まれてきたからか、無になれてリラックスできる。とても神秘的な世界。案外、正しい呼吸もするでしょ。最初は水中で息を止めていましたが、吐けるようになると、呼吸が深くなり、長く泳げるようになり、心も前向きになれました。

私たちは忙しいと無意識に息を止め、ストレスが蓄積するそうなのですが、水泳はどこかヨガに似ていて、防水イヤホンでリラクゼーション音楽を聴きながら泳ぐと、ふーっと安らげるんです。

気を使うのが面倒でトレーナーはつけず、自己流で泳いだのも良かった。泳ぐ前後は、20分のストレッチをして3‌0‌0kcal減らすために1時間歩き、マシンで筋トレ。最後にサウナとお風呂で寛ぎ、全4時間を1日2回。

かなり激しい運動量なので食事はたんぱく質と野菜中心に。特に私と相性がいい鶏むね肉と魚をよく食べました。甘いものはやめ、お料理にも砂糖はNG。飴も舐めなかったです。お腹が空けば納豆かお豆腐を。炭水化物も摂らず、食べる時は酵素玄米粉を振りかけた蒼の玄米のみ。黒豆茶も常飲。刻々と紅白が迫ってくるのでドキドキしながら必死でした(笑)。

でも結果、20日間で7kg近く落としました。サウナや水泳など、家の中ではしない行動を取り入れることで体は変わる。人の体は簡単にできているんだと思いました。今も週2回、必ず泳いでいます。全然苦じゃなく、むしろ筋トレより優先的にやりたくなるんです。私には合っていました。50代目前でも自分に合う運動に出合えることを実感しています。

《衣装クレジット》
カーディガン¥41,800(グリードインターナショナル/グリードインターナショナル トウキョウストア)ネックレス¥112,200(プライマル)インナー スタイリスト私物

2023年『美ST』10月号掲載
撮影/菊地泰久(vale.) ヘア・メーク/岡野瑞恵(STORM) スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材/安田真里 編集/漢那美由紀

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篠原涼子さん(50歳)話題になった紅白の裏側を語る「20日間で7キロ絞りました」

2024年6月号

2024年4月17日発売

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