SKINCARE
肌の調子がイマイチなとき、良かれと思ってやってたことが実は肌に負担をかけているかもしれません。やりがちだけど実は肌に良くない、ゆらいだときにNGなスキンケアを紹介します。
温かい蒸気を浴びることで肌が柔らかくなり、スキンケアの浸透がよくなると人気のスチーマー。ですが、ゆらいだ肌に使用すると角層がふやけて水分がさらに蒸発しやすくなり、乾燥が進みます。落ち着くまでは避けましょう。
過度の洗顔は、肌の潤いを保つ細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)の流出原因に。一方、洗わなすぎると、約6時間で酸化する皮脂や付着した花粉や埃が肌の刺激要素に。摩擦刺激を与えない洗顔料を適正量使い、最小限の回数で。
バリア機能が落ちた肌にシートマスクを使用すると、湿布効果で本来なら肌の中に入らないはずの分子量の大きな成分までもが浸透してしまい、さらなるアレルギー反応を引き起こす可能性も。シートマスクは肌調子が良いときだけ使用して。
コスメを多数重ねると、たくさんの成分が混在して、アレルギー反応の原因成分を特定できません。また、肌に触れる回数も増えるため、物理的な刺激も増加します。成分を絞ったシンプルな処方のコスメでミニマムなケアを。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。豊富な医学的知識と自身のアトピー性皮膚炎に悩んだ経験をもとにした幅広い改善法を提案。TVや雑誌など多方面で活躍中。
2023年『美ST』4月号掲載
イラスト/山中玲奈 取材/奥原京子、岩崎香織 編集/浜野彩希
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2024年12月16日(月)23:59まで
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで