【timelesz・寺西拓人さん】美の師匠の先輩は誰？メンバーの結束を強めたライブツアーの裏側も［特別インタビュー］

落ち着いた真摯な眼差しと、気品ある笑顔でカメラを捉え、世の女性を魅了し続ける今をときめくアイドル寺西拓人さん。忘れかけていた夢と向き合い、自ら摑み取った力強さについ感情を揺さぶられてしまいます。今回はtimeleszのメンバーになって変化したという美容について、タイプロやライブツアーの裏側、12月からのドーム公演にむけての意気込みなど、たっぷりお話を伺いました。（第4回目／全4回）

timeleszのメンバーになってからの大きな変化は、美容皮膚科に行くことが増えたこと。最近のケアで言えば、毛穴の汚れを取るハイドラフェイシャル施術をやりました。とはいえ美容のことは全然わからないので、それこそ詳しい先輩の千賀君（千賀健永さん）や渡辺翔太君、グループなら風磨（菊池風磨さん）が美の師匠です。逆にビタミン剤は以前から摂取、今も続けています。食生活は僕にとってストレス解消やモチベーションでもあり、食べたいものを食べますが、そうするとそこに食い込まない果物や野菜をあえて意識的に食べるようにしています。気を付けているのはファストフードをめちゃ食べないこと。

今はいろいろなお仕事を頂いて生活も随分変化しました。間もなく公開の映画『天文館探偵物語』は初主演で探偵役。探偵と言えば僕のイメージは浮気調査や名探偵コナン。でもこの探偵は金髪でアロハシャツを纏い、亀を探すのも仕事の1つ。だからあえて探偵らしい役作りをせずに挑みました。実はタイプロ（timelesz project）参加直前に鹿児島でこの映画のロケがあり、あの課題曲を原とホテルで振り覚えしたことは鮮明に覚えています。まさかこんなに人生を変えることになるとは！

デビューして9カ月、何よりライブツアーは楽しかったな。それを境によりメンバーの結束感が強くなりました。ツアー期間中はみんなで食事して、一緒にお風呂に入り、なんでもない時間が増え、みんな気遣いが少しずつなくなってる感覚です。俺はもともと遠慮してなかったですけど（笑）。実際のライブではジュニア時代から当たり前だったことが、新メンバーの橋本・猪俣・篠塚は当たり前じゃないから、伝える作業をみんなでしています。舞台から客席を煽るときはより遠くを気にかけ、自由に動くときはメンバー同士が固まらないとか単純なことなのですが。それを教えることで逆に僕も再認識できるんです。12月以降のドーム公演は、物理的に皆さんが遠くなり、満足度を上げるためにもパフォーマンスのクオリティを高めることが僕たちの課題です。

初仕事はHey!Say!JUMPさんのライブのバックでした。ただのサッカー少年が横浜アリーナのとんでもない声援とペンライトが輝く景色を見たあの時間が僕の人生を変えた瞬間。知人が何げなく呟いた「すべてタイミング」って言葉がいつも心に響いています。芝居に出合ったこと、同期や後輩が先にデビューしたこと、アイドルを諦めかけたこと、それでも追いかけた夢。時間がかかったけどデビューが叶い、何もかもが全部タイミングのなせる業。今はメンバーとの時間、仕事、家で過ごすことも幸せでしょうがないです。言い続けて叶っていない夢もあって。それは貝の仕事（笑）。いつでもウエルカムですよ。どうかみなさんよろしくお願いします。

本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代＆50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。

『美ST』2025年1月号掲載
取材／安田真里　編集／伊達敦子　再構成／美ST ONLINE