PEOPLE
2年前にステージ3の食道がんから見事に復活し、現在はがんサバイバーとして絵画展など意欲的に活動されている秋野暢子さん。今回は美容についてのお話も。まったく変わらないスリムな体型と潑剌とした笑顔に勇気と希望をいただきました。
◆秋野暢子さんインタビューはこちらもCheck
《Profile》
1957年大阪府生まれ。’74年にデビュー。’75年NHK連続テレビ小説『おはようさん』で主演して以降、俳優として活躍。がんサバイバーとしての想いを込めた絵画展「秋野暢子と希望の輪展」を開催。秋野さんの作品に加え、がんサバイバーのほかのアーティストの作品を展示・販売予定。売上金の一部は、がん研究支援のため寄付される。阪神梅田本店8階 催事場 2026年2/25(水)〜3/2(月)午前10時〜午後8時 ※最終日は午後5時まで。開催中(午前11時〜午後5時まで)本人在廊。
スキンケアは、化粧品にはこだわりはないですが、化粧水、美容液、乳液、クリームを、それぞれつけるごとに必ず3分間置いて浸透させます。洗顔は大事。オイルでクレンジング後、長年使っているサンソリットのピーリング石鹸「スキンピールバー」を泡立てた泡でパック。週1のみですが、つるつるになります。
メークは家にいるときはしませんが、外に出るときは必ずしています。日焼け止め兼用プライマーで整え、ドラッグストアで購入したアイシャドウ、アイライナー、チークでほんのり軽くメークして、赤いリップで仕上げるとカッコいい。まつ毛はエクステにしています。
若いころから比べるとそりゃいろいろなところが緩んでますし、年々しわも増えています。でも美容医療で消したり伸ばしたりして40代に見えたとしても、みんな私の年齢を知っているし、仕事も40代の若い役が来るわけじゃないもの。意味がないと思っているけど、それによって気持ちが前向きになったり、元気になったりすることは理解できます。
病気をしたことで人生には限りがあり、永遠ではないことを実感。当たり前ですけどね。だから毎日ちゃんと丁寧に生きようと思います。起き上がって、歩いて、運動ができて、ご飯を食べられて、よく眠れることが、「奇跡じゃん」と思うようになりました。笑って暮らせたほうが絶対にいいから、バラエティ番組もよく見るようになりましたね。かまいたちさんも千鳥さんも大好きです。
これまでの人生を振り返ったとき、がん闘病が一番苦しかった経験ではありません。私は3回流産をして、3回目は左の卵管に子宮外妊娠。初めてハートビートが見えた子で、産めなかったことは本当に悲しかったです。医師の許可を得て、資料として保管されているその子を見せてもらったのですが、残念だったなあ、自分も偉かったなあと思うと同時に、よし、もう一度頑張ろうと挑戦して産んだのが、今の娘。
がんがわかったときもそうですが、悪いほうには考えません。起こったことは仕方ない、時間も戻せない、くよくよしてもしょうがない。だったら次はどうしようと、なぜか気持ちの切り替えができるんです。そうすれば、必ず目の前が開かれていくことが経験としてわかっているのだと思います。
逆に嬉しかったことは、がん闘病を公表したことで、舞台など仕事のオファーが少なくなった反面、いろいろな方から「励まされた」「生きる勇気が湧いた」などと、その方の人生が明るくなったり、道を見つけてくださったりしたことは、人として冥利に尽きます。出会った人は毎日を懸命に生きている人ばかりで、そういう方は病気でも美しい。
こうして大病をしてみると、家族、友達、仕事仲間など、皆さんのおかげさまで生きているんですよ。みんなが祈ってくれ、先生が力を尽くして私の命を助けようとしてくださった。何かで返さないとつじつまが合わない。個展も含め、自分に何ができるのかを自らに問いながら生きていきたいと思います。
日焼け止めと香りは最低限の身だしなみ
身だしなみとしてメークはしますが、こだわりは特にありません。ファンデーションはつけず、&beのUVプライマーリッチモイストのみ。香りはフレッシュ感のあるエスティ ローダー ビューティフルをずっと愛用しています。
美と健康は体の中から。毎日食べるお米は大事
化学肥料や農薬を使わないアルム農材の漢方栽培玄米が主食。自宅に精米機があるので、炊き込みご飯のときは白米にして。毎日骨ケア MBP®ブルーベリー風味は、40代のころから毎朝1本飲むのが習慣。おかげさまで骨密度は40代のまま。骨折したことがありません。
毎日欠かさない自宅ケアの三種の神器
オリンピック金メダリストの室伏広治さんが考案した紙風船エクササイズをし、筋膜ローラーに寝転がってゴロゴロ、1キロのリストウエイトで負荷をかけてトレーニングを。
冬のお風呂の必需品。体の芯から温まります
徳島県最西端の東みよし町・三好市・美馬市で無農薬、化学肥料不使用、手作業で収穫された「エメラルドよもぎ」を使った入浴剤。半端なく汗が出て、リラックス、デトックス、冷え性改善、安眠や美肌効果も。
36歳で長女を出産。子育てをしながら41歳で『ビシッとやせられる料理本を、秋野暢子から。』(講談社)を出版して以降、美と健康をテーマにした著書を次々に出して、「ダイエットの達人」と言われていました。これはその当時のアー写(アーティスト写真)です。
人間関係は自分から笑っていかないと。相手は自分の鏡ですから、自分が笑えば相手も笑う。そうして距離が縮まっていくのだと思います。待っていても進歩はありません。私は毎朝鏡に向かって笑うことから一日を始めています。
《衣装クレジット》
レースブラウス ¥107,800 スカート ¥88,000(ともにLANVIN COLLECTION)ネックレス ¥872,300 ピアス ¥902,000(ともにALESSANDRA DONA/ラ パール ドリエント)リング ¥495,000(QAYTEN/ラ パール ドリエント)ほかすべてスタイリスト私物
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2026年1月号掲載
撮影/大森忠明 ヘア・メーク/鈴木京子 スタイリスト/下平純子 取材/安田真里 編集/和田紀子
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