SKINCARE
秋の肌には夏の肌疲れがまだ残っています。そこに気候の変化が直撃!ここできちんとスキンケアしないと、冬に肌は対応できません。正しい知識を学べば、替えるべきスキンケアがわかります!ドクターにお話を伺いました。
今、自分の肌に必要なものを再確認し、長く使っているコスメをこの時季に見直すのは大事なこと。まず美肌の基本である保湿コスメから始めましょう。
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肌は年齢や季節、生活環境によって日々変化しています。去年と今年、半年前と今、自分の肌がどう違うのかを考えることが大事です。肌が荒れたと訪れる患者さんの中に「今まで10年間大丈夫だったので、使用している化粧品に問題はないはず」とおっしゃる方がいますが、10年替えていないことがかえって問題だったりすることもあるのです。自分の肌を観察する時間を少し取って、必要なスキンケアを更新していきましょう。
お話をお聞きしたのは……吉木伸子先生
よしき銀座クリニック院長。横浜市立大学医学部卒業。皮膚科医としての見地からの正しいスキンケア指導に信頼が厚く、著書も多数。
紫外線のダメージは2カ月ほど続きます
夏の強い紫外線は肌の中の酵素に影響を与えます。表皮においては繋がっている角層細胞同士を離すのがプロテアーゼ酵素。酵素は水がないと働かないため、規則正しいターンオーバーには角層の潤いが必要です。真皮においてはタンパク分解酵素が活性化し、コラーゲンやエラスチンを変性させます。角層から真皮まで、そのダメージは2カ月ほど続きます。
この時季は環境の変化に肌が順応しておらず、肌の冬支度が遅れていてWパンチ
紫外線など夏のダメージから肌を回復させたい秋は、湿度が急激に低下し肌はいっそう乾燥へと傾きます。朝晩の気温差・外気と室内の温度差などで肌にストレスがかかると、肌の循環や血流を整える自律神経が乱れます。また、低体温や運動不足による血行の悪さも乾燥の原因に。ダメージ肌修復のための準備はすぐには整わず、肌状態が悪い期間が続いてしまうことになります。
肌が弱っている時にはやみくもにつけすぎないこと
肌を立て直したい時季には肌状態を見極めて、シンプルで正しい重点ケアを。つけすぎは禁物です。肌乾燥にはこっくりクリーム、とはすぐに考えず、まずは水分と油分のベストバランスを考えます。刺激を与えないお手入れの仕方も大事です。
今、替えるべきスキンケア▼
1:クレンジングと洗顔を見直す
2:血流をアップしてしてセラミドを増やす
3:化粧水はヒアルロン酸など配合成分をチェック
4:今はフタではなく結合して守る時代。ジェル(乳液)上の美容液が最適
5:自律神経を整えて、良い睡眠に導く工夫をしたい
<衣装クレジット>
ニット ¥29,70(グレースクラス/グレースコンチネンタル 代官山本店)タンクトップ(スタイリスト私物)
2024年『美ST』1月号掲載
撮影/向山裕信(cheekone)<人物>、河野 望<静物> モデル/樋場早紀 ヘア・メーク/Sai スタイリスト/Toriyama悦代(One8tokyo) 取材/森島千鶴子、安部麻維子 編集/石原晶子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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