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国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第120号として、肌乾燥対策に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
驚き? 20代男性が肌乾燥を気にする顔の部位とは
秋の深まりとともに空気が乾き、お肌の乾燥が気になる季節です。今回は「肌乾燥対策」についてアンケートを行い、乾燥が気になる体の部位や、乾燥対策のために使う日用品、保湿クリームや乳液への要望などをまとめました。
はじめに、肌の乾燥が気になるのは何月頃かを聞きました(表1)。すると、1割を超えている期間が男性では11月~3月ですが、女性では10月~4月。女性では「一年中、季節問わず」も2割に近く、男性の2倍以上でした。男女差ではすべての月で女性が男性を上回り、女性のほうが肌の乾燥を気にしていることが明らかです。
次に、乾燥が気になる体の部位を聞くと(表2)、男性では1位の「くちびる」に、「手」「頬」が続きます。女性では微妙に順位が違い、1位「手」と2位「くちびる」がほぼ同率、3位は「足・かかと」でした。ほとんどの部位で女性が男性を上回った中、「頭皮」「背中」は男性のほうが高くなりました。
性年代別で特徴的なのが、20代です。中でも「くちびる」は、男女ともに20代で5割を超え、しかも、男性のほうが女性より高いのです。男性では、「背中」も年代差が目立ちます。20代では1ケタですが、70代以上では4人に1人に上っています。
一方、「手」で最も高かったのが女性の40代。水仕事がもとで手荒れになりやすいと同時に、手荒れによる“見た目年齢”を気にしていそうですね。女性の40代・50代は「足・かかと」も高くなっていました。
顔、ボディ、手足…体の部位で乾燥対策の理由は違う
前の調査から、肌の乾燥が気になる部位は男女や年代で違うことがわかりました。そこで、乾燥が気になる理由(対策・ケアをする理由)を部位別に聞いてみました。
まずは【顔】。1位は「カサつき防止のため」でした。外気や人目にさらされるせいか、「カサつき」や「身だしなみ」を気にしている人が多そうです。【ボディ】では、「乾燥によるかゆみを防ぐため」が1位。背中やお腹など肌面積が広く、「かゆみ」をなんとかしたい人が多いようです。【手】と【足・かかと】では、1位~4位の項目が一致。手指やかかとにできやすい「肌荒れ・ひび割れ」をケアしたい人が最も多くなりました。
男女別の順位や数値からは、男女の違いが見えてきます。【顔】については、女性では「乾燥で肌が荒れると老けて見えるから」「乾燥は肌トラブルや肌の老化のもとだから」が4割を超え、2位・3位にランクイン。女性の乾燥対策は、老化や“老け見え”を避けるためのようです。
男性の理由は“○○○防止”?
一方男性は、【ボディ】で1位の「乾燥によるかゆみを防ぐため」が6割を超え、女性を上回っています。いずれの部位についてもほとんどの項目で女性が男性を上回っていますが、「乾燥によるかゆみを防ぐため」にかぎっては【顔】【ボディ】【足・かかと】で、男性が高くなっています。男性は「かゆみ」に弱く、乾燥はその大敵なんですね。
一方、女性では【足・かかと】で1位の「乾燥による肌荒れ・ひび割れのケアのため」が6割超。【手】では6割には達していないので、かかとのひび割れは手荒れよりも深刻なようです。
あらためて男女差に注目すると、【顔】【手】の「乾燥で肌が荒れると老けて見えるから」、【顔】の「乾燥は肌トラブルや肌の老化のもとだから」では差が特に大きく、女性が20ポイントも上回りました。乾燥は、お肌の老化の元凶。やはり、老化が気になって乾燥対策をする女性は多いのでしょう。
乾燥対策に使う3位は化粧水、2位リップクリーム、1位は…
今度は、お肌の乾燥対策に何を使っているかを聞きました。すると1位「ハンドクリーム」、2位「リップクリーム」、3位「フェイスローション・化粧水」の順。乾燥が気になる体の部位を聞いた調査結果(表2)でも、トップ3は「くちびる」「手」「頬」だったので、ほぼ対応しています。
男女別ではほとんどの項目で女性のほうが高く、逆に「何も使っていない」は男性のほうが上回りました。とはいえ、“肌乾燥対策用品を使っている”人は、女性で9割以上、男性でも8割を超え、男女とも大多数が何らかの対策をしています。
性年代別では、男女それぞれで年代による違いが見られます。男性では、年代が若いほど、「フェイスローション・化粧水」などの基礎化粧品を、反対に年代が高いほど「入浴剤」を使用。また「ボディクリーム」「ボディミルク・乳液」は、40代・50代でよく使われています。「入浴剤」や「ボディクリーム」などは、「かゆみ」対策なのかもしれませんね。「リップクリーム」が20代だけ突出して高いのも面白い特徴。「くちびる」の乾燥が気になる20代男性は、「リップクリーム」でしっかり対策をしているようです。
年代で変わる女性の乾燥ケア
女性で注目したいのは、「ボディクリーム」と「フェイスクリーム」の対比。20代・30代では「フェイスクリーム」より「ボディクリーム」が高いのに、40代以降、逆転しているのです。若年層はボディをしっかりケアし、年代とともに、ボディケアよりフェイスケアを重視しているようです。
一方、「手」をケアする「ハンドクリーム」は30代~50代で高く、40代でピークに。また「靴下」は50代・60代でよく使われています。表2で、「手」は女性の40代、「足・かかと」は50代で高かったことにも通じます。
最後に「何も使っていない」に注目すると、女性では年代による大きな変動はなく、いずれも低い数値で推移しています。一方男性では年代とともに低くなり、20代では1割。逆算すると9割が乾燥対策用品を使っています。若年層を中心に、男性も乾燥対策に対する意識が高まっているようです。
ほしいのは…“保湿しつつもベトつかない、絶妙なバランス”のクリーム
乾燥対策に使う日用品選びで重視することを聞くと、当然ながら、「保湿効果の高さ」が1位。特に女性では7割が回答しています。男女差で、女性が大きく上回ったのは「香りの種類(好きな香り)」「保湿効果の高さ」「美容成分配合・エイジング効果」。一方、男性のほうが大きく上回ったのが「薬用のもの」でした。たしかに「薬用」だとしっかり効果を得られる気がします。
最後に、保湿剤(クリームやローション)への要望を聞いたところ、“ベタベタしない、サラッとした感触のものがほしい”との声が多数。日常的にスマホを使う今、クリームを塗った手で触ってもスマホの画面が汚れないアイテムが求められています。保湿効果とともに、より使い勝手のいい製品を期待したいですね。
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「肌乾燥対策」に関する意識調査を実施。
期間:2019年8月22日~26日、インターネットで 4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html (バックナンバーもご覧になれます)
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株式会社プラネット 広報部(河合、角田)
Tel : 03-6432-0482 / E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp
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