SKINCARE
睡眠不足の朝に感じる肌は、カサカサして、ハリや弾力がなく、キメが粗い。寝てないのに眠ったかのような肌にしてくれるスキンケアもいいけれど、まずしっかりと眠って根本からなんとかしたい! と思う美ST世代は多いのではないでしょうか。なんと、その願いを叶えてくれるクリームがあるんです。香りの力を信じて実証した効果を実感できる新発想のクリームに、今、ハマっています。
セダーウッド(セドロール)とMTAナチュラルオイルの心地よい眠りを誘う精油調香によって、熟睡肌を実現するナイトクリーム。マートル精油は抽出の仕方によって睡眠効果の有無が異なり、MTAナチュラルオイルはグループ研究所の独自成分である。他にも、肌の賦活効果や殺菌作用を持ち肌の生まれ変わりを促進するラベンダー、血行促進、体の循環を促進することでデトックスするオレンジ(さらに、ラベンダーとオレンジは一緒に嗅ぐと安眠効果がある)、深い鎮静をもたらすサンダルウッドなど、アロマの力を科学的な裏付けのもとに厳選。メイン成分「ビオ エナジェティック コンプレックス」をはじめ、基底層のたんぱく質を生成促進しⅣ型コラーゲンの分解を抑制するヒメフウロエキス、月見草オイル(成長因子を豊富に含んでいるγ-リノレン酸)、アーモンド種子油(オレイン酸)、ブドウ種子油(リノール酸、ポリフェノール、ビタミンE)など満載。アスレティアはクリーンビューティ・ブランド。パラベン、シリコン、鉱物油、合成着色料、石油系界面活性剤は非配合。2021年8月6日発売。
\ここがすごい/
1:自律神経を整えるのが健康と美の基本
2:眠りの質を向上させる香りの効果を実証
3:睡眠+美容成分で美しくなる新発想スキンケア
私のここ数年の悩みは〝眠りが浅くなった〟こと。もともとショートスリーパーなので睡眠は4~5時間。若い頃はそれで十分だったのですが、今は2時間経つと目が覚めてしまい常に睡眠不足。私だけでなく眠りの浅さに悩んでいる同年代の友人や美ST世代は多いです。
いろいろ試してきましたが、今、一番いい! と感じているのは、アスレティアの「フィトスリーピングクリーム」。寝つきが早くなり、深く眠っているのか目覚めもすっきり。そのおかげで翌朝の肌のハリ感やキメの整い方が良好です。いわゆる〝熟睡肌〟になっています。
そもそも、年を取るとどうして眠りは浅くなるのでしょうか?
1:体の疲労は自律神経の疲労と言われている。
2:自律神経の疲労とは活性酸素による酸化ストレスである。
3:自律神経は加齢とともに機能が衰え、10代の自律神経の機能と比較すると40代は2分の1、50代では3分の1に。
4:自律神経の疲労(脳の酸化ストレス)を回復する唯一の方法は睡眠である。
5:しかし、自律神経の機能が衰えると熟睡できなくなり、熟睡できないと自律神経が受けた疲労を回復できない、という悪循環に陥る。
50代は3分の1って衝撃……。この結果ますます老化が進む、ということになります(悲)。肌に対する影響も顕著で、熟睡すると肌の調子がいいという感覚は多くの人にあると思いますが、そのような自覚症状だけでなく、熟睡した後の肌は水分量やバリア機能が高まる、という研究結果があります。自律神経が整うとホメオスタシス(一定の状態を保とうとする調節機能=恒常性)が正常化し代謝が上がるのです。成長ホルモンも寝入りから3時間のあいだが分泌ピークと言われています。
〝スリーピング〟と名の付くコスメの中で、睡眠問題を化粧品で解決しようと作られたものは希少です。この「フィトスリーピングクリーム」は〝心地よい睡眠〟を目指すためのナイトクリーム。そのためにこだわったのは、香りによる睡眠効率アップです。アロマって確かに気分は癒されるけど本当のところはどうなの? という考えも根強いなか、ここで特筆すべきは脳波測定をしてちゃんと結果を得ていること。香りによる効果を信じているからこそ、重要な実証が不可欠だったのです。メインの香気成分は2つ。まず、ブランドのキーアロマ、針葉樹セダーウッドの香りの成分である「セドロール」は、副交感神経に働きかけリラックスさせる働きがあり、寝る前に嗅ぐと寝つくまでの時間(入眠時間)や就寝中に起きる中途覚醒が減少し、就寝中における睡眠時間が増えています。もう一つの「MTAナチュラルオイル」はマートル(ミルトル)精油から得られる香気成分。入眠時間を減らし、睡眠継続時間を増やし、成長ホルモンが出る1回目のノンレム睡眠のデルタ波の量(デルタパワーと呼ばれ、睡眠の質の評価に利用)も増加しました。
もちろんスキンケア効果に関しても、このクリームにはさまざまな特長があります。アスレティアの共通成分である「ビオ エナジェティック コンプレックス」は、アシタバ葉/茎エキスが基底層と表皮のつなぎ目を強化するラミニン5(コラーゲンの一種)の産生促進と表皮細胞(ATP)の増殖促進を担います(ちなみに左写真に敷きつめているのがアシタバです)。シソ葉エキスはⅣ型コラーゲンの産生促進と、2つとも肌の基本に働きかけるのが心強い!アシタバとシソは独自の循環型農園で栽培・抽出することにより、ポリフェノールの含有量を高めています。もう一つの要、コメ発酵液は独自開発のバイオ技術で天然美容成分エチルグルコシドを約6倍に高めてあり、表皮細胞の角化を促進して水分量を上げてくれるので、昼間より水分蒸散量が多い睡眠中も安心。自然由来指数98%のこのクリームには、さらに6種のオイルや考え抜かれた自然由来成分が満載、植物由来のみでクリーム剤型を作るという初めての試みに挑戦し、完成には約2年かかりました。
クリーンビューティであると同時に、体や肌がちゃんと変わる、きれいになりたいという期待に応える製品を出すことが重要な時代です。ナチュラルな原料で作ったものは、今までリュクスコスメの仲間になかなか入りませんでした。しかし今後、睡眠を一例としたメンタルヘルスに着目した、華美ではない贅沢感を与えてくれるブランドは、新しい視点から美を実現させてくれると期待しています。
\使っています♡/
夜のみ使用。いったん手のひらで溶かしてから、こすらずにハンドプレスし、手で顔を覆って深呼吸します。パール1粒分で1カ月ほどもち、開封後も約1年間、香りはキープされるそう。テクスチャーは手に取った時は少し硬めですが、スルスルと馴染みます。シリコンを使わないとサラッとした質感にするのは難しいものなのですが、保湿感はあるけれどベタベタしない質感を実現するために、植物由来の「フィトハイドロゲル」が植物由来オイルを包み込む、というテクノロジーを採用したと知って納得。
私にとって睡眠は長年の課題で、よく「22時~2時に寝たほうが肌にいい」と言われますが、人それぞれのゴールデンタイムがあっていいそうです。私のようにショートスリーパーという短時間の睡眠で平気な人も確かにいて、目覚めた時にすっきりしているかどうか、昼間眠くなってしまう場合は睡眠が不足、など自分の感覚で睡眠をとらえるほうが、かえってストレスがかからないそう。ただ眠ってから3時間のあいだに成長ホルモンが多く出ることを考えて、そこから最低プラス2時間は熟睡したいなあと思いました。起きた時の肌の目視でも睡眠が足りているかどうかをチェックしたり、自分の生活を考えるきっかけをくれたクリームです。
30年間ビューティ担当 編集 I
『JJ』時代から美容を担当。 スーパーモデルブーム、 日本上陸前のM·A·Cをブレイクさせる。愛ある視点で厳しく化粧品を選び、「コスメは感動!」が信条。美ST ONLINEでの連載「30年目のコスメ愛」も好評。
2022年『美ST』3月号掲載
撮影/河野 望 イラストレーション/大沢かずみ 編集・文/石原晶子
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2024年12月16日(月)23:59まで
2024年12月16日(月)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで