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歯を失う最大の原因は30代までは虫歯ですが、40代以降は歯周病。5人に4人が感染しているから、他人事ではありません。歯を失っては美にも健康にもマイナスだから、“お口のケア”は、キレイな50代、60代への必須条件なのです。
歯周病菌の繁殖により生じる口臭。進行すると歯茎からの出血や膿で口臭はさらにきつくなります。
歯周病が進行すると歯を支える骨が溶け始め、やがて歯がぐらつきます。重症化の証拠です。
歯磨きや食事の刺激で歯茎の境目から出血。症状が進行すると何もしていなくても出血します。
歯と歯茎の間にプラーク(歯垢)が溜まり、歯周病菌が出す毒素で歯茎が炎症を起こし腫れます。
カウンセリング、オーラルチェック、ブラッシング指導の後、エアフローマスター・ペリオで痛みなくプラークを除去します。
歯石の除去は超音波スケーラーで。ペリオドライト 基本料金¥150,000(状態により費用は異なる)初診料¥5,000
炎症が進み、自然に出血している状態です。歯間乳頭(歯と歯の間の三角形の歯茎の部分)がぷくっと腫れているのがわかります。
歯を支える歯槽骨が溶け始め、上の前歯が横へ移動。歯茎が下がり、歯根が露出して歯根と歯茎の境目から膿が出ています。
歯周病と虫歯は一番身近な感染症です。歯周病は歯と歯茎の間から歯周ポケットに溜まった、数百の歯周病菌からなるプラークが原因で、歯肉炎から歯周炎へと進行。歯を支える骨まで溶かし、最終的に歯を失います。気づかないうちに進行するので、軽い歯肉炎も含めると40代以上の5人中4人が感染。歯周ポケットが4㎜以上だと、軽度から中度の歯周病が疑われます。
プラーク(バイオフィルム)はガッチリと歯にくっつき、歯磨きでは取れない歯石になります。そこで歯科医による物理的なバイオフィルムの除去と、プラークを溜めないホームケアの歯磨きが一体となり、歯周病を予防、治療することができます。定期的に受診することで早期発見、早期治療ができ重症化を回避できるのです。
教えてくれたのは……清水智幸院長 東京国際クリニック/歯科
近代歯周病学の生みの親、イエテボリ大学で確立された世界基準の予防と治療を行い、症例は10,000以上。日本歯周病学会の治療指針も確立。
「痛くなったら来てください」ではなく、痛くなる前に処置、指導してもらうことが大切。予防歯科に力を入れていることも選択ポイント。
一般的には60~70%の磨き残しが歯頸部に集中し歯並びや磨き方でその部位は十人十色。いい歯科医では染めだしなど視覚でわかる歯磨き指導をしてくれます。
歯周病は歯周炎の中期までなら歯を残すことができるはず。安易に抜歯やインプラントを勧められた場合はセカンドオピニオンをおすすめします。
歯周病菌を取り除いても、放置すれば3カ月で元の状態に。ホームケアの確認と、どうしても溜まるプラークを取り除くメンテナンスが3カ月に1回必要。
歯周病の原因は細菌ですが、その他にも喫煙やストレス、遺伝や糖尿病などの内的要因も関与。40代は歯周病が発病しやすい年代です。
歯周病が進行すると歯周病菌が血液を介して臓器に運ばれ、糖尿病、動脈硬化、妊娠トラブル、誤嚥性肺炎、関節リウマチなどの原因のひとつに。
虫歯と歯周病で歯を失う率は、30代までは虫歯が上位ですが、40代からは逆転。歯の先進国スウェーデンは80歳の残歯数が21本ですが、日本はたったの10.8本。
1本失うと上下の対の歯も機能しません。とくに前歯の5倍の噛む力がある奥歯を失うと深刻。咀嚼機能が衰えると顔の筋肉が衰え、たるみやシワに。
2018年『美ST』6月号掲載
撮影/高梨浩二 モデル/堀本陽子 ヘア・メーク/田中宏典(LA DONNA) スタイリスト/鳥山悦代(One B tokyo) 取材/金子美智子 撮影協力/AWABEES、UTUWA
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2024年12月16日(月)23:59まで
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