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日本メナード化粧品株式会社(名古屋市中区丸の内3-18-15、代表取締役社長:野々川純一)は、肌の老化の約80%を占めるといわれる紫外線による老化(光老化)の初期段階において、真皮の上層部(乳頭層)で「テネイシンC」と呼ばれる糖タンパク質が減少し、それに伴いコラーゲン線維も減少することで、肌の「つや」や「ハリ」がなくなることを発見しました。つまり、「つや」「ハリ」の低下は、光老化が始まっている兆しであることが分かりました。また、カサブランカの若いつぼみから抽出したエキスに、テネイシンCの減少を抑制する効果があることを発見しました。
1.真皮ののコラーゲン線維の構築に関わる「テネイシンC」と光老化による減少
光老化は、繰り返し紫外線を浴びることによって起きる肌の老化で、進行するとシワ・たるみが生じます。
今回メナードでは、真皮の上層部(乳頭層)において特異的に発現する「テネイシンC」と呼ばれる糖タンパク質がコラーゲン線維の構築に大きく関わっていることを発見しました。
また、光老化の初期段階において、このテネイシンCが減少し、コラーゲン線維の構築を停滞させることで、肌の「つや」や「ハリ」を低下させることが分かりました。つまり、光老化のはじまりは、テネイシンCの減少をきっかけとして、「つや」・「ハリ」から「シワ」・「たるみ」へと進行していくと考えられました。
2.テネイシンCの減少を抑える「カサブランカ」
さらにメナードは、ユリ科の植物「カサブランカ」の若いつぼみから抽出したエキスに、紫外線によるテネイシンCの減少を抑える効果を見出しました。
今後メナードでは、これらの研究成果を、光老化の進行を防ぎ、シワ・たるみを防ぐ、エイジングケア化粧品の開発へ応用していきます。
なお、本研究の成果は、2020年10月21日~30日に開催される「第31回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)学術大会」(Web開催)にて発表いたします。
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