【後藤真希さん】25周年イヤーに「競争心が芽生えてきた」 次に挑戦したいこと

13年振りのオリジナルアルバムのリリースや3年振りの写真集、全国各地でのライブツアーなど、盛りだくさんな活動で25周年イヤーを駆け抜けてきた後藤真希さん。その締めくくりとして10月15日に待望のニューアルバム「COLLECTION」がリリースされます！9月にはリリース記念として「後藤真希 ふぁんみ！！2025 / LIVE 2025 ～The☆Collection～」を開催し、勢いはますます加速中。今回の美ST ONLINEでは、25周年の活動を振り返って思うこと、ニューアルバムに込めた思いや美容を含めた今後の目標についてなど、たっぷりおうかがいしました！

月並みな表現ですが、本当にこの1年はあっという間でした。去年の9月に13年振りのオリジナルアルバムをリリースしてリリイベやライブを開催、ももいろクローバーZさんが主催する「ももいろ歌合戦」やAKB48さんのライブ、TOKYO IDOL FESTIVALに初めて出演させていただきました。他にも、写真集を出版させていただいたり、鈴木亜美ちゃんと二人旅を企画したり、Da-iCEの花村想太さんとコラボで楽曲制作させていただいたり…。刺激的で濃い1年でしたね。

特に印象に残ったことですか？うーん、なかなかひとつに絞るのは難しいけど、13年振りのオリジナルアルバムのリリースは私の中では新鮮で、大きなことでした。やっぱり粛々と音楽制作に向き合うのが好きだし性に合っているんだなぁ、と改めて再確認できましたね。そういうアーティスト活動に本腰を入れつつ、たくさんのアイドルの方々とも共演させていただきました。アイドル達の中にいると競争心が芽生えるというか、メンバーでもライバルだったりするので、その感覚はすごく懐かしかったですね。「どう自分の魅力を見せる？」と考え続けるので、その思考は、私の場合はエイベックスに移籍してからのセルフプロデュースにすごく役立っていると感じます。アイドル性とアーティスト性を両立できるのが私の強みだと思うので、モー娘。時代からのファンも、エイベックス以降のファンも、みんなを楽しませられるよう26年目も活動していきたいと思っています。

10月15日に発売されるニューアルバム『COLLECTION』は、良い意味でまとまりがないことを意識しました。モー娘。時代の曲や、花村想太さんとのコラボ曲、カバー曲、そして新曲で構成されているのですが、バリエーションや色彩が豊かで、言ってしまえば“後藤真希流ファッションショー”という感じです。去年オリジナルアルバムをリリースさせていただいてから、いろんな方の歌を今まで以上に聴くようになりました。人の歌い方や歌の物語の付け方など、たくさんの発見があるんです。『COLLECTION』は、まとまりはなくてもこの25年間の私の成長過程が垣間見える内容になっていると思っています。今の私の曲調の路線が示されているし、その先の私を予兆する曲も含まれていたり。“昔があってこその私”を体現したような、25年間の新旧の後藤真希が、ぎっしりと詰まった内容になっています。

デビューしてから25年もこの仕事を続けていることに改めて驚きますが、継続するには「好きなことをいかに楽しんでできるか」にかかっていると思っています。やっぱり、好きなことをやっているほうが自分の身になるし、次にも繋がると思うんです。例えば歌や踊り以外だと、私は美容が大好きなので、スキンケアのコスメやインナーケアアイテムのプロデュースにもチャレンジしてみたいですね。

美ST10月号の増刊号では表紙を務めさせていただき、より美意識が刺激されました。最近の私の美容の悩みでいうと、フェイスラインのたるみ！仕方がないことではありますが、首周りやデコルテ、肩甲骨をほぐしながらたるみケアをしています。顔を直接触ってのマッサージはしないですね。下手に揉んだりマッサージしたりすると、摩擦になって余計にたるむように思うので。美容も仕事と同じく楽しみながら、スローエイジングでどうにか対策していきたいですね。

撮影／前千菜美(光文社写真室)　ヘア・メイク／青山志津香（vicca）　スタイリスト／山科美花　取材／キッカワ皆樹　編集／浜野彩希