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2021年春夏のトレンドメイクアップ&ヘア提案 ~ほんのり甘さと幸福感を漂わせる・センシュアルで生命感あふれるメイクアップ~


 資生堂ビューティークリエイションセンター※1 では、1987年よりメイクやヘアの現在と未来を探る「ビューティートレンド研究※2」を行っています。街頭調査※3 や雑誌の傾向、世界のコレクション情報などを収集し、それらを総合的に分析した上で、最新のメイクやヘアのトレンドを予測しています。
 2021年春夏は、不安定な日常生活が続く中、健康志向や他者とのつながりを求める欲求はさらに高まり美容意識にも反映されています。トレンド傾向では”変わる私を楽しむ”ポジティブなムードと、自然体・生命力を大切にするムードが見られました。この分析をもとにトレンドメイクアップ&ヘアを提案します。

《コレクション傾向とトレンド分析》
 21年春夏コレクション傾向では、閉塞感を打破するような、開放的で軽やかなムードが印象的。メイクでは清潔感のある健康的なナチュラルルックが多く登場しました。特に、”フレッシュグロウイングルック”に注目。肌は健康的に見えるように素肌よりも1~2トーン濃いめで仕上げ、目頭にハイライトでアクセントを加えた清潔感のあるナチュラルなメイクアップルックです。口もとはリップバームで自然なつやを与え、透明感のある印象に仕上げていました。
 国内女性誌・SNS・街頭調査では、世代によって異なるトレンド傾向が見られました。

【”自分があがる”などメイクを楽しむムード】
 不安定な時期だからこそメイクは女性らしさを大切にしながら、ヘアではカラーやアレンジを取り入れた”変わる私を楽しむ”といったポジティブなムードが20~30代を中心に見られました。メイクはくすみ色のアイテムを組み合わせ、程よく抜け感を出した目もとが特徴のシックな印象や、ブラウンの目もとにピンクやコーラル系のチーク、リップを合わせた好印象に仕上げるメイクが多く見られました。街頭調査では、目もとに自然な深みのあるヌーディーカラーのナチュラルメイク、バイオレットのアイテムをとり入れた華やかなメイクなどが印象的です。
 ヘアは、顔周りを縁取るようにハイライトカラーを施した「フレーミングカラー」が登場。街頭調査でも見られたポニーテールアレンジや、大きいシュシュを使って簡単でかわいく華やかになれるアレンジも注目。

【キーワードは”生命感・生命力・自然体”】
 不安定な時だからこそ”自然体で前向きに生きる””生命力あふれる女性は一目置かれる存在”に。30~40代を中心に”生命感・生命力・自然体”のムードが見られました。オレンジでまとめたヘルシーなワントーンメイクと、鮮やかな赤色のリップに毛流れを整えた眉を組み合わせる2つのメイクアップ傾向に注目。街頭調査では、明るいアイシャドウとニュアンスカラーのアイラインの組み合わせで明るく健康的な印象が見られました。
 ヘアは、ラフに動かしたウェーブスタイルで自然体でありながらも活動的に生きる女性像を演出。アレンジヘアでは高めの位置でまとめることで、かわいらしさを取り入れたスタイルに注目です。

《21年春夏のメイクアップ&ヘア提案~ほんのり甘さと幸福感を漂わせる印象に~》

パターン(1)


【ラベンダーカラーをとり入れたヌーディーメイク】
20年下期、国内女性誌や街頭調査で見られたバイオレットアイテムを目もとに仕込んだヌーディーメイク。色みを主張し過ぎないことで、透明感を与え、気品ある印象に仕上げます。
ポイントはラベンダーカラーをレイヤードしたアイメイク。ベージュのアイカラーの上にブラシでふんわりラベンダーカラーをのせます。まぶたの中央にぼかすと自然な仕上がりに。眉は眉マスカラでワントーン明るく仕上げるとアイメイクとの相性が良いです。肌はハイライトをのせた自然なつや肌に。
リップは肌の色に合わせてオレンジベージュやピンクベージュをチョイスします。

【大きいシュシュを使った華やかポニーテール】
雑誌やSNSなどで人気上昇中の大きいシュシュを使い、長めの前髪にやわらかい動きをプラスするだけで、シンプルなポニーテールが一気に華やかになります。

パターン(2)


【輝きをまとう大人フレッシュメイク】
21年春夏コレクションで見られた目頭に輝きを感じるハイライトに、カラーリップを合わせた華やかなメイクアップ。
目頭のハイライトの輝きを引き立たせるために、肌とリップはセミマットな質感に。目もとはベージュ系アイカラーとブラウンのアイライナーで引き締めます。
眉はスクリューブラシで眉頭を立てるようにとかします。さらにグレーのペンシル(自眉に近い色)で毛の無い部分を丁寧に描き足すと毛並みを感じる自然なフレッシュ眉が演出できます。

【長めの前髪のミディアム~セミロング】
前髪を立ち上げることで、額や顔をすっきり明るく見せ、ポジティブな印象に。オイルで作る上質な毛先は、カールアイロンで巻き、洗練されたフェミニンな印象に仕上げます。

《21年春夏のメイクアップ&ヘア提案~センシュアルで生命感あふれる印象に~》

パターン(1)


【コーラルピンクでまとめたワントーンメイク】
国内女性誌で見られたヘルシーなワントーンメイクに注目。ポイントメイクをコーラルピンクで揃え、柔らかく血色感を感じさせることでセンシュアルなムードを纏わせます。ポイントは、眉やアイラインも赤み系カラーでまとめることで抜け感のある印象を与えます。
肌はラベンダーやピンクの下地で明るさをプラスし、澄んだ透明感のある仕上がりでコーラルピンクを引き立たせます。

【ラフなウェーブとつや束で作るカジュアルスタイル】
今シーズンのヘアスタイルは、落ち着きよりもやや活動的に見せることが大切です。くせ毛のようなラフに動くウェーブをつけてボリュームを出しながら、リラックスした雰囲気を演出します。パサついた毛は疲れた印象を与えるのでNGです。軽い仕上がりのヘアオイルを使い、ボリュームをキープしながらつや束を作ります。空気を含んだウェーブと透明感のあるつやは春夏らしい清涼感があり、おすすめです。

パターン(2)


【色を楽しむカジュアルメイク】
国内女性誌や街頭調査で見られたオレンジリップとアクセントカラーの目もとの組み合わせで、色を楽しむメイクアップを提案します。
春夏らしい透明感のある明るいオレンジリップは、健康的な印象を与えます。
目もとは、オレンジと相性の良いカーキがおすすめ。目尻にだけ入れることで、手軽にカラーメイクを楽しめます。眉は毛並みを立てるようにとかすことで生命感ある強さを表現。

【シンプルフレッシュなハイポニーアレンジ】
今シーズンのアレンジヘアは、高めにまとめるのがおすすめ。フレッシュで活動的な印象を与えます。顔周りの短い毛の立ち上がりは、スタイリング剤で押さえましょう。もみあげ付近のおくれ毛やテールのラフな動きを丁寧に作ることで、シンプルアレンジも品よく華やかに仕上がります。

◆ヘアメイクアップアーティスト紹介

~ほんのり甘さと幸福感を漂わせる印象に~

メイクアップ担当:阿保 麻都香 Abo Madoka
第1回WWD BEAUTY HAIR DESIGNER CONTESTでグランプリを受賞。ビューティートレンド情報分析を担当し、ファッショントレンドを取り入れたヘアメイクに定評がある。「エテュセ」の商品開発や宣伝・PR撮影などのメイクを担当。
https://hma.shiseido.com/jp/member/abo/?rt_pr=trh72


ヘア担当:藤岡 幹也 Fujioka Mikiya
ファッション誌やブランドのルックブック、ミュージシャンのヘアメイクなど多岐にわたり活動。国内外で美容師や専門学生向けにセミナー活動も実施。美容業界で権威あるコンテストのJHA(ジャパンヘアドレッシングアワード)でも受賞しており、クリエイティブなデザインや、ファッショントレンドを取り入れたヘアメイクに定評がある。
https://hma.shiseido.com/jp/member/fujioka/?rt_pr=trh72

~センシュアルで生命感あふれる印象に~

メイクアップ担当:西森 由貴 Nishimori Yuki
ニューヨーク、パリ、上海、東京のコレクションなど、国内外のファッションショーのヘアメイクを担当する。トレンド情報分析で培った知識を、ヘアメイクに落とし込んで表現するのが得意。「マキアージュ」担当。
https://hma.shiseido.com/jp/member/nishimori/?rt_pr=trh72


ヘア担当:谷口 丈児 Taniguchi Joji
ビューティートレンド研究では、リーダーを務める。ファッション誌、ニューヨーク、パリ、東京コレクションのファッションショーのヘアチーフを多数務めるなど、グローバルに活躍中。ナチュラルからクリエイティブなデザインまで幅広く対応する。「ザ・グルーミング」などの宣伝広告を担当。
https://hma.shiseido.com/jp/member/taniguchi/?rt_pr=trh72

※1 資生堂ビューティークリエイションセンター
プロのヘアメイクアップアーティストが約40名在籍し、宣伝広告のヘアメイクアップ、メイクアップ商品のカラークリエイションをはじめ、NY、パリ、東京などで開催されるファッションショーのバックステージで活躍し、最先端のトレンド情報をグローバルに発信している。
資生堂ビューティークリエイションセンターWebサイト https://hma.shiseido.com/jp/?rt_pr=trh72
アーティスト公式Instagram https://www.instagram.com/shiseido_hma/

※2 資生堂のビューティートレンド研究
資生堂は1987年に「ビューティートレンド研究」を開始。ヘアメイクアップアーティストが在籍する強みを活かして、美容・ファッションの動向を分析し、未来のビューティー傾向をいち早く予測して、ヘアメイクを提案する独自の取り組み。商品開発やマーケティング、R&D に役立てている。

※3 街頭トレンド調査概要
調査期間:2020年10月18日、24日、25日, 調査対象者:20~40代 女性, 場所:表参道・原宿・代官山, 調査方法:アーティストによる目視

【参考:モデル使用おすすめアイテム】

~ほんのり甘さと幸福感を漂わせる印象~
パターン(1)
肌:SHISEIDOシンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション
眉:インテグレート ニュアンスアイブローマスカラ
目もと:SHISEIDOエッセンシャリスト アイパレット 07
    SHISEIDOマイクロライナーインク 03
チーク:SHISEIDOインナーグロウ チークパウダー 02、10
口もと:NARS エアーマット リップカラー 00031、00033

パターン(2)
肌:マキアージュ ドラマティックジェリーリキッド
眉:SHISEIDO ブロウインクトリオ04
目もと:SHISEIDO エッセンシャリスト アイパレット 05
    インテグレート トゥインクルバームアイズ 1
チーク:マキアージュ チークカラー RD312
口もと:SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 518

~センシュアルで生命感あふれる印象~
パターン(1)
肌:マキアージュ ドラマティックセンサーベース EX トーンアップ
  マキアージュ ドラマティックジェリーコンパクト
眉:マキアージュ アイブロウスタイリング 3D 60
目もと:マキアージュ アイカラー N (パウダー) PK451 (クリーム) PK214
    SHISEIDO マイクロライナーインク 03
チーク:クレ・ド・ポー ボーテ ブラッシュクレーム 4
    SHISEIDO インナーグロウチーク10
口もと:SHISEIDO カラージェルリップバーム103
    SHISEIDO シマージェルグロス 02

パターン(2)
肌:dプログラム 薬用スキンケアベースCCナチュラルベージュ
  (赤みが気になる部分のみ、dプログラム 薬用スキンケアベースCCグリーンを使用)
  クレ・ド・ポー ボーテ コレクチュールエクラプールレジュー
  マキアージュ ドラマティックフェイスパウダー
眉:SHISEIDO ブロウインクトリオ 04
目もと:クレ・ド・ポー ボーテ オンブルクルールクアドリn 315
チーク:マキアージュ ドラマティック ムードヴェールRD100
口もと:SHISEIDO カラージェルリップバーム112

―資生堂からのお願い-
スキンケアやメイクをする前には必ず、石鹸やハンドソープなどで手を洗い清潔に保つとともに、洗浄済みのスポンジ・ブラシ・チップなどの清潔な用具を使用することをおすすめいたします。

▼ ニュースリリース
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003052&rt_pr=trh72

▼ 資生堂 企業情報
https://corp.shiseido.com/?rt_pr=trh72
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