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某人気バラエティ番組で「日帰り温泉の世界」を紹介するなど、温泉への深い愛と知識を持つ温泉ソムリエ小松歩さん。今回は小松さんが実際に巡った全国の温泉宿の中でも、「本当にこの料金で良いんですか?」と言いたくなるくらいコスパがよくてリピートしたくなったという「お値段以上のお宿」を紹介してもらいました。
温泉宿の楽しみは、お湯はもちろん食事やくつろげる客室。今回紹介するのは、そういった要素以外にも他ではなかなか見かけない個性があって「ただいま」と再訪したくなるようなアットホーム感のある、リーズナブルなお宿です。
青森県黒石市の奥座敷「黒石温泉郷」にあり、山深い自然豊かなロケーションで、寛永元年(1624年)に開湯した由緒正しい源泉かけ流しの温泉。徒歩圏内に津軽こけし館や津軽伝承工芸館があり、秋には紅葉の名所である中野もみじ山の散策を楽しむのもオススメ。館内はBGMに多様な音楽が流れていたりとアットホームな雰囲気で、連泊でもくつろげます。お宿には珍しく美容室を併設しており、Vegan・HALAL認証カラーも扱っていて、シャンプー&トリートメントも「NEMOHAMO」や「SACHAJUAN」、野州麻炭シャンプー「shuddhh」などこだわりを感じるブランドセレクト。牧歌的な風景と厳選された食材と美容を一度に満喫できる、贅沢なお宿です。
泉質はカルシウム・ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉と美肌効果のあるメタケイ酸を含んでいて、入浴後はしっとり肌が潤います。男湯・女湯・貸切風呂それぞれに信楽焼の陶器風呂があって風情満点。浴場にNEMOHAMOやshuddhhなどこだわりブランドのシャンプーが置かれているのもうれしいところ。
客室は和室のみ。全館Wi-Fi対応。ゆっくり湯治プランで滞在する方向けのランドリーや、自然豊かな周辺散策用の自転車の貸し出しも。温泉とお食事だけの日帰りプランも人気。
地元産食材や無農薬米を使ったこだわりのお食事は、ヴィーガン・ベジタリアン対応食もあり。季節によって内容が変わることがあるので、それも楽しみ!写真のメニューは、ココナッツ味噌スープ、車麩の揚げ物、お野菜やキノコのせいろ蒸し、煮物、3種の小鉢、津軽平野で生き生きと育った無農薬米の釜飯、フルーツ。
【旅の宿 斉川】
青森県黒石市板留宮下8-1
☎0172-54-8308
一泊の料金:一泊2食¥15,550~、一泊朝食付き¥10,050~、素泊まり¥8,950※土曜日、祝祭日前日、プラス1100円。ゴールデンウィーク、ねぷた祭り期間、紅葉時期など料金変動。3泊以上の湯治プランもあります。
アクセス:《電車の場合》弘南鉄道黒石駅から弘南バスに20分乗車、板留停留所で下車し徒歩1分
《車の場合》青森空港から宿まで40分/新青森駅から宿まで1時間
URL: https://ryokansaikawa.com
私の考える体にいい温泉は「鮮度の良い温泉」で、それは「源泉かけ流し」がほとんどです。
湧きだした温泉をそのまま循環させずに使っているのが「源泉かけ流し」の温泉。湧き出し続ける温泉は鮮度がよく、温泉の鮮度が効果効能に繋がります。天然温泉と書かれていても源泉が少ないと循環ろ過してお湯を使うことになり、循環しているうちにお湯が酸化して劣化し鮮度が落ちて、お湯の個性が発揮されなくなってしまうのです。特に硫黄ガス、炭酸泉は抜けやすいですね。
自分自身も湯治を経験しているので、いかに体に効く温泉か鮮度の良い温泉かにこだわって選んでいます。源泉かけ流しは天然温泉の2~3割。大浴場も気持ちいいのですが、湯船が広いぶんお湯の鮮度が失われやすく循環濾過が必要になることも多いので、温泉を選ぶ際にはお湯の鮮度も意識してみてください。
教えてくれたのは……温泉ソムリエ・小松 歩さん
取材/菊池真理子
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2024年12月16日(月)23:59まで
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで