PEOPLE
多忙だからこそ家事や育児を効率化して自分時間を作る。そのことが日々の生活を楽に、快適にする。鈴木亜美さんが実践する“すごいルーティン”の基礎は、10代の超多忙なアイドル時代に培われたものだとか。ハードな毎日を楽しく快適に乗り切るための“あみーゴ流ルーティン”が生まれるまで、そして3児のお子さんとの賑やかで愛情あふれる生活についてもお話ししていただきました。
ルーティンを大事にする今の生活は、10代でアイドル活動をしていた時期がベースになったんだと思います。当時は仕事がすごく忙しい中、ちゃんと学校も行ってテスト勉強もしなきゃいけない。時間が限られている中でやることが本当にいっぱいあって、ちょっとでも無駄があると睡眠時間すら削られてしまう。睡眠時間を作るためにも「これを早く終わらせて、次にこれをやろう」と考えるベースができていきました。「無駄なく24時間を生きたい」っていう、かなり切羽詰まった状態でしたね(笑)。
仕事に行く時も着替えず、ずっと制服でいました。制服で現場に行くのが嫌で移動の車中で着替える子もいるんですが、私は「荷物も洗濯物も増えるし、ずっと制服のほうが楽じゃん」って思ってました。帰宅してそのまま寝落ちしちゃっても「顔だけ洗えばこのまま学校に行けるし」って(笑)。それぐらい忙しすぎて、余計なことに時間を使いたくない、考える時間も使いたくなかったんですよね。今でも仕事に行く時ほぼ同じ格好ですし、服も決まったものしか持っていないです。「ルーティンがあると結果的に自分が楽になる」という考え方は10代の頃から変わっていないと思います。
仕事の上でのターニングポイントはいろいろあります。意外かもしれませんが、私の中ではDJを始めたことがかなり大きなターニングポイントでした。最初はものすごくアウェイだったんです。当時はそもそもDJをする箱がタレントが来るような場所じゃないっていう考え方もあったし、DJの方にはプロとしての誇りもありますし。なかなか受け入れてもらえないことがすごく悔しかったですね。
当時は20代半ばでしたが、「自分を知らない人が集まる場でみんなを盛り上げたい」、まったく新しいことに挑戦したいと思ったんです。実際にDJに挑戦して、
徐々に認められてお客さんも盛り上がってくれて、女性DJだけ集めたパーティをプロデュースしたり、海外でもお話をいただいたり。最初はあんなにアウェイだったのにすごく世界が広がっていって、私にとってものすごく大きな経験になりました。自分の持ち時間が1時間だとしたら、その構成や流れは自分しか作れない。「ここは盛り上げて、次はちょっと落として、最後大きく盛り上げる」っていう流れを作るうえで、それまでにライブで鍛えられた経験がいきましたね。逆に自分のライブを作るときも、DJの経験がかなりいかされました。
ミュージカルのお仕事も自分の中では“戦い”でしたね。それまでもお芝居や映画のお仕事はしていましたが、ミュージカルは自分の歌も「鈴木亜美」も関係ない。監督がイメージしている物語を完成させるためにある意味、自分を無にする必要があるので葛藤のようなものもありました。「これで合ってるのかな、どうなのかな」って、稽古でも何が正解かわからないし、何が違うのかがわからない。どんな感情でどう役を演じていくか、監督に細かく質問して役をつくっていきました。今までとの経験はまったく別の世界だったミュージカルのお仕事は、挫折と挑戦との繰り返しでした。
プライベートでの大きな転機はやっぱり子どもが生まれたことです。生活も考え方もすべてが変わりました。子育てをしていて嬉しいのは、ママの取り合いをしてくれることかな(笑)。私にとっては3人とも「もう大好き!」っていう感覚なんですけれど、子どもたちは「誰が一番ママが好きか」「俺のほうが大好きだから」みたいな感じです。それを見ていると今までにない感情、嬉しさを感じますね。「負けないぐらい、ママの方がみんなのことを好きだよ!」って言うんですが、「いや、僕のほうが好きだもん」みたいな会話が続きます(笑)。
娘が一番下なので、上の男子たちはすごく甘やかしてますね。男子2人は小学4年生と1年生なんですが、妹の物をなんでも持ってあげたり、いろいろお世話しています。特に長男は妹が可愛くてしょうがないみたいで、いまだに赤ちゃん言葉で話しかけるんです。「大丈夫ですか?あなたも子供だよね」って思いながら見ています(笑)。長男はママっ子でもあるので、すごく女子に優しいところがあって。弟とは本気で喧嘩するんですけど、ママと妹にはめちゃくちゃ優しいですね。
ただ、子ども同士の喧嘩が収まらない時はこちらも嫌な気持ちになりますね。喧嘩って毎日のことだし、大人が中途半端に止められないので難しいなと感じています。私は子どもの頃、兄や妹と喧嘩してもさっさと引いていたんです。怖いし嫌だし、めんどくさいし(笑)。息子たちの男の子同士の喧嘩が私にとっては初めての経験だったので、「こんなにすごいんだ」「どうしたらいいんだろう」って、見ていてハラハラします。でも間には入らずに徹底的にやらせています、そのうち疲れてやめますし、どちらかが泣いて終わるんですよね。大体弟が負けるんですけど、たまにお兄ちゃんが負けて泣く時もあります。
喧嘩が終わるのを待って理由を聞きますが、一人ずつ話を聞いてそれぞれ慰めます。二人一緒に話を聞くと「〇〇ばっかり」みたいなことになって、それがまだけんかの元になって、心の中にたまっていくと思うんですよね。「やっぱり弟のほうが可愛いんだ」「お兄ちゃんのほうが可愛いんだ」みたいな気持ちを心にためさせないように意識しています。私自身も3人兄妹の真ん中だったので上とも下ともバトルしましたし、親に対して「なんでわかってくれないんだろう」って思ったこともあるので。自分の経験からも、親として子どもに伝えるべきことは、わかりやすく伝えることが大事だと感じています。
<プロフィール>
1982年神奈川県出身。オーディション番組『ASAYAN』 を経て、小室哲哉氏プロデュースで1998年『love the island』で歌手デビュー。近年はバラエティ番組でも人気を博す。プライベートでは3児の母親であり、SNSやYouTubeなどで育児について発信、共感を集めている。
歌手・タレントであり3児の母でもある鈴木亜美さん。仕事、家事、育児と毎日超多忙でも心の余裕がほしい。そんな思いで確立した日々の”すごいルーティン”を完全解説。毎日同じで「考えなくていい」から続けられる、リアルな工夫が満載です。
鈴木亜美『考えなくても体が動く! 鈴木亜美のすごいルーティン 毎日、同じことをするだけ。』¥1,650(講談社)
※2026年10月22日(木)発売
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2026年11月16日(月)23:59まで
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