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ファーメンステーションがプレミアアンチエイジングと未利用資源 再生・循環パートナーシップ:未利用資源をアップサイクルした化粧品原料の提供を開始、メンズコスメ市場への参入に合わせ「ヒエヌカオイル」を活用


 独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップの株式会社ファーメンステーション(本社:東京都、代表取締役:酒井 里奈、以下 ファーメンステーション)とエイジングスキンケアブランドDUO(デュオ)を開発・販売するプレミアアンチエイジング株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:松浦 清、以下 プレミアアンチエイジング)は、持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みとして、未利用資源をアップサイクル(※)した化粧品原料の利用を開始します。プレミアアンチエイジングが2022年4月より同社初となるメンズコスメ市場へ参入し、メンズ向けスキンケアラインを展開するにあたり、雑穀の一つであるヒエの精製過程で副産物として排出され、これまで用途が限定されていたヒエヌカを圧搾・精製した「ヒエヌカオイル」の活用を開始します。

(※)アップサイクルとは
リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられたり有効活用されていないものを、様々なアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。

■共創の取り組みの背景と概要
 プレミアアンチエイジングでは、SDGs(持続可能な開発目標<SDGs:Sustainable Development Goals>)の取り組みを推進しており、サステナブル原料を広く消費者の方にお使いいただける化粧品原料として使用することにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。今回、ファーメンステーションが独自開発したサステナブルな化粧品原料「ヒエヌカオイル」に着目し、長期的かつ継続的な資源の有効活用に向け、プレミアアンチエイジングが新製品を開発しました。日常的にスキンケアを行いながら、無理なく手軽にSDGsへの参加を可能にする新ブランドとして展開予定です。

 ファーメンステーションでは、これまでも未利用資源のアップサイクルや循環型社会の構築をすすめてまいりましたが、このような取り組みは1社単独では実現が難しく、生産者さんから消費の現場まで多くのステークホルダーとの共創が不可欠です。また、未利用資源を減らすためには、アップサイクルされた原料や商品が生活者にとって価値あるものになり、人々の手に広く渡ることが重要であり、魅力的な商品となることやビジネスとして持続可能であることが重要です。
 今回のプレミアアンチエイジングとの共創は、未利用資源を魅力ある商品へとアップサイクルさせること、生活者に広く届けることを可能とし、ひいては未利用資源を減らし、持続的な循環型社会を構築するための重要なパートナーシップとなります。

■アップサイクル原料:ヒエヌカオイル
 ヒエヌカオイルは、ファーメンステーションが、公益財団法人岩手生物工学研究センター(以下、生工研)および株式会社JAグリーンサービス花巻プロ農夢花巻事業本部とともに、独自の圧搾・精製方法で開発した稀少なオイルです。
 岩手県が日本一の生産を誇る雑穀「ヒエ」は、近年まで実施されていた減反政策に伴い、転作作物として栽培されてきました。「ヒエ」は健康食品として注目を集める一方、精製の過程の副産物である『ヒエヌカ』は畑の肥料や家畜飼料に混ぜる以外は用途がない未利用資源でした。
 このヒエヌカを活用し、オイルやエキスを抽出することで、新たな化粧品原料が誕生します。ヒエヌカオイルはルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンE、リノール酸といった美容成分(※生工研による分析)を含む天然素材です。詳細は下記よりご確認いただけます。

【リリース】岩手県産ヒエのヌカを世界で初めて化粧品原料化、サステナブル原料として「ヒエヌカオイル」「ヒエヌカエキス」の取扱を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000051332.html

  今回のパートナーシップの取組みにより、岩手県花巻で年間約2t排出されるヒエヌカの約20%を、アップサイクルを通じて有効活用することが可能になります。

                         ヒエ

                  ヒエを精製する過程で出る大量のヌカ


             ヒエヌカを圧搾・精製して抽出するヒエヌカオイル

■ファーメンステーションの未利用資源 再生・循環パートナーシップ
 ファーメンステーションは、未利用資源をアップサイクルする取り組みの一つとして、一次産業、流通、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を再生することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発に取り組んでいます。
 未利用資源 再生・循環パートナーシップ事業として、これまでも、アサヒグループとJR東日本グループが製造するりんごのお酒「シードル」の醸造工程から発生する副産物である「りんごの搾り残さ」や、ANAグループが取り扱う流通過程で汚れや傷みなどにより規格外となり販売できないバナナ、象印マホービンが炊飯ジャーの商品開発において炊飯した際の試食で食べきれないごはん等を活用し、それら未利用資源を発酵・蒸留、精製した「エタノール」を用いたアロマ製品や除菌ウエットティッシュなどを製造・販売するパートナーシップに取り組んでいます。
 ファーメンステーションでは、今後も未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みを拡大し、貴重な未利用資源を有する企業(食品・飲料メーカー等)や、そのアップサイクルした原料や商品を展開可能な企業(化粧品・生活雑貨メーカー、小売り等)との連携を推進してまいります。

▼未利用資源 再生・循環パートナーシップの事例紹介ページ
https://fermenstation.co.jp/collabo/

■プレミアアンチエイジング株式会社 会社概要
会社名 :プレミアアンチエイジング株式会社
代表者 :代表取締役社長:松浦 清
所在地 :東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8階
創業 :2009年12月
事業内容   :化粧品・健康食品の企画、開発、輸出入、通信販売、卸及び小売り業務
URL :https://www.p-antiaging.co.jp/

【ファーメンステーションの取り組み】
 ファーメンステーションは「Fermenting a Renewable Society(発酵で楽しい社会を!)」をパーパスに、未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップです。岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場(奥州ラボ)を持ち、独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。これらのサステナブル原料を化粧品・ライフスタイル製品の原料として化粧品メーカー・原料卸に販売する原料事業のほか、自社ブランドによるオーガニック化粧品事業、原料提案から製品開発まで一貫して引き受けられる化粧品・ライフスタイル製品等のODM/OEM事業を行っております。また、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を活用しアップサイクルすることで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発を大企業との共創を通じて取り組んでおります。

 また、エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、化粧品原料や地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域循環型社会の形成にも取り組んでおります。

会社名 : 株式会社ファーメンステーション
代表者 : 代表取締役 酒井 里奈
所在地 : 〒130-0003 東京都墨田区横川1-16-3 センターオブガレージ Room04
設立 : 2009年7月7日
事業内容 : アルコール等の化粧品・雑貨・食品向け原料提供/開発、化粧品・雑貨OEM/ODM、未利用資源を活用した事業共創、自社オーガニックブランド事業
自社サイト : https://fermenstation.co.jp/
オンラインショップ: http://www.fermenstation.jp/
共同開発商品紹介 : https://fermenstation.co.jp/collabo/#products
OEM/ODMご案内 : https://fermenstation.co.jp/oem/

このニュースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社ファーメンステーション 北畠 Tel:03-6206-9485 E-mail:info@fermenstation.jp
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